2023年12月22日
三陸鉄道 リアス・シーライナー号
1997年に仙台〜久慈間で運転開始した三陸鉄道とJRを直通する臨時快速列車『リアス・シーライナー号』は後に直通区間を八戸まで延長しています。
以前から(個人的に)一番乗りたい列車ランキングで第1位でしたが、未だにこの列車には乗車できていません(運転される路線、それぞれには乗車したことがあります)。近年では運行本数が減少しており、東京から土休日の休みを使っての乗車がし辛くなっていました。そこで平成20年には新婚旅行の一部に組み込んで、いよいよ悲願達成と思っていたところで地震が発生し運休となってしまいました(後述の2008年リアスシーライナー弁当をご参照下さい)。さらに東日本大震災の影響で、三陸鉄道自体が一部区間を除き運休。この列車の乗り入れるJR線も運休している状況です。
この列車が正式に復活する時は、運行路線各線が復旧してからとなるのでしょうが、鉄道が完全復旧していない段階でも、地域の復興が進み、三陸地方への観光自粛ムードが収まってきた段階で、三鉄ツーリストがバスと復旧済の鉄道路線を組み合わせてリアス・シーライナー号とほぼ同じルートを辿る旅行商品を開発してもよいと思います。バスは周辺の交通事業者と協力する意味合いも兼ねて、三陸鉄道の運休区間を代替している岩手県交通、岩手県北バスや(資本構成は異なるものの)近隣の第三セクター鉄道事業者である岩手開発鉄道系列の開発運輸株式会社の観光バスを使用し、宿泊や観光船などをセットにすることで、三陸地方全体の観光を盛り上げていく行程になると思います。更には気仙沼線、大船渡線など乗り入れJR各線の復旧状況によってはJR東日本や宮城県内のリアス・シーライナー号運行ルートの自治体と連携し、広範囲におよぶ旅行商品の開発も必要になってくるのではないでしょうか。
(※2023年12月追記:結局、山田線宮古〜釜石間は三陸鉄道に移管、大船渡線気仙沼〜盛間および気仙沼線柳津〜気仙沼間は鉄道事業が廃止となりBRT化されました。)
【記念券・記念テレホンカード】
リアス・シーライナー関連の記念切符類は2003年までは継続して販売されており、2005年も企画乗車券の図柄に採用されていましたが、最近では発行されていません。今後は再びリアス・シーライナーとして単独での硬券記念切符やグッズを期待したいところであり、そろそろ通常様式の全駅入場券・全駅乗車券を販売して欲しいです。
当ブログに掲載したものは通販や平成17年12月の旅行時に(本社通販で売り切れていたものの)久慈駅の在庫分を購入したものが中心ですが、東日本大震災後の三陸鉄道通信販売では今まで見かけなかった1999年のものが追加されたために再度通販にて購入しました。平成23年6月8日時点の三陸鉄道通信販売で購入できるリアス・シーライナーの記念切符は1998年、1999年、2002年分です。
《(1997年)リアスシーライナー運転記念》
〔記念入場券〕

硬券入場券が11枚セット(大人用9枚・小児用2枚)で1400円。裏面に呪文はなく、大人用の様式が同社の普通入場券にみられないもので、弘南鉄道・津軽鉄道・くりはら田園鉄道と東北私鉄で通常販売されるものに似ています。
一見、有人・委託駅全駅分かと思ってよく見ると、島越、綾里がなくて、無人駅の唐丹がある不思議な切符です(確か昔から委託駅は変わっていないと思うのですが…)。
〔記念テレホンカード〕

《リアス・シーライナー'98 運転記念》

A型、B型、D型の硬券入場券と乗車券を組み合わせたセットで、D型硬券以外は呪文無し。
《1999 リアス・シーライナー仙台⇔八戸運転記念》

リアスシーライナー運転記念と題した記念切符では唯一の軟券ではないかと思います。
運行距離が延長されたため、その距離の長さを表現するためか、広げると写真左の様な長い路線図となっています。
《2000年 リアス・シーライナー運転記念》

呪文無しB型硬券2枚とロゴ入りD型硬券3枚のセットで、全て入場券です。





《2001 三陸鉄道の旅記念きっぷ》

硬券の乗車券2枚・入場券2枚のセットで700円。ケースのタイトル下に『リアス・シーライナー運転』と書いてあり、硬券入場券の方だけ券面に呪文入りです。
《リアス・シーライナー2002》

券袋(写真左)に台紙付き硬券が3枚入っている構成でした。券自体はA型、B型、D型の硬券が各1枚。入場券と乗車券の組み合わせ。

全ての券面に呪文入りとなりました。
《2003 リアス・シーライナー運転記念》

A型硬券の入場券2枚+乗車券2枚の計4枚セットです。前年同様に券面は全て呪文入り。




《(2004年)『三陸鉄道開業20周年記念絵はがき』のJR乗入図柄》

2004年度は三陸鉄道開業20周年にあたる為か、このリアス・シーライナー関連の記念切符は発行されていませんでした(開業20周年記念乗車券は発売されました)。
しかし、『三陸鉄道開業20周年記念絵はがき(10枚1組500円)』の中に、リアス・シーライナー号がJR大船渡線下船渡〜細浦間を走行する図柄のものがありました(写真右。写真左は絵はがきのケース)。他社に乗り入れている貴重な図柄です。
《(2005年)マイレール30万人運動三陸鉄道乗車券 No.2》

2005年度は『マイレール30万人運動三陸鉄道乗車券 No.2』に切符としては2年ぶりとなるリアス・シーライナー図柄のものが発売されています。
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【車内販売限定弁当】
《(2008年)リアスシーライナー弁当(仙台行車内販売)》
〔海鮮ホタテ弁当〕

1,000円で中身はホタテ、鮭、いくら、錦糸玉子。
〔海鮮あわび弁当〕

1,500円で中身はあわび、イクラ、うに、かに、錦糸玉子と、海鮮ホタテ弁当にプラス500円なのに、もの凄くグレードアップします。
どちらの弁当も事前予約していたものですが、岩手県を震源とする地震の影響で、訪問した平成20年7月25日のリアスシーライナー号は全区間運休となりました。24日に三陸鉄道の方から『リアスシーライナー号が運休となるのでお弁当はキャンセルでよろしいでしょうか?』とお電話をいただきましたが、八戸線沿線以外の通過予定エリアで寄る予定だった観光施設、宿泊先等に確認したところ、それらに被害が無いことからキャンセルしないことにしました。弁当の受け取りは久慈駅で11時過ぎから30分以内(品質の関係)になるとの事で、二戸駅から駅レンタカーでタイミングをあわせ移動し、11時10分頃には久慈駅出札で無事に受け取りました。久慈駅の人気が少なかったので、もしかするとキャンセルしなかった客は我々夫婦だけだったのかもしれません。ただでさえ、赤字の三陸鉄道に観光客の入りが少なくなってしまってはまずいとも思い、キャンセルしなかったのですが、かえって大変だったのかも知れません。三陸鉄道や製造された『お食事処おおみ屋』様には感謝しなければなりません。
ここから先はJR山田線のみ運休だったため、宿泊先の志津川まで鉄道ではなく駅レンタカーで移動することになりました。本来であれば車窓を眺めながら食べるのが最高ですが、少し走れば三陸鉄道北リアス線陸中野田駅に併設された『道の駅のだ』があることを知っていたので、そこで食べることにしました。屋外のテーブルで食べようとしましたが、中身の凄さに感動した妻が『これに味噌汁があれば最高だな‥』と発言。そこで、道の駅にある食堂『ぱあぷる』が混んでおらず、味噌汁がある事を確認した上で弁当持込可能か尋ねたところ、(三陸鉄道の弁当だったからかも知れませんが)OK。食堂では味噌汁2人前と道の駅名物『野田塩ラーメン(350円)』1人前を頼み、リアスシーライナー弁当を食べました。リアスシーライナー号運転時だけの販売ではもったいないくらい美味しい弁当でした。
三陸鉄道では通常販売されている『うに弁当』が有名ですが、この弁当の様な多くの魚介類を使用したものをリアスシーライナー号の運行時に限らず、その他のJR乗り入れ列車の車内販売や土日祝日の駅売りまで販売回数を増やした方が知名度がアップして良いと思います。
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【パンフレット】
《三陸鉄道・JR東日本盛岡支社 リアス・シーライナー 2006夏》

平成18年運行時のパンフレットでA4・サイズ6ページ。




※2006年01月09日掲載(1997入場券、2001、三鉄20周年)
※2008年06月01日更新(1997テレカ、2005マイレール)
※2008年08月22日更新(2008)
※2011年06月20日更新(1998、1999、2000、2002、2003)
※2023年12月22日更新(2006パンフレット)
【関連記事】
《運行路線》
三陸鉄道 北リアス線
三陸鉄道 南リアス線
JR東日本 八戸線
JR東日本 山田線
JR東日本 気仙沼線
JR東日本 石巻線
《関連列車》
三陸鉄道 お座敷&レトロ春さんりく号
三陸鉄道 さんりくしおさい八戸号
三陸鉄道 お座敷列車北三陸号
三陸鉄道 さんりくトレイン北山崎号
JR東日本 さんりくトレイン北山崎号
三陸鉄道 リゾートうみねこ
JR東日本 リゾートうみねこ
JR東日本 むろね号
JR東日本 こがねふかひれ号
以前から(個人的に)一番乗りたい列車ランキングで第1位でしたが、未だにこの列車には乗車できていません(運転される路線、それぞれには乗車したことがあります)。近年では運行本数が減少しており、東京から土休日の休みを使っての乗車がし辛くなっていました。そこで平成20年には新婚旅行の一部に組み込んで、いよいよ悲願達成と思っていたところで地震が発生し運休となってしまいました(後述の2008年リアスシーライナー弁当をご参照下さい)。さらに東日本大震災の影響で、三陸鉄道自体が一部区間を除き運休。この列車の乗り入れるJR線も運休している状況です。
この列車が正式に復活する時は、運行路線各線が復旧してからとなるのでしょうが、鉄道が完全復旧していない段階でも、地域の復興が進み、三陸地方への観光自粛ムードが収まってきた段階で、三鉄ツーリストがバスと復旧済の鉄道路線を組み合わせてリアス・シーライナー号とほぼ同じルートを辿る旅行商品を開発してもよいと思います。バスは周辺の交通事業者と協力する意味合いも兼ねて、三陸鉄道の運休区間を代替している岩手県交通、岩手県北バスや(資本構成は異なるものの)近隣の第三セクター鉄道事業者である岩手開発鉄道系列の開発運輸株式会社の観光バスを使用し、宿泊や観光船などをセットにすることで、三陸地方全体の観光を盛り上げていく行程になると思います。更には気仙沼線、大船渡線など乗り入れJR各線の復旧状況によってはJR東日本や宮城県内のリアス・シーライナー号運行ルートの自治体と連携し、広範囲におよぶ旅行商品の開発も必要になってくるのではないでしょうか。
(※2023年12月追記:結局、山田線宮古〜釜石間は三陸鉄道に移管、大船渡線気仙沼〜盛間および気仙沼線柳津〜気仙沼間は鉄道事業が廃止となりBRT化されました。)
【記念券・記念テレホンカード】
リアス・シーライナー関連の記念切符類は2003年までは継続して販売されており、2005年も企画乗車券の図柄に採用されていましたが、最近では発行されていません。今後は再びリアス・シーライナーとして単独での硬券記念切符やグッズを期待したいところであり、そろそろ通常様式の全駅入場券・全駅乗車券を販売して欲しいです。
当ブログに掲載したものは通販や平成17年12月の旅行時に(本社通販で売り切れていたものの)久慈駅の在庫分を購入したものが中心ですが、東日本大震災後の三陸鉄道通信販売では今まで見かけなかった1999年のものが追加されたために再度通販にて購入しました。平成23年6月8日時点の三陸鉄道通信販売で購入できるリアス・シーライナーの記念切符は1998年、1999年、2002年分です。
《(1997年)リアスシーライナー運転記念》
〔記念入場券〕
一見、有人・委託駅全駅分かと思ってよく見ると、島越、綾里がなくて、無人駅の唐丹がある不思議な切符です(確か昔から委託駅は変わっていないと思うのですが…)。
〔記念テレホンカード〕
《リアス・シーライナー'98 運転記念》

A型、B型、D型の硬券入場券と乗車券を組み合わせたセットで、D型硬券以外は呪文無し。《1999 リアス・シーライナー仙台⇔八戸運転記念》

リアスシーライナー運転記念と題した記念切符では唯一の軟券ではないかと思います。
運行距離が延長されたため、その距離の長さを表現するためか、広げると写真左の様な長い路線図となっています。《2000年 リアス・シーライナー運転記念》

呪文無しB型硬券2枚とロゴ入りD型硬券3枚のセットで、全て入場券です。




《2001 三陸鉄道の旅記念きっぷ》

硬券の乗車券2枚・入場券2枚のセットで700円。ケースのタイトル下に『リアス・シーライナー運転』と書いてあり、硬券入場券の方だけ券面に呪文入りです。《リアス・シーライナー2002》

券袋(写真左)に台紙付き硬券が3枚入っている構成でした。券自体はA型、B型、D型の硬券が各1枚。入場券と乗車券の組み合わせ。
全ての券面に呪文入りとなりました。《2003 リアス・シーライナー運転記念》

A型硬券の入場券2枚+乗車券2枚の計4枚セットです。前年同様に券面は全て呪文入り。



《(2004年)『三陸鉄道開業20周年記念絵はがき』のJR乗入図柄》
しかし、『三陸鉄道開業20周年記念絵はがき(10枚1組500円)』の中に、リアス・シーライナー号がJR大船渡線下船渡〜細浦間を走行する図柄のものがありました(写真右。写真左は絵はがきのケース)。他社に乗り入れている貴重な図柄です。
《(2005年)マイレール30万人運動三陸鉄道乗車券 No.2》
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【車内販売限定弁当】
《(2008年)リアスシーライナー弁当(仙台行車内販売)》
〔海鮮ホタテ弁当〕

〔海鮮あわび弁当〕

どちらの弁当も事前予約していたものですが、岩手県を震源とする地震の影響で、訪問した平成20年7月25日のリアスシーライナー号は全区間運休となりました。24日に三陸鉄道の方から『リアスシーライナー号が運休となるのでお弁当はキャンセルでよろしいでしょうか?』とお電話をいただきましたが、八戸線沿線以外の通過予定エリアで寄る予定だった観光施設、宿泊先等に確認したところ、それらに被害が無いことからキャンセルしないことにしました。弁当の受け取りは久慈駅で11時過ぎから30分以内(品質の関係)になるとの事で、二戸駅から駅レンタカーでタイミングをあわせ移動し、11時10分頃には久慈駅出札で無事に受け取りました。久慈駅の人気が少なかったので、もしかするとキャンセルしなかった客は我々夫婦だけだったのかもしれません。ただでさえ、赤字の三陸鉄道に観光客の入りが少なくなってしまってはまずいとも思い、キャンセルしなかったのですが、かえって大変だったのかも知れません。三陸鉄道や製造された『お食事処おおみ屋』様には感謝しなければなりません。
ここから先はJR山田線のみ運休だったため、宿泊先の志津川まで鉄道ではなく駅レンタカーで移動することになりました。本来であれば車窓を眺めながら食べるのが最高ですが、少し走れば三陸鉄道北リアス線陸中野田駅に併設された『道の駅のだ』があることを知っていたので、そこで食べることにしました。屋外のテーブルで食べようとしましたが、中身の凄さに感動した妻が『これに味噌汁があれば最高だな‥』と発言。そこで、道の駅にある食堂『ぱあぷる』が混んでおらず、味噌汁がある事を確認した上で弁当持込可能か尋ねたところ、(三陸鉄道の弁当だったからかも知れませんが)OK。食堂では味噌汁2人前と道の駅名物『野田塩ラーメン(350円)』1人前を頼み、リアスシーライナー弁当を食べました。リアスシーライナー号運転時だけの販売ではもったいないくらい美味しい弁当でした。
三陸鉄道では通常販売されている『うに弁当』が有名ですが、この弁当の様な多くの魚介類を使用したものをリアスシーライナー号の運行時に限らず、その他のJR乗り入れ列車の車内販売や土日祝日の駅売りまで販売回数を増やした方が知名度がアップして良いと思います。
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【パンフレット】
《三陸鉄道・JR東日本盛岡支社 リアス・シーライナー 2006夏》

平成18年運行時のパンフレットでA4・サイズ6ページ。



※2006年01月09日掲載(1997入場券、2001、三鉄20周年)
※2008年06月01日更新(1997テレカ、2005マイレール)
※2008年08月22日更新(2008)
※2011年06月20日更新(1998、1999、2000、2002、2003)
※2023年12月22日更新(2006パンフレット)
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