交通系以外プリペイドカード

2023年12月16日

中部エイチ・エス・エス・ティ開発 大江実験線

 日本の磁気浮上鉄道の開発は、超電導式が国鉄、常電導式が特殊会社だった日本航空により行われていました。日本航空が開発した理由は空港アクセス目的でしたが、都市交通としての採用も目指し、時速100〜300キロでの走行を想定した様々なタイプの車両が開発されました。
 昭和60年の国際科学技術博覧会(科学万博つくば'85)以降、さいたま博覧会、横浜博覧会等の博覧会場での運行実績がありました。その当時は、日本航空が設立した株式会社エイチ・エス・エス・ティによる開発が行われていましたが、平成元年には名古屋鉄道や愛知県などが出資した中部エイチ・エス・エス・ティ開発株式会社が設立され、後にHSST開発業務は全て同社に移管されています。
 名古屋鉄道出資の会社だけあって、元々複線だった同社築港線の単線分の用地を使用し、中部エイチ・エス・エス・ティ開発の『大江実験線』が作られました。都市交通用のHSST-100S型、HSST-100L型(後述のテレホンカードに採用されている)による実験が行われていましたが、平成16年には実験が終了し撤去されています。平成15年には愛知高速交通東部丘陵線(愛称:リニモ)用100形先行車両が半年間、大江実験線で性能試験を行いました。

【常電導磁気浮上システムHSSTテレホンカード】
中部HSST開発テレホンカード台紙表中部HSST開発テレホンカード台紙内側 中部エイチ・エス・エス・ティ開発の大江実験線で使用されていた車両のテレホンカード。名古屋鉄道新名古屋駅のサービスセンターで販売していました。
 写真はその台紙の表(写真左)と内側(写真右)。








中部HSST開発テレホンカードHSST-100S型中部HSST開発テレホンカードHSST-100L型 大江実験線の主役、HSST-100S型(写真左)とHSST-100L型(写真右)。HSST-100L型は、ドリーム開発ドリームランド線(長期休止後に廃止)への導入を前提に作られた車両でした。

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【雑誌】
《レールアンドテック出版 鉄道車両と技術 1996年2月号(第2巻第2号)》
鉄道車両と技術第2巻第2号表鉄道車両と技術第2巻第2号裏 表紙がHSST-100L型。また、裏表紙の東洋電機広告に同車、ゆりかもめ、スカイレールの写真が使用されています。











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【平成9年3月31日撮影の100L型(大江実験線大江)】
19970331中部HSST開発大江実験線大江駅119970331中部HSST開発大江実験線大江駅2








※2009年09月10日掲載(本文、テレカ)
※2009年09月13日更新(写真)
※2023年12月16日更新(鉄道車両と技術)

【関連路線】
《大江実験線への複線部用地転用・並行路線等》
 名古屋鉄道 築港線
 名古屋臨海鉄道 名古屋鉄道築港線運転業務

《HSSTを運行した博覧会、リニモ》
 日本航空 HSST-03(国際科学技術博覧会)
 エイチ・エス・エス・ティ HSST-04('88さいたま博覧会)
 エイチ・エス・エス・ティ YES'89線
 愛知高速交通 (愛称)リニモ

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2013年01月21日

神奈川臨海鉄道 浮島線

【テレホンカード】
《神奈川臨海鉄道 DD5518テレホンカード》

神奈川臨海鉄道DD5518テレカ 神奈川臨海鉄道発行のテレホンカード。ホワイトテレホンカード加刷。発行年代は不明。





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【写真】
《川崎貨物駅〜末広町(平成7年1〜2月頃撮影)》

H7浮島線 DD5517ディーゼル機関車牽引の貨物列車。国道409号線との並行区間で、現在では首都高が開通して様子が変わっている辺りだと思います。






【関連記事】
《クリーンかわさき号》
 川崎市・JR貨物・神奈川臨海鉄道 クリーンかわさき号

《本牧線》
 神奈川臨海鉄道 本牧線

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2012年07月06日

首都圏新都市鉄道 常磐新線(建設時)

 首都圏新都市鉄道が運営する(通称)つくばエクスプレスの正式線名は常磐新線ですが、案内上は常磐新線の名称が使用されていません。同様の例として横浜高速鉄道みなとみらい21線(通称:みなとみらい線)、土佐くろしお鉄道阿佐線(愛称:ごめん・なはり線)があります。
 当記事では常磐新線建設時に首都圏新都市鉄道や常磐新線促進組織が発行したテレホンカード等を掲載致します。

【テレホンカード(全てホワイトカード加刷)】
《茨城県常磐新線等整備促進期成同盟会 常磐新線の早期着工》

茨城県常磐新線等整備促進期成同盟会テレカH1以前 平成元年に調整されたと思われるホワイトテレホンカード(NTT及びKDD表示あり)に加刷されており、平成初期に発行されたものと思われます。江ノ島電鉄や南海電気鉄道サザン号旧塗装に似た塗装の特急形車両風イラスト。
 茨城県常磐新線等整備促進期成同盟会は昭和60年9月に茨城県内の常磐新線促進組織を一本化して設立。

《首都圏新都市鉄道 常磐新線》
常磐新線テレカH4以降 平成4年以降に調整されたホワイトテレホンカード(切り欠き2つに変更)に加刷されています。先述の期成同盟会テレホンカードに描かれたイラストよりも車両がリアルです。ライト部分が現在運用されている車両と似ていますが、片側3扉の近郊型車両をイメージしているようです。










《首都圏新都市鉄道 首都圏の未来を開く常磐新線》
常磐新線テレカH9以降 平成9年以降に調整されたホワイトテレホンカード(<品名50<110-016>>)に加刷されています。首都圏新都市鉄道のURLが記載されており、先述の同鉄道発行テレホンカードより後に発行されたものではないかと思います。車両は片側3扉の近郊型車両に2扉・2階建の中間車を挟んだ編成で描かれています。

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【パンフレット】
《首都圏新都市鉄道 新しい首都圏の未来に向かって。常磐新線》

常磐新線パンフ外表常磐新線パンフ外裏 計画路線図や事業の沿革について記載したA4サイズのパンフレットで、平成7〜8年頃発行のものと思われます。









常磐新線パンフ内1常磐新線パンフ内2













【関連記事】
《開業後の常磐新線》
 首都圏新都市鉄道 (通称)つくばエクスプレス線

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2012年04月23日

日本フレートライナー

 JR貨物グループの日本フレートライナー株式会社は、国鉄時代に鉄道とトラックによる一貫輸送サービス体系を確立しフレートライナーと名付け、貨物利用運送事業、貨物自動車運送事業等を行う日本フレートライナー株式会社を設立しました。

【日本フレートライナー株式会社図書カード】
日本フレートライナー図書カード EF200形電気機関車が牽引するコンテナ列車と特急はるかの写真を使用。




【THE Truck コレクション 日本フレートライナー トラック・コンテナセット】
日本フレートライナートラック・コンテナセット表日本フレートライナートラック・コンテナセット裏 TOMIXブランドの鉄道模型や鉄道・バスコレクションでお馴染の株式会社トミーテックによる製造。トラックコレクションとしては珍しい事業者特注品で、企画・販売は日本フレートライナー株式会社となっています。主にJR貨物が開催しているイベント会場を中心に販売されています。
 トラック2台のセットですが、1台はUDトラックス(旧・日産ディーゼル)クオン。もおう1台は日野プロフィア。

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2012年01月09日

JR総研 山梨リニア実験線

【RRR 1998年11月号 特集:浮上式鉄道】
JR総研RRR199811山梨実験線 特集記事は山梨実験線の施設と実験概要が中心。走行実験中の写真が多数掲載されています。興味深い記事は後述のテレホンカードの題材にもなっている時速550km/h運転当日の経過です。










【祝 山梨リニア実験線MLX01 550km/h達成記念テレホンカード】
JR総研山梨リニア実験線550キロ記念テレカ1JR総研山梨リニア実験線550キロ記念テレカ2 平成9年12月24日、山梨リニア実験線においてMLX01リニアモーターカーが時速550キロを達成しました。それを記念して発行されたと思われるテレホンカードです。
 このカードは2枚とも同じ金券ショップで見つけたものですが、JRのロゴが○囲みの紫色でJR総研が関係者に配布したものだと思います。どちらもホワイトテレホンカードに加刷。

※平成20年1月5日掲載(テレホンカード)
※平成23年1月8日更新(RRR1998.11号)

【関連記事】
《JR総研専用線、その他実験線》
 JR総研 専用線
 JR総研 宮崎実験線
 国鉄 宮崎実験線
 JR東海 山梨リニア実験線
 JR東海 中央新幹線

《周辺施設・他社関連路線》
 山梨県立リニア見学センター
 富士急バス 県立リニア見学センター線

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2011年10月16日

JR九州 福岡〜釜山航路

 JR九州・船舶事業部が博多〜平戸〜長崎オランダ村航路に続いて平成2年3月25日に福岡〜釜山航路(ビートル2世)を開業しました。JR初の国際航路です。平成17年10月1日に分社化し、JR九州高速船株式会社の運営となりました。

【テレホンカード】
JR九州船舶事業部ビートル2テレカ1JR九州船舶事業部ビートル2テレカ2 航行するビートル2世の写真を使用したテレホンカードです。





【関連記事】
《関連航路》
 JR九州 博多〜平戸〜長崎オランダ村航路

《譲渡後》
 東海汽船 セブンアイランド大漁

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2011年08月28日

タングラム斑尾

 東急リゾートサービスのグループ会社である株式会社タングラム斑尾のリフトは、冬季がスキー場、夏季がアウトドア施設として運行されています。リフトは第1〜第6までありますが、夏季に運行されるのは『スカイウォーカー』と愛称が付けられた第3クワッドリフトのみとなります。

【テレホンカード(平成22年8月16日収集)】
タングラム斑尾テレカ1タングラム斑尾テレカ2 1枚500円で販売。見本にはもう一つゲレンデマップデザインのものがありましたが売切でした。 


【カンバッジ(平成22年8月16日収集)】
タングラム斑尾カンバッジ













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【写真(平成22年8月16日撮影)】
20100816タングラムラベンダーパーク看板20100816タングラムラベンダーパーク ラベンダーパークの見ごろが過ぎてからの訪問だったので、レストランのバイキング(信州の食材を多数使用)と温泉がメインでの訪問となりました。


20100816タングラムスカイウォーカー スカイウォーカー乗り場。






20100816タングラム第5クワッドリフト20100816タングラム送迎バス 左は夏季は休止の第5クワッドリフト乗り場。
 右は長野駅〜タングラム斑尾間に運行される送迎バス。

madoguchi13ban at 18:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)