2022年03月28日
福島交通 飯坂東線
福島交通飯坂東線(路面電車)の末期の旅客営業区間は福島駅前〜長岡分岐点、長岡分岐点〜保原、保原〜梁川、保原〜掛田でした。同社が運行している飯坂東線代替バスは月の輪経由梁川線、月の輪経由保原線、伊達経由保原線、伊達・上ケ戸経由掛田線ですが、昭和63年の阿武隈急行線福島〜丸森間の延伸開業により福島〜梁川間を中心に、これらバス路線との競合することとなりました。当初、福島交通は阿武隈急行線の延伸に反対していましたが、福島県及び宮城県と交渉した結果、阿武隈急行線を運営する第三セクター・阿武隈急行株式会社の設立時に福島交通が51%を出資し、福島交通退職者の多くを受け入れることとなりました(後に福島交通の出資比率は20%まで低下)。江若鉄道(→国鉄湖西線)や西日本鉄道福岡市内線(→福岡市交通局)の様な直近に廃線となった鉄道事業者の従業員を、新規路線(実質的な廃線の代替路線)の鉄道事業者側が受け入れるケースはありましたが、軌道が廃線となってから17年経過したバス事業者の従業員受け入れは珍しいです。なお、東日本大震災発生後からしばらく阿武隈急行線が運休となりましたが、その間の同線福島〜梁川周辺の代替交通機関は飯坂東線代替バス(そのうち、伊達・上ケ戸経由掛田線は経路変更により伊達経由掛田線となる)で、利用者の負担を軽減するため、運賃の上限額を大人500円(小児250円)とするサービスを実施していました(下記リンク記事『福島交通 臨時バス』参照)。
【記念券】
《福島交通路面電車廃止記念乗車券(昭和46年)》
飯坂東線廃止を記念した乗車券。大手鉄道会社系列の百貨店で開催されたイベント時に入手しました。各券番が一致していませんが、入手時の状態は写真右上の袋(封筒)と乗車券3枚組でした。
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《関連路線》
阿武隈急行 阿武隈急行線
福島交通 臨時バス
《同社他路線》
福島交通 飯坂線
【記念券】
《福島交通路面電車廃止記念乗車券(昭和46年)》
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