西武鉄道 ちちぶ号(ラビュー)ジェイアールバステック 東名高速線

2024年10月12日

王滝村 2005森林鉄道フェスティバル

【フェスティバル関連の収集品(平成17年5月4日)】
《木曽森林鉄道フェスティバル来場記念カード》
王滝森林鉄道2005フェスティバル記念 2005森林鉄道フェスティバル王滝公民館会場で鉄道模型運転会を行っていた木曾モジュール倶楽部特製の記念カードは、絵はがき大の用紙にモーターカーの展開図が印刷されたペーパークラフトになっています。うれしいお土産です。











《木曽森林鉄道王滝本線廃止30周年記念ピンバッジ》
木曽森林鉄道王滝本線廃線30周年記念ピンバッジ白木曽森林鉄道王滝本線廃線30周年記念ピンバッジ緑 実行委員会の方にお伺いしたところ、上松町(赤沢)においても8月に森林鉄道廃止30周年記念イベントが企画されているとの事で、それに合わせて王滝村と上松町が共同でつくった商品のようです。機関車の色は白と緑の2種類ありました。






《フェスティバル配布資料》
〔チラシ〕
王滝村2005森林鉄道フェスティバルチラシ













〔プログラム〕       〔公開談話会参考資料〕
王滝村2005森林鉄道フェスティバルプログラム王滝村2005森林鉄道フェスティバル公開談話会参考資料 公開談話会参考資料は、同イベントの協賛企業であるネコパブリッシングが出版した『木曽谷の森林鉄道』を基に作られていました。










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【写真・乗車記(平成17年5月4日)】
※「猪豚丼」以外の写真は全て旧王滝森林鉄道田島停車場跡地で撮影。
4fbe7fee.jpg おんたけ交通バス滝越線で滝越往復後、王滝バス停(以下、バス停)で下車します。現在の王滝村の中心はこのバス停周辺ですが、旧王滝森林鉄道では対岸に位置する田島停車場が王滝村の中心駅だったようです。今回の森林鉄道フェスティバルでの写真展示・模型運転会・物品販売はバス停前の公民館で、体験乗車は田島停車場跡地(以下、田島会場)で行われます。先に田島会場まで徒歩で移動します。バス停付近が高台に位置するため、対岸の低いところにある田島会場は初めての訪問者でもすぐにわかります。田島会場の方から森林鉄道の車両から鳴らされる警笛らしき音が聞こえてきます。
王滝モーターカー1王滝モーターカー2 バス停から5~6分、300mくらい歩くと田島会場に到着です。ディーゼル機関車が見学者を乗せ往復しています。旧田島停車場における運転距離は80mで、今回のフェスティバル用に50m程延伸したものだそうです。車庫側を乗車位置とし、今回延伸された区間の終端までを往復する様になっています。
王滝モーターカー3王滝モーターカー4 私が到着してすぐ(13時頃)にディーゼル機関車は線路終端部まで回送されました。次の体験乗車用車両として出てきたのはモーターカーです。写真や模型でしか見たことがなかったのですが、本当に小さいです。それでも、体験乗車において5~6人を一気に運べるので、ここでは輸送効率の良い車両でしょう。乗車位置では「りんてつ倶楽部」のスタッフの方々が案内して下さります。見学者の構成は地元の方、王滝村に観光で来られた方、鉄道ファンで、特にかつて現役の森林鉄道に乗車されたことのある世代の方が、それを知らない孫達を乗せに連れてきたのが多いようです。1回の体験乗車が2分ほど、乗降に1~2分ほどなので、3~4分間隔での運転です。
いのぶた丼 さて、昼飯を食べに一旦バス停あたりまで戻る事にします。ちょうどバス停前に「王滝食堂」があるので、そこで食事にします。メニューをみると麺類から丼、定食等なんでもありますが、王滝名物の猪豚料理もあり(ステーキ、鍋定食、丼)、私は猪豚丼(850円)を食べました。豚肉よりも脂ののりがちょうど良いのでしょうか、まろやかで美味しいです。
 昼飯後、今度は王滝公民館会場(バス停、王滝食堂の前)を見学します。公民館前では物品販売が行われており、先述のピンバッジと「やまばと号客車図面」を、王滝村名産品ではどんぐりぱん、どんぐりクッキーとすんき(木曽特産の漬け物)入り辛口カレーを購入。やまばと号については、本来森林鉄道は林野庁管轄の鉄道ですが、学童の輸送用に村が客車を用意して運行していた列車なので、村が所有する図面を複製し販売していると思われます。又、どんぐりぱんの製造者が「王滝村」となっており、村自らの特産品開発に驚きました。公民館の中では現役時代の写真や資料の展示、木曾モジュール倶楽部による森林鉄道模型の運転会、ビデオ上映が行われていましたが、特に模型に関しては最近流行りの分割式レイアウトなので一度に多くの四季の風景が楽しめます。
王滝132外見王滝132車内 再び田島会場に移動すると今度はディーゼル機関車で体験乗車を行っています。運転席には運転手さんとは別に乗客が1~2名乗車できました。私も乗車しましたが足下が意外と狭く、現役時代の運転手さんは大変だったと思います。この会場でりんてつ倶楽部が作成した『記念マグカップ(600円)」を購入します。絵柄はディーゼル機関車とボールドウィン(森林鉄道で活躍した蒸気機関車で現在は上松町赤沢森林鉄道で保存)の2種類がありましたが、今回王滝で乗車したディーゼル機関車柄にしました。これらのグッズ等の売り上げが今後の保存活動に生かされるとの事です。
王滝保存車3王滝保存車4 ところで現在、全国各地で動態保存されている森林鉄道はその多くが自治体主導で行われています。例をあげると上松町(赤沢森林鉄道)、丸瀬布町(ムリイ森林鉄道)、馬路村(魚梁瀬森林鉄道…馬路村魚梁瀬地区で現役時代の野村製機関車を保存している方)、そして先日紹介した真室川町(真室川森林鉄道)です。又、自治体が民間団体に委託するケースもあり、やなせ森林鉄道を走らせる会(馬路村が委託。元々先述の魚梁瀬地区での動態保存活動を行った会。現在は馬路地区で馬路森林鉄道という蒸気機関車型ディーゼル機関車を走らせる路線とインクラインを運行している)があります。この王滝村の保存活動も、野外展示でぼろぼろになった保存車を何とかしようという事からりんてつ倶楽部という団体が王滝村に申し出、自主的な活動を行い(部品など自ら調達、レストアを行うそうです)、田島での保存に至っている様で、例年は11月の公民館祭りでのみ運転していたのを、今年は森林鉄道廃止30周年記念ということで王滝村に協賛する形で特別運転となったそうです。
 今回の見学者で地元にお住まいの方でも上松町の赤沢森林鉄道が毎年多くの観光客を呼び込んでいる事を知っているので、りんてつ倶楽部の方に「線路はもう少し延ばせないのですか?」とか「定期的に運転できないのですか?」という質問がされていました。やはり近くでそのような例があると同じ事を考えつきますが、実際には「延長したとしても運賃をとって2点間の輸送を行うと鉄道事業になるので、同じところ(乗車地点)に戻らなければならない」といった保存鉄道にありがちな問題もあるようですし、「遠いので人がきてくれるか」という村の方の心配される立地上の問題もあるかもしれません(好きな人は遠くても行くと思いますが)。活動の中心であるりんてつ倶楽部のメンバーの方々も仕事をお持ちであります(しかも鉄道関連の方がいらっしゃらないそうです)から、活動に注がれる貴重な時間やお金は大変なものと思われます。
王滝保存車1王滝保存車2 実際、他地域の例を見ると、同様に有志が集まってできた団体による保存鉄道でも岡山県美咲町(旧柵原町)における片上鉄道保存会や青森県の大畑線キハ85動態保存会(こちらはまだ行ったことがありません。最近NPO法人としての活動になったようです)のように、だいたい月1回の運転となっているのも特徴ではないでしょうか(公営の保存鉄道では比較的多くの日数運転している)。しかし、これらの民間主体の保存活動においては、車両そのものへの愛情からか公営よりも現役当時の姿を忠実に再現しています。公営保存鉄道の場合、地域の活性化の為に観光客を呼び込まなければならず、保存された車両・列車が観光に適したスタイルに変化してしまう(させざるを得ない)場合があります。例として赤沢森林鉄道の客車から現役当時の車両が安全上の理由で運用から外れたり、主力機関車が部品確保等の都合から新製機関車になり、馬路村の魚梁瀬では現役当時の機関車の調子があまり良くなく主力がレプリカになっていました。赤沢と魚梁瀬は共に現役時代とは異なるオープンスタイルの客車を連結して走ります(実際に魚梁瀬では子供達にうけが良かったですが)。
旧田島停車場1旧田島停車場2 この田島での活動においては、車両を主役とした保存活動(今回の様に人を乗せてくれますが、まず第一に『車両を生かす』事に重点をおいた活動)を行っているように思えます。これらによってつくり出される風景が(私は本でしか現役時代を見たことがないですが)本来の森林鉄道に一番近い姿に見えてしまいます。全国各地に保存鉄道が増え続けている事は鉄道ファンとして喜ばしい事ですが、ここではまさに現役当時の姿を保存する活動を行っており、観光を主目的とした保存鉄道とは違う魅力があると思います。今後も森林鉄道フェスティバルのスタイルで一般公開されるのが良いのかもしれません。
 王滝村としては森林鉄道でもっと観光客を呼び込みたいところかもしれませんが、『自然』や『いのぶた料理』で呼び込んでみる事も可能と思います。かわりに村でも森林鉄道グッズを作ってみてはいかがでしょうか(先述のどんぐりぱんややまばと号図面が良かったので)。グッズとしては村所有の車両や資料を活かして(他の保存鉄道でも意外とありそうで少ない)絵はがきやテレホンカードをシリーズ化して時間をかけて多種類(不良在庫を抱えぬ程度に)発行しても良いかと思います。フェスティバル会場だけでなく通販をやってみたり、最強の販売手段(!?)としてナローゲージを扱う模型店や神田神保町の書泉グランデ(←本屋なのに意外と鉄道関連グッズが充実している)などで売っていたりすると、森林鉄道を知っている人は即買い、そうでない人もグッズだけでなく実車に興味を示し来村されるのでは?逆に村に来ないと買えないものも作ってみたりする方法もあるかと…(実は公民館会場で売っていた森林鉄道ワインも欲しかったのですが、その後も旅行を続ける為に買わなかったので、通販があると助かります。)
旧田島停車場3旧田島停車場4








※2005年05月04日投稿(本文、動画)
※2008年04月06日更新(来場記念カード、写真)
※2010年09月05日更新(王滝本線廃線30周年記念ピンバッジ、動画を削除)
※2012年04月16日更新(プログラム、公開談話会参考資料)
※2024年10月12日更新(チラシ)

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 上松運輸営林署 小川森林鉄道
 上松営林署 森林鉄道記念館付属施設等(赤沢森林鉄道)
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 上松観光開発 赤沢森林鉄道

《王滝森林鉄道代替交通機関》
 おんたけ交通 王滝・御岳田の原線
 おんたけ交通 滝越線

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