産業鉄道･工事軌道
2024年08月10日
京王建設 高尾山駅付近斜面崩壊対策工事用モノレール
京王建設は令和4年10月12日〜令和7年3月31日(予定)、高尾登山電鉄が発注者である『高尾山駅付近斜面崩壊対策工事』を実施しています。この工事において、高尾登山電鉄高尾山ケーブルカー高尾山駅東側の斜面が施工箇所となっていますが、資材運搬用と思われる工事用モノレールが敷設されています。
都内には東京都交通局が管理する白丸調整池ダムに常設の産業用モノレールがありますが、こちらの方が都心や駅からのアクセスが良く、身近に産業用モノレールが見られるスポットです。
【写真】
《2024年(令和6年)8月7日)》
工事用モノレールの始点は高尾山駅前広場から西側へ100mくらい進んだ登山道沿いにあります。写真は始点のレール終端側から東側を見て。左側は本機。右側は台車。ホーム部分を含めて単管パイプで組まれている点が仮設らしいです。
写真左は高尾山駅側から西側・レール終端側を見て。写真右は工事用モノレールのホーム付近・登山道側の掲示物。
高尾山駅付近に掲示されている工事概要と図面。工事用モノレールの延長はそれほど長くなく、数十メートルくらい。
登山道(起点側)から終点側を見下ろした様子。おそらく、そこで資機材を台車等に積み替えて運搬するようです。
写真左は高尾山駅北側トイレ付近から見下ろした様子。写真右は高尾山駅乗車ホームから撮影。
【関連記事】
《関連路線》
高尾登山電鉄 ケーブルカー
都内には東京都交通局が管理する白丸調整池ダムに常設の産業用モノレールがありますが、こちらの方が都心や駅からのアクセスが良く、身近に産業用モノレールが見られるスポットです。
【写真】
《2024年(令和6年)8月7日)》
工事用モノレールの始点は高尾山駅前広場から西側へ100mくらい進んだ登山道沿いにあります。写真は始点のレール終端側から東側を見て。左側は本機。右側は台車。ホーム部分を含めて単管パイプで組まれている点が仮設らしいです。
写真左は高尾山駅側から西側・レール終端側を見て。写真右は工事用モノレールのホーム付近・登山道側の掲示物。
高尾山駅付近に掲示されている工事概要と図面。工事用モノレールの延長はそれほど長くなく、数十メートルくらい。
登山道(起点側)から終点側を見下ろした様子。おそらく、そこで資機材を台車等に積み替えて運搬するようです。
写真左は高尾山駅北側トイレ付近から見下ろした様子。写真右は高尾山駅乗車ホームから撮影。【関連記事】
《関連路線》
高尾登山電鉄 ケーブルカー
madoguchi13ban at 12:12｜Permalink│Comments(0)│
2024年01月23日
東京市水道 羽村ー山口軽便鉄道
【記念スタンプ】
《武蔵村山市立歴史民俗資料館 来館記念スタンプ》
2022年(令和4年)収集の来館記念スタンプとその台紙です。設置されていたスタンプのうち1種類が羽村ー山口軽便鉄道で使用されたプリムス型ガソリン機関車のデザインでした。
《武蔵村山市立歴史民俗資料館 来館記念スタンプ》
2022年(令和4年)収集の来館記念スタンプとその台紙です。設置されていたスタンプのうち1種類が羽村ー山口軽便鉄道で使用されたプリムス型ガソリン機関車のデザインでした。madoguchi13ban at 08:00｜Permalink│Comments(0)│
2020年10月27日
東洋活性白土 専用線
糸魚川市に存在した東洋活性白土株式会社は、糸魚川駅〜同社工場間に軌間610mmの専用線を有していました。同線は旅客輸送は行っていない専用鉄道でしたが、鉄道保存団体である羅須地人鉄道協会が活動拠点とし、同会による運転会も行われていました。その後、昭和57年10月には同社の解散に伴い専用線は廃止されました。
現在、羅須地人鉄道協会は成田ゆめ牧場を拠点に活動しており、東洋活性白土専用線入線実績のある同会保有の蒸気機関車(3号機･6号機(※下記リンク記事)･12号機『インジャン･ジョー』)と東洋活性白土が保有していた蒸気機関車･1号機が保存されています(一部は静態保存。また、東洋活性白土専用線廃線後に同会保有となったその他の機関車等も保存)。
2号機『くろひめ号』は東洋活性白土が保有していた協三工業製の蒸気機関車で、廃線後、糸魚川市に譲渡されました。当初は動態保存する計画がありましたが静態保存となり、糸魚川小学校での展示→江戸東京博物館『大鉄道博覧会』(※下記リンク記事)への貸し出し→フォッサマグナミュージアムでの展示を経て、2020年10月からは糸魚川駅の複合型交流施設『糸魚川ジオステーション ジオパル』に展示されています。
【えちごトキめき鉄道が発売した記念乗車券】
《おかえりなさい｢くろひめ号｣移設記念乗車券(2020年10月14日発売)》
『くろひめ号』の糸魚川ジオステーション ジオパルへの移設展示を記念した乗車券で、券面に現役時代のくろひめ号の写真を使用。一部の券の写真には国鉄北陸本線(現･えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン)の貨物列車も写っています。4枚のセットで1,000円。500セット限定。
最近のえちごトキめき鉄道では第三セクター転換前の特急列車を題材にした『なつかしの特別急行列車シリーズ』記念乗車券、『｢トワイライトエクスプレス再現車両設置記念｣トキ鉄ツアーパス･じもパス』と他社ではあまり使われていないようなネタでも積極的に記念乗車券を発売し続けています。記念行事ネタの取りこぼしが無いことが他社にはあまり見られない優れている点です。
➀の表面と裏面。
�△良縮未販¬漫�
��の表面と裏面。
�い良縮未販¬漫�さよなら専用線ヘッドマークを装着。
【関連記事】
《その他の東洋活性白土専用線関連記事》
江戸東京博物館 大鉄道博覧会
大井川鉄道 台湾SL整備(羅須地人鉄道協会6号機)
現在、羅須地人鉄道協会は成田ゆめ牧場を拠点に活動しており、東洋活性白土専用線入線実績のある同会保有の蒸気機関車(3号機･6号機(※下記リンク記事)･12号機『インジャン･ジョー』)と東洋活性白土が保有していた蒸気機関車･1号機が保存されています(一部は静態保存。また、東洋活性白土専用線廃線後に同会保有となったその他の機関車等も保存)。
2号機『くろひめ号』は東洋活性白土が保有していた協三工業製の蒸気機関車で、廃線後、糸魚川市に譲渡されました。当初は動態保存する計画がありましたが静態保存となり、糸魚川小学校での展示→江戸東京博物館『大鉄道博覧会』(※下記リンク記事)への貸し出し→フォッサマグナミュージアムでの展示を経て、2020年10月からは糸魚川駅の複合型交流施設『糸魚川ジオステーション ジオパル』に展示されています。
【えちごトキめき鉄道が発売した記念乗車券】
《おかえりなさい｢くろひめ号｣移設記念乗車券(2020年10月14日発売)》
『くろひめ号』の糸魚川ジオステーション ジオパルへの移設展示を記念した乗車券で、券面に現役時代のくろひめ号の写真を使用。一部の券の写真には国鉄北陸本線(現･えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン)の貨物列車も写っています。4枚のセットで1,000円。500セット限定。
最近のえちごトキめき鉄道では第三セクター転換前の特急列車を題材にした『なつかしの特別急行列車シリーズ』記念乗車券、『｢トワイライトエクスプレス再現車両設置記念｣トキ鉄ツアーパス･じもパス』と他社ではあまり使われていないようなネタでも積極的に記念乗車券を発売し続けています。記念行事ネタの取りこぼしが無いことが他社にはあまり見られない優れている点です。
➀の表面と裏面。
�△良縮未販¬漫�
��の表面と裏面。
�い良縮未販¬漫�さよなら専用線ヘッドマークを装着。【関連記事】
《その他の東洋活性白土専用線関連記事》
江戸東京博物館 大鉄道博覧会
大井川鉄道 台湾SL整備(羅須地人鉄道協会6号機)
madoguchi13ban at 04:15｜Permalink│Comments(0)│
2014年10月14日
紀和町ふるさと公社 トロッコ電車
※公社名変更前のトロッコ電車については
紀和町観光開発公社 トロッコ電車
を御覧下さい。
宿泊施設･瀞流荘と湯ノ口温泉、これらを結ぶトロッコ電車(旧紀州鉱山の坑内電車)を運営していた財団法人紀和町観光開発公社は、平成23年4月に(旧)紀和町ふるさと公社と合併し、(新)財団法人紀和町ふるさと公社になりました。更に同公社は平成25年4月に一般財団法人熊野市ふるさと振興公社に改称されています。
【乗車券(平成26年1月1日収集)】
訪問時に残っていた紀和町ふるさと公社時代の乗車券は2種類ありました。その他の券は熊野市ふるさと振興公社のものに変わっています。
《トロッコ電車乗車券(小人)》 《トロッコ電車セット券(小人)》
紀和町観光開発公社 トロッコ電車
を御覧下さい。
宿泊施設･瀞流荘と湯ノ口温泉、これらを結ぶトロッコ電車(旧紀州鉱山の坑内電車)を運営していた財団法人紀和町観光開発公社は、平成23年4月に(旧)紀和町ふるさと公社と合併し、(新)財団法人紀和町ふるさと公社になりました。更に同公社は平成25年4月に一般財団法人熊野市ふるさと振興公社に改称されています。
【乗車券(平成26年1月1日収集)】
訪問時に残っていた紀和町ふるさと公社時代の乗車券は2種類ありました。その他の券は熊野市ふるさと振興公社のものに変わっています。
《トロッコ電車乗車券(小人)》 《トロッコ電車セット券(小人)》
2010年10月02日
2007年08月24日
紀和町観光開発公社 トロッコ電車
※公社名変更後のトロッコ電車については
紀和町ふるさと公社 トロッコ電車
を御覧下さい。
廃止となっていた旧紀州鉱山の坑内電車を、昭和62年に紀和町がイベントで復活させました。その後、財団法人紀和町観光開発公社が鉱山跡周辺にある同公社営の宿泊施設･瀞流荘(小口谷)〜湯ノ口温泉(湯元)間を定期的に運行開始したのが平成2年の事です。平成17年11月に紀和町は合併により熊野市となっていますが、財団法人紀和町観光開発公社の名称はそのままでした。
鉄道事業法適用外の保存鉄道ですが、点間輸送を行っている珍しい施設です。ある保存鉄道関係者の方から『2点間の移動となる場合、国土交通省から鉄道事業として認められなければならないので片道だけの運行が出来ない。ここでは1往復して乗車地点に戻る運行にしている』と聞いた事があります。上松町赤沢森林鉄道や片上鉄道保存会の様に乗車地点に往復して戻るタイプ。丸瀬布町森林鉄道雨宮21号や真室川町梅里苑森林トロッコの様に乗車地点に1周して戻るタイプがその対策と思われますが、虹の郷ロムニー鉄道や碓氷峠交流記念財団シェルパくん(トロッコ)の様な『園内施設』という扱いで、鉄道事業法適用外でありながらも片道乗車可能な保存鉄道もあります。瀞流荘と湯ノ口温泉を一体の温泉施設とし、虹の郷や碓氷峠と同様にひとつの施設内にあるという解釈で、鉄道事業法が適用されていないのだと思われます。
この施設(路線)の名称ですが、同公社湯ノ口温泉ホームページでは『トロッコ電車』、熊野市ホームページ(『熊野市トロッコ電車施設条例(平成18年3月27日)』)では『観覧車(トロッコ電車)』、三重県ホームページ(熊野市内の主な施設)では『坑内電車(トロッコ電車)』と記載されています。
【乗車券】
十年以上前、同公社に尋ねたところ、昭和62年町おこしイベントにおける復活運転時に記念乗車券の発行を行った、と聞きましたがどの様な様式かは不明です。
《平成2年(定期運行開始当初)》
平成2年の定期運行開始時より有料の『切符らしきもの』が登場しました。『湯元 湯ノ口温泉利用券』(中学生以下150円、大人300円)はトロッコ電車･瀞流荘駅から乗車時にトロッコ運転手から購入。下の写真はその時点で渡される状態。湯ノ口温泉駅でそのまま下車し、湯ノ口温泉入浴時に券の左側を渡す。帰りに湯ノ口温泉駅からトロッコ電車乗車時に右側の券をトロッコ運転手に渡す、という仕組みです。温泉利用券というタイトルから『乗車』よりも『入浴』を主目的としている事を強調した券です。当時、トロッコ電車利用のみの片道料金があったか分かりませんが、トロッコ電車に関わる券はこの温泉利用券しかありませんでした。
(※その後のものも、そのうち掲載します)
紀和町ふるさと公社 トロッコ電車
を御覧下さい。
廃止となっていた旧紀州鉱山の坑内電車を、昭和62年に紀和町がイベントで復活させました。その後、財団法人紀和町観光開発公社が鉱山跡周辺にある同公社営の宿泊施設･瀞流荘(小口谷)〜湯ノ口温泉(湯元)間を定期的に運行開始したのが平成2年の事です。平成17年11月に紀和町は合併により熊野市となっていますが、財団法人紀和町観光開発公社の名称はそのままでした。
鉄道事業法適用外の保存鉄道ですが、点間輸送を行っている珍しい施設です。ある保存鉄道関係者の方から『2点間の移動となる場合、国土交通省から鉄道事業として認められなければならないので片道だけの運行が出来ない。ここでは1往復して乗車地点に戻る運行にしている』と聞いた事があります。上松町赤沢森林鉄道や片上鉄道保存会の様に乗車地点に往復して戻るタイプ。丸瀬布町森林鉄道雨宮21号や真室川町梅里苑森林トロッコの様に乗車地点に1周して戻るタイプがその対策と思われますが、虹の郷ロムニー鉄道や碓氷峠交流記念財団シェルパくん(トロッコ)の様な『園内施設』という扱いで、鉄道事業法適用外でありながらも片道乗車可能な保存鉄道もあります。瀞流荘と湯ノ口温泉を一体の温泉施設とし、虹の郷や碓氷峠と同様にひとつの施設内にあるという解釈で、鉄道事業法が適用されていないのだと思われます。
この施設(路線)の名称ですが、同公社湯ノ口温泉ホームページでは『トロッコ電車』、熊野市ホームページ(『熊野市トロッコ電車施設条例(平成18年3月27日)』)では『観覧車(トロッコ電車)』、三重県ホームページ(熊野市内の主な施設)では『坑内電車(トロッコ電車)』と記載されています。
【乗車券】
十年以上前、同公社に尋ねたところ、昭和62年町おこしイベントにおける復活運転時に記念乗車券の発行を行った、と聞きましたがどの様な様式かは不明です。
《平成2年(定期運行開始当初)》
平成2年の定期運行開始時より有料の『切符らしきもの』が登場しました。『湯元 湯ノ口温泉利用券』(中学生以下150円、大人300円)はトロッコ電車･瀞流荘駅から乗車時にトロッコ運転手から購入。下の写真はその時点で渡される状態。湯ノ口温泉駅でそのまま下車し、湯ノ口温泉入浴時に券の左側を渡す。帰りに湯ノ口温泉駅からトロッコ電車乗車時に右側の券をトロッコ運転手に渡す、という仕組みです。温泉利用券というタイトルから『乗車』よりも『入浴』を主目的としている事を強調した券です。当時、トロッコ電車利用のみの片道料金があったか分かりませんが、トロッコ電車に関わる券はこの温泉利用券しかありませんでした。(※その後のものも、そのうち掲載します)
