船舶(1セク・商船)

2012年10月29日

鹿児島市船舶部 よりみちクルーズ

 鹿児島市船舶部は九州新幹線が全線開業した平成23年3月から鹿児島港〜桜島港間の定期航路以外に『よりみちクルーズ』(鹿児島港→神瀬→大正溶岩原沖→桜島港を1日1便・所要時間50分)を運航しています。

【よりみちクルーズ船オリジナルポストカード 〜船上からの風景〜】
鹿児島市桜島フェリーよりみちクルーズ船ポストカード袋鹿児島市桜島フェリーよりみちクルーズ船ポストカード 有楽町駅近くにある鹿児島県のアンテナショップ『かごしま遊楽館』3Fの工芸品展示・販売コーナーで平成24年夏頃に購入しました。4枚セットで確か150円だったと思います。
 左は袋。右はポストカード本体のうち唯一、船の写真入りのもの(第十八櫻島丸)。

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《関連航路》
 鹿児島市船舶部 桜島フェリー

madoguchi13ban at 22:43|PermalinkComments(0)

2009年08月04日

鹿児島市船舶部 桜島フェリー

 鹿児島市内の鹿児島港〜桜島港間を運航する桜島フェリーは、鹿児島市船舶部により運営されています。桜島町が鹿児島市に合併するまでは桜島町営でした。このフェリーの特徴は24時間営業しており、特に日中は10〜15分間隔(深夜は60分間隔)と高頻度で運航されている点です。
 平成5年8月の豪雨による鹿児島市内の災害時には、孤立した住民の輸送に桜島フェリーの船などが使用された事は有名です。かつて、静岡県が防災船としてTSL希望を保有(カーフェリーとして運航されていたものの平成17年10月に休止。平成18年3月に廃止。後に廃船となる)したり、阪神大震災の臨時航路開設など、陸上でも災害時に孤立した地域では、陸上交通の代替として船舶が重要な役割を果たしています。

【領収書】
鹿児島市船舶部桜島フェリー領収書 桜島フェリーの1回のみの乗船は、桜島港での現金精算のみとなります。写真は鹿児島市船舶部(桜島港)発行の領収書です。
 一般旅客向けに36枚綴りの回数券および定期券。その他に自転車、原付自転車、自動二輪用の回数券および定期券があるようですが購入していません。また、鹿児島市交通局のRapicaも使用可能となっています。
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【写真(平成21年7月4日・5日撮影)】
20090705桜島フェリー鹿児島港20090704桜島フェリー桜島港 写真左は鹿児島港。近代的なフェリーターミナルです。
 写真右は桜島港。1階がバスターミナル(鹿児島市営、大隅交通ネットワーク)。2階が乗船口・窓口・観光案内所になっています。
20090704桜島フェリー鹿児島港第五櫻島丸20090704桜島フェリー鹿児島港第十八櫻島丸 写真左は第五櫻島丸。
 写真右は第十八櫻島丸。この船はエレベータや車いすスペースのあるバリアフリー船です。



20090704桜島フェリー船上から見た桜島20090704桜島フェリー船上から見た桜島港







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《関連航路》
 鹿児島市船舶部 よりみちクルーズ

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2005年07月11日

静岡県総合管理公社 TSL希望

【乗船券】
《2005年7月10日乗船分》
TSL乗船券1TSL乗船券2 TSLの乗船券ですが清水・下田共に各券種が機械発券のみです。始めは文庫本ほどのサイズで渡されますが、乗船時に上半分を切り取られます。
 尚、裏面にはTSLの写真と注意書きがあり、防災船としての出動時に最寄りの港で下船していただく場合があるそうです。

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【記念テレホンカード】
《2005年7月10日収集》
TSLテレカ1TSLテレカ2






TSLテレカ3 静岡県総合管理公社が運営するTSL希望の船内売店ではテレホンカードが3種類あります。50度数で各1000円ですが、乗船券が機械発券で趣味購入の対象外となる方が多いと思うので、こちらを記念にどうぞ。


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【記念スタンプ(TSL船内)】
《2005年7月10日収集》
TSLスタンプ1TSLスタンプ2 それよりもタダが良いと思われる方には下の写真にある記念スタンプは如何でしょうか?船内売店に2種類備えられています。






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【TSL船内の割引券】
《2005年7月10日収集》
TSL割引1TSL割引2 他にもタダでもらえるものとして船内の割引券があります。
 『特別乗船割引券』はTSL自体の運賃が2割引になるもので、下田港(道の駅1階にある)の観光案内所に置いてありました。乗船券売り場の近くに置いておくなら初めから割り引いてくれても良い気がします(あるいは、このような券を作らない)が、清水港周辺では見かけなかったです。もっとも、行きにTSLを利用した人は帰りが半額になる制度等、多種の割引があるので、TSLのPRに県や公社が必死なのでしょう。
 『TSL乗船特別割引券』で、船内の観光パンフレット置き場にあります。これはTSL自体の割引ではなく、TSL乗客を対象にした下田の観光施設の割引券です。
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【旅行記】
《平成17年7月10日 清水港→下田港間を乗船》
TSL希望の役割は防災船&カーフェリー 今回紹介するTSL希望は『災害発生で通行不能になった鉄道や道路の代替交通機関』として使用できる船です。
 TSL(テクノスーパーライナー)は国や造船業界によって研究開発が進められてきた高速かつ大量輸送可能な船の事です。開発段階で使用された実験船飛翔号を静岡県が防災船として購入し希望号と名付けましたが幅広く使用できるようにカーフェリーとしての設備も整えています。
 TSL希望の用途(静岡県総合管理公社ホームページの内容を要約)は
・発災時は防災船として人や物資の輸送
・平常時は各種防災訓練
・その他の活動として県民や青少年を対象とした体験乗船
       〃     カーフェリー

となっています。
TSL清水港TSL清水港マリンターミナル さて、カーフェリーとしては毎年4〜11月の土休日を中心に財団法人静岡県総合管理公社が清水港〜下田港間を運航しています。既存の交通機関とルートの重複を避けているような設定ですが、今までに熱海港〜下田港間での試験運航もありました。災害発生場所は当然、静岡県内各所を想定しているでしょうが、TSL希望の接岸可能港(御前崎・大井川・焼津漁・清水・田子の浦・沼津・松崎・下田・熱海の各港)を見る限りでは、鉄道ならばJR伊東線+伊豆急行とJR東海道本線の不通を考えていると思われます。
TSL清水港出港TSL船内







TSL船内2TSL船内3 さて、清水港から乗船しますが朝9時の出航はとても首都圏や中京圏から観光客を呼び込むのに早すぎる時間帯です。JR清水駅から清水港までは国鉄清水港線代替バスであるしずてつジャストライン三保山の手線に乗り、波止場バス停で下車します。TSL乗り場は清水港マリンターミナル1階にあります。
 船内には自家用車と同じ入り口から入ります。薄暗い駐車スペースの隅に小さな入口があり、その中の階段を上がると客室になります。
 はじめは清水港内を時速18キロ程度で進んでいきますが徐々に速度を上げあっという間に時速70キロになります。昨日までの悪天候の影響でしょう。波が高く船体が上下左右に揺れます。その為、船酔いしている方が2名ほどおりました。私も気分が悪くなり3名分の座席に横になっていました。因みに同船客室定員が260名のところに乗客23名(私の見た限り。自分も含めた人数)、車は5台は載っていました。
TSL車窓 航行中は高速の為、デッキに出られません。客室は高いものの、高い波にぶつかり、かつ高速で進む為、窓のところまで海水がかかってきます。景色は良いのですが先述の理由で寝ているうちに下田港付近まで来ました。再び時速18キロまで速度を落としますが、この時初めてデッキに出ることができます。下田港は伊豆急マリンの黒船型観光船乗り場の隣に接岸。切符売り場も同社と同じところにありますが、その隣にTSLの待合所がありました。
TSL下田港入港TSL下田港入港2







TSL下田港TSL下田港2 ところで、この船も実験船として誕生してから11年経過していますが、あと何年位使えるのでしょうか?船体にアルミを使用しているようで、経年劣化は少ないのかもしれません。又、フェリーとしての使用日数も土日等に限定して大事に使っているようですが、これから10年とか経過し、代替船が必要な時期が来たらどうするのか気になります。
 まず、この船自体が実験船の払い下げで特別な価格で購入できているのですが、再び同様の船が破格で購入できるとは限りません。その時、TSLのような船を新製する資金が静岡県にあるのかという疑問。
 又、静岡県が今後起こりうる災害に東海地震や東南海地震も想定していると思いますが、その時(何も起こらなければ一番良いのですが仮に起こってしまったとして)までに最良のコンディションでこの船が動けるかという疑問です。
 実際に阪神大震災で鉄道が寸断された時に、旅客用としてバスだけでなく飛行機や船が臨時便増発や臨時航路設定し活躍しました。今回訪問した伊豆半島周辺においては災害時に飛行機での代替輸送は考えられず、仮に静岡空港ができてもその恩恵は受けにくいでしょう。ですから、船での対応は必要といえます。伊豆半島周辺の航路はTSLだけでなく民間航路もありますが、半島の先に行くほど高速船の重要度は高いので、フェリーとしての使用も良いのですが、防災船に限定し長期間使用していくという選択肢もあると思います。

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2005年07月09日

富山県営渡船 越の潟航路

【写真・乗船記】
《平成16年8月15日》
a85074f8.JPG 万葉線の駅前に富山県営渡船の越の潟発着場があります。尚、発着場の前に『県営渡船代行車両』とかかれたポールがあり、夜間はそれに代行される様で、海王交通の運行で堀岡〜越の潟〜中新湊間(一部は越の潟止まり)の運行のようです。
 航路からは日本海がよく見えます。しかし、日本海側の新港両岸で大橋を建設中。これが完成(平成24年頃だったと思います)すると県営渡船は廃止になるようです。大橋の方が位置が高く日本海よりなので見晴らしは良さそうですがのんびりした船旅の気分は体験できなくなります。
 富山県営渡船の堀岡発着場前には富山地鉄バス新港東口バス停があります。また、射水線跡のサイクリングロードもあります。
 富山県営渡船は無料なので切符はありません。以前は有料だったようで出札口が残っていました。写真は堀岡発着場にて撮影した射水丸。

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《接続路線》
 万葉線 (愛称)万葉線

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