鉄道(1セク/振替輸送・代行)
2024年05月22日
東京地下鉄 東西線代行バス(南砂町駅改良工事)
東京地下鉄(東京メトロ)東西線南砂町駅改良工事に伴い2024年(令和6年)5月11・12日の予定で東陽町〜西葛西間が終日運休となり、同区間には代行バスが運行されました。幹事会社はジェイアールバス関東でしたが、同社以外の運行会社で私が12日午後に訪問した時には東京都交通局(都営バス)、京成バス、京成タウンバス、千葉中央バス、成田空港交通、東武バスセントラル、東急バス、京浜急行バス、国際興業、西武バス、関東バス、京王電鉄バス、京王バスが見られました。
本来であれば近隣の営業エリアである東京都交通局が幹事会社になるのかと思っていましたが、意外にもジェイアールバス関東となり、広範囲からバスを集めました。少数事業者だけで成り立たない理由としては運行本数の多い地下鉄の代行である点があげられますが、2024年4月施行の運転者の改善基準告示改正に伴う乗務員不足もかなり影響していると思います。多くの事業者の調整をすることとなった幹事会社においては大変な苦労があったと思います。特に新たな改善基準では1日の拘束時間が15時間(改正前で16時間)となったことにより、回送時間(事業者によっては往復で4〜5時間程度と思われる)・休憩時間を除いた代行バスとして客扱いできる時間がかなり限られているにも関わらず東京都の西側や埼玉県の事業者までもが加わっている点は意外でした。
東陽町駅および西葛西駅の降車場についてはビジネスホテル(R&Bホテル東京東陽町前、レンブラントスタイルホテル東京西葛西)の前を使用し、両ホテルとも代行バス案内スタッフの待機場として使われているようでした。郊外ではみられない都市部代行輸送における代行バス乗降場確保のための工夫です。
地元の利用者への事前の代行バス案内は最小限でしたが、東京メトロ、ジェイアールバス関東ともに大勢のスタッフを動員し、案内は充分に行われていたと思います。一方で予め代行バス利用を避けた沿線住民の方も多いようで、東陽町駅の代行バス降車場〜乗車場付近の永代通りには送迎と思われる一般車が多数停まっていました。
撮影者が多数来ることは予想通りでしたが、訪問した12日には南砂町駅入口交差点南側歩道上が多数の撮影者で埋めつくされ、パトカーが『撮影している方は近隣の方からクレームが来ているので移動して下さい。』と促されていました。
※振替輸送については下記リンク記事をご参照下さい。
【代行バス区間の乗車券等(2024年5月12日分)】
《PASMO・Suica処理連絡票(南砂町駅線路工事代行バス利用)》
代行バス運行区間各駅・各乗車場にて配布されたICカードの処理連絡票です。


《乗車券》
各駅の代行バス区間を含む乗車券を収集しました。
東陽町駅券売機にて購入した西船橋駅からJR線への連絡乗車券。
南砂町駅3番出入口前の乗車券販売所にて購入。同所では機械発券の前出しした券を販売していました。
西葛西駅券売機にて購入した都営地下鉄への連絡乗車券。
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【写真・乗車記】
《2024年5月運休前に撮影》
〔東陽町駅〕

写真左は東陽町駅に掲示されていた東西線一部区間運休及び代行バスに関する掲示物。
写真右は代行バスの乗車場で、ドコモショップ東陽町店が入居する佐藤ダイヤビルディングの駐車場出入口付近です。東西線5番出入口を出て、左側の横断歩道を渡ったところ。
降車場は3番出入口から約100m東側のR&Bホテル東京東陽町前でした。
〔南砂町駅〕
写真は南砂町駅に掲示されていた東西線一部区間運休及び代行バスに関する掲示物。

バスの乗降場は仮設のロータリーでした。

写真右は東西線3番出入口で、バス代行日には同出入口付近で現金にて乗車券販売が行われました。現在の南砂町駅の出入口は東西線一部区間運休前日の終電をもって廃止または休止となるため、バス代行当日は駅構内への出入りが出来ませんでした。
〔西葛西駅〕

写真左は西葛西駅に掲示されていた東西線一部区間運休及び代行バスに関する掲示物。
写真右は代行バスの乗車場辺りで、江戸川区球場付近の清砂大橋通り上です。西葛西駅南口を出て、南側に歩き、西葛西6丁目第三交差点を渡って右側。駅から約300mと距離があります。

こちらは降車場の写真で、乗車場から約200m東側の清砂大橋通り上のレンブラントスタイルホテル東京西葛西の前でした。駅までの距離は約350mくらい。乗車場・降車場ともに駅から離れています。
《2024年5月12日撮影・乗車》
私は代行輸送2日目の12日に訪問しました。所要時間については全区間で約20分程度。地元の方の利用が多く、16時以降は各便とも混雑していました。
〔駅構内・駅入口等〕

写真左は東陽町駅構内に掲示された代行バス乗り場の案内看板。
写真右は南砂町駅3番出入口にて実施された乗車券販売の様子。
〔代行バス各社局〕

東京都交通局担当便。写真左・右ともに東陽町駅乗車場にて撮影。

南砂町駅乗降場にて撮影。




西葛西駅降車場にて撮影。みんくるデザインの方向幕を表示するバスもありました。かわいい。
降車場を発車してから回送にて清砂大橋通りの南側をぐるっと廻り、西葛西6丁目第三交差点を左折してすぐの西葛西駅乗車場に到着。
京成タウンバス担当便。東陽町駅降車場にて撮影。同社と東武バスセントラル、京王電鉄バス・京王バスでは各社の補助要員の方が同乗していました。

千葉中央バス担当便。南砂町駅乗降場にて撮影。
成田空港交通担当便。西葛西駅乗車場にて撮影。なお、同所は通過し回送されるところ。
東武バスセントラル担当便。東陽町駅降車場にて撮影。方向幕が今回の代行輸送にあわせて作られたもののようで、方向幕については一番気合が入っています。

東急バス担当便。写真左・右・右下は南砂町乗降場、左下は東陽町駅乗車場にて撮影。

前面にノッテちゃんのぬいぐるみが乗車していたバスもありました。

国際興業担当便。南砂町駅乗降場にて撮影。大宮ナンバーの車まで投入されており、いかに広範囲からバスを集めたのか分かります。


西武バス担当便。新色が多く見られましたが、従来の塗装車も代行の運用に就いてました。

関東バス担当便。写真左は南砂町駅乗降場、右は西葛西駅降車場にて撮影。

京王電鉄バス担当便。東陽町駅降車場にて撮影。同社は独自書式の号車札が掲出されていました。
代行バスの基地となる東京メトロ深川総合運動場から出庫する京王電鉄バス担当便。他社便の代行バス車内から撮影。

西葛西駅降車場にて撮影。京王電鉄バスグループの新旧塗装が見られました。

京王バス担当便は復刻カラ―車両を使用。写真左は東陽町駅降車場、右は南砂町駅乗降場にて撮影。
代行バスの基地となる東京メトロ深川総合運動場に入庫する京王バス担当便。これも他社便の代行バス車内から撮影。変わったところでの京王遭遇率が高い。
※2024年5月10日掲載(本文、写真)
※2024年5月22日更新(本文加筆、乗車券・処理連絡票、写真追加)
【関連記事】
《東西線・振替輸送》
東京地下鉄 東西線
東京地下鉄 東西線振替輸送(南砂町駅改良工事)
東京地下鉄 振替輸送
《各バス会社の記事》
京成タウンバス 環七線
千葉中央バス 千葉市コミュニティバス
本来であれば近隣の営業エリアである東京都交通局が幹事会社になるのかと思っていましたが、意外にもジェイアールバス関東となり、広範囲からバスを集めました。少数事業者だけで成り立たない理由としては運行本数の多い地下鉄の代行である点があげられますが、2024年4月施行の運転者の改善基準告示改正に伴う乗務員不足もかなり影響していると思います。多くの事業者の調整をすることとなった幹事会社においては大変な苦労があったと思います。特に新たな改善基準では1日の拘束時間が15時間(改正前で16時間)となったことにより、回送時間(事業者によっては往復で4〜5時間程度と思われる)・休憩時間を除いた代行バスとして客扱いできる時間がかなり限られているにも関わらず東京都の西側や埼玉県の事業者までもが加わっている点は意外でした。
東陽町駅および西葛西駅の降車場についてはビジネスホテル(R&Bホテル東京東陽町前、レンブラントスタイルホテル東京西葛西)の前を使用し、両ホテルとも代行バス案内スタッフの待機場として使われているようでした。郊外ではみられない都市部代行輸送における代行バス乗降場確保のための工夫です。
地元の利用者への事前の代行バス案内は最小限でしたが、東京メトロ、ジェイアールバス関東ともに大勢のスタッフを動員し、案内は充分に行われていたと思います。一方で予め代行バス利用を避けた沿線住民の方も多いようで、東陽町駅の代行バス降車場〜乗車場付近の永代通りには送迎と思われる一般車が多数停まっていました。
撮影者が多数来ることは予想通りでしたが、訪問した12日には南砂町駅入口交差点南側歩道上が多数の撮影者で埋めつくされ、パトカーが『撮影している方は近隣の方からクレームが来ているので移動して下さい。』と促されていました。
※振替輸送については下記リンク記事をご参照下さい。
【代行バス区間の乗車券等(2024年5月12日分)】
《PASMO・Suica処理連絡票(南砂町駅線路工事代行バス利用)》



《乗車券》
各駅の代行バス区間を含む乗車券を収集しました。



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【写真・乗車記】
《2024年5月運休前に撮影》
〔東陽町駅〕


写真右は代行バスの乗車場で、ドコモショップ東陽町店が入居する佐藤ダイヤビルディングの駐車場出入口付近です。東西線5番出入口を出て、左側の横断歩道を渡ったところ。
降車場は3番出入口から約100m東側のR&Bホテル東京東陽町前でした。
〔南砂町駅〕





〔西葛西駅〕


写真右は代行バスの乗車場辺りで、江戸川区球場付近の清砂大橋通り上です。西葛西駅南口を出て、南側に歩き、西葛西6丁目第三交差点を渡って右側。駅から約300mと距離があります。


《2024年5月12日撮影・乗車》
私は代行輸送2日目の12日に訪問しました。所要時間については全区間で約20分程度。地元の方の利用が多く、16時以降は各便とも混雑していました。
〔駅構内・駅入口等〕


写真右は南砂町駅3番出入口にて実施された乗車券販売の様子。
〔代行バス各社局〕


































※2024年5月10日掲載(本文、写真)
※2024年5月22日更新(本文加筆、乗車券・処理連絡票、写真追加)
【関連記事】
《東西線・振替輸送》
東京地下鉄 東西線
東京地下鉄 東西線振替輸送(南砂町駅改良工事)
東京地下鉄 振替輸送
《各バス会社の記事》
京成タウンバス 環七線
千葉中央バス 千葉市コミュニティバス
madoguchi13ban at 11:12|Permalink│Comments(0)│
2024年05月13日
東京地下鉄 振替輸送
東京地下鉄の振替乗車票です。地紋の色は、営団時代には黄緑色でしたが、改組後は青色となっています。

御茶ノ水、新宿、新御茶ノ水のものは平成20年3月9日の18時過ぎに発生した丸ノ内線内の停電により、茗荷谷〜銀座間が不通となっていた時に発行されたもの。一日乗車券を利用していましたが、JR線等への振替の対象となっていました。

新宿三丁目のものは平成23年10月4日8時54分頃に発生した副都心線小竹向原駅〜池袋駅間での信号トラブルにより発行されたものです。
九段下のものは2024年(令和6年)5月12日、東西線南砂町駅改良工事(東陽町〜西葛西間運休)に伴う振替輸送時に発行されたもの。但し、今回の振替輸送においては他社鉄道線利用の振替輸送は無券での対応。積極的に既存路線バスへの振替案内はしておらず、路線バス利用を希望する客に『言われたら配布する』という対応のし方でした。
※2011年10月08日掲載(御茶ノ水、新御茶ノ水、新宿、新宿三丁目)
※2024年05月13日更新(九段下)
【関連記事】
《東京地下鉄のメイン記事、振替輸送・代行バス》
東京地下鉄 銀座線
東京地下鉄 東西線振替輸送(南砂町駅改良工事)
東京地下鉄 東西線代行バス(南砂町駅改良工事)
《営団地下鉄時代》
営団地下鉄 振替輸送




※2011年10月08日掲載(御茶ノ水、新御茶ノ水、新宿、新宿三丁目)
※2024年05月13日更新(九段下)
【関連記事】
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東京地下鉄 東西線振替輸送(南砂町駅改良工事)
東京地下鉄 東西線代行バス(南砂町駅改良工事)
《営団地下鉄時代》
営団地下鉄 振替輸送
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2024年05月10日
東京地下鉄 東西線振替輸送(南砂町駅改良工事)
東京地下鉄(東京メトロ)東西線東陽町〜西葛西間は、南砂町駅改良工事に伴い2024年(令和6年)5月11・12日の予定で終日運休となります。運休区間については代行バスが運行されますが、それに関しては積極的に案内しておらず、並行するJR東日本総武線・京葉線、都営新宿線の振替輸送がメインの代替交通機関となります。
※代行バスについては別記事として掲載予定。
【パンフレット等】
《東西線一部区間終日運休お知らせ(2024年5月11・12日実施)》
一部区間運休に関する配布物は2024年5月1日時点では運休区間内の3駅で配布されていたA4サイズ・両面印刷のお知らせだけでした。代行バスに関する記載は一切なく、運休区間内各駅の掲示物を見ないと代行バスの乗降場、運行の概要について分かりません。
〔日本語版〕

運休区間内各駅で配布されていた日本語版お知らせの表面と裏面です。
〔外国語版〕

東陽町駅、西葛西駅にて配布されていた外国語版のお知らせの表面と裏面です。
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【写真】
《2024年5月1日撮影》
〔東陽町駅〕
改札外の掲示物。他の駅では見かけなかった背景が赤色のもので目立ちます。奥の改札内壁面にはノーマル版の黄色いポスターも。
〔南砂町駅〕

南砂町駅に関してはノーマル版の黄色いポスター以外に工事関連の掲示物も。
ホーム上の現行の構内案内です。

フェンス越しに見える新ホームです。
〔西葛西駅〕

西葛西駅の掲示物です。左は運休区間以外でも見られるノーマル版。右は外国語版と運休区間強調バージョン。
西葛西駅〜葛西駅間の深夜試運転のお知らせ。運休当日の同区間単線運転のために実施。
【関連記事】
《東西線・振替輸送・バス代行》
東京地下鉄 東西線
東京地下鉄 東西線代行バス(南砂町駅改良工事)
東京地下鉄 振替輸送
※代行バスについては別記事として掲載予定。
【パンフレット等】
《東西線一部区間終日運休お知らせ(2024年5月11・12日実施)》
一部区間運休に関する配布物は2024年5月1日時点では運休区間内の3駅で配布されていたA4サイズ・両面印刷のお知らせだけでした。代行バスに関する記載は一切なく、運休区間内各駅の掲示物を見ないと代行バスの乗降場、運行の概要について分かりません。
〔日本語版〕


〔外国語版〕


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【写真】
《2024年5月1日撮影》
〔東陽町駅〕

〔南砂町駅〕





〔西葛西駅〕



【関連記事】
《東西線・振替輸送・バス代行》
東京地下鉄 東西線
東京地下鉄 東西線代行バス(南砂町駅改良工事)
東京地下鉄 振替輸送
madoguchi13ban at 08:16|Permalink│Comments(0)│
2005年10月30日
横浜市交通局 振替輸送
【横浜市交通局 振替乗車票(平成17年収集)】

写真は横浜市交通局が発行した振替乗車票の表と裏です。無地紋でA型より横幅が5ミリ短くなっています。
たまたま配布当日に地下鉄バス一日乗車券を使用(バスのみ乗車)していたのですが、新横浜での車両故障の為、JR横浜線・東京急行電鉄東横線・横浜市営バス・東急バス等に振替輸送となりました。振替輸送の対象客は定期券・回数券・一日乗車券の利用者のようです。未使用の一日乗車券の場合ではおそらく無手数料で払い戻しとなり振替輸送の対象外となっていたでしょう。
【関連記事】
《横浜市交通局のメイン記事》
横浜市交通局 ブルーライン2223592


たまたま配布当日に地下鉄バス一日乗車券を使用(バスのみ乗車)していたのですが、新横浜での車両故障の為、JR横浜線・東京急行電鉄東横線・横浜市営バス・東急バス等に振替輸送となりました。振替輸送の対象客は定期券・回数券・一日乗車券の利用者のようです。未使用の一日乗車券の場合ではおそらく無手数料で払い戻しとなり振替輸送の対象外となっていたでしょう。
【関連記事】
《横浜市交通局のメイン記事》
横浜市交通局 ブルーライン2223592
madoguchi13ban at 18:24|Permalink│Comments(0)│