2020年12月17日
ひたちなか海浜鉄道 急行あじがうら号
ひたちなか海浜鉄道では、毎年、元旦の早朝に勝田⇒阿字ヶ浦間に急行あじがうら号を運行しています。同名の列車が茨城交通時代に国鉄・JR東日本からの直通臨時列車として運行されていました(昭和44年〜平成6年)が、時期により起点の駅が異なり常磐線上野駅、水戸線小山駅などから勝田駅経由で阿字ヶ浦駅まで乗り入れ。常磐線経由の列車は、鹿島臨海鉄道大洗駅まで乗り入れるおおあらい号を併結していたこともありました。国鉄・JR東日本からの乗り入れ列車時代は、夏季の海水浴列車として運行。ひたちなか海浜鉄道になってからは、阿字ヶ浦周辺の初詣・初日の出観賞を目的とした列車として運行されています。なお、あじがうら号の後続で那珂湊周辺の初詣・初日の出観賞を目的とした快速なかみなと号も運行されています。
国鉄・JR東日本の乗り入れ時代から気になっていた列車ですが、乗りに行かないうちに運行終了。その後、ひたちなか海浜鉄道になってからは、1年に1本しか運行されなくなりましたが、私の住む都内からそこに行くまでの鉄道が終夜運転をしていないため、前日に周辺に宿泊する(実際に勝田駅前のホテル『テラスイン勝田』とひたちなか海浜鉄道がタイアップして、あじがうら号利用の宿泊プランを販売していた)か、車で訪問する方法を選ぶしかなく、乗車するための難易度が非常に高くなりました。それでもずっと気になっていたので『「ありがとう キハ222」感謝イベント』で予約をし、平成27年元旦運行時に初めてあじがうら号に乗車しました。
平成27年元旦運行時の急行あじがうら号の編成は阿字ヶ浦駅寄りからキハ2004+3710形-02+37100形という旧型車・新型車の併結で、キハ2004が指定席車両。その他が自由席車両として運行されました。わざわざ国鉄・JR風のサボを用意して、旧型車を指定席車両に充てる点などリバイバルトレイン的な要素もあります。しかし、私が利用した指定席車両の乗客の多くが鉄道ファンよりも地元の方々中心といった感じで、快適に移動する目的で指定席を利用されていた様にみえました。車内では吉田社長、おらが湊鐵道応援団長のご挨拶に大きな拍手。地元に愛されている鉄道であることが実感できました。
当初は大晦日に紅白を一通り観て、日付が変わってから都内を出発しようと考えていましたが、意外にもいすみ鉄道が上総・夷隅初詣号などの終夜運転時にふだん発売しない切符を発売することになったので、予定を変更して大晦日の少し早い時間に車で出発して両方を訪問しました。個人的に気になる鉄道会社等のイベントが同日開催されたケースは今までに何度もありますが、今回はあじがうら号と上総・夷隅初詣号(特に切符マニア的には上総・夷隅初詣2号は外すことが出来ない)の時間が被らなかった点が救いでした。ただ、寝ずに都内⇒千葉⇒茨城と車で移動したため、あじがうら号乗車後はかなり疲れてきたので、同列車でプレゼントされたホテルニュー白亜紀の無料入湯券を早速利用し、入浴後は休憩室で軽く寝てから都内に帰りました。とても助かりました。
さて、ひたちなか海浜鉄道のブログ『海浜鉄道日誌』に早速、あじがうら号といすみ鉄道終夜運転に関する記事が掲載されていました。
1月2日投稿記事『あじがうら号、なかみなと号好調 今年もいい年になりそう』では、新型車の併結について『鉄道ファンにとっては少し残念だったようですが』との記載がありますが、旧型車に過度な負担を掛けないことで今後も運行できる状態が保てるのであれば、それもアリかと思います。既に「ありがとう キハ222」感謝イベントの3両連結運行でも実績ありますし。個人的には併結については全然残念ではないのですが、国鉄のリバイバル的な列車をもっと運行すれば良いのに、その運行自体が少ない事の方が以前から凄く気になっています。過去に急行きのくに、準急ときわの運行がありましたが、その日は親戚の集まりがあって訪問出来ませんでした(それ以外にも仕事と重なって参加出来ないイベントあり)。下記リンク記事にも書きましたが、同社のイベントは多くの鉄道会社で見られる『土曜日の1日だけに集中して行う』スタイルが中心ですが、出来れば、複数の運転日(連続した土日とか、年に何回か同じ名称の列車を運行するなど。あじがうら号についても出来れば乗り入れ時代と同様に夏季の日中にも運行)があると乗車機会が増えます。どうしても旧型車だけの編成が見たい、乗りたい、撮りたいというマニアがいるなら、乗車整理券、指定券またはツアー形式にして通常運賃+αで運行。旧型車維持のためにいすみ鉄道の様な会員制度を導入してキハ222も含めた旧型車を会員限定で運行するのも良いと思います。
1月4日投稿記事『終夜運転 いすみ先行運行』。これについてはあれば良いと思いますが、いすみ鉄道の上総・夷隅初詣2号については乗客の多くが鉄道マニアで夜行列車風の旅を目的とした人が多かったのではないかと思います。いすみ鉄道社長ブログでは、ふだん発売しない切符の発売予告をする、一部区間は特製ヘッドマーク付きで運行するなど、鉄道マニア向けの情報発信が行われており、実際に撮り鉄、収集鉄の需要がありました。急行あじがうら号と同様に初詣のための案内サービスも実施していましたが、その部分については参加していません(急行あじがうら号乗車のため、同列車の国吉駅で撤収。その後の客層・状況については分かりません)。ただ、急行あじがうら号に実際乗車して思ったことは、訪問した時間帯がいすみ鉄道と違うので単純に比較出来ませんが一般の利用者がとても多いことが特徴でした(見た目での判断ですが8〜9割くらいだと思います)。終夜運転の列車名は国鉄リバイバルが一番インパクトが強いと思いますので、急行あじがうら号または別の国鉄愛称付き列車で運行しながらも、新型車(自由席車両)1〜2両+旧型車(指定席車両)1両で、一般の利用者と鉄道マニア両方の需要を満たせると思います。欲をいえば、ひたちなか海浜鉄道の指定席券は入手難易度が高い(というか、この鉄道会社の記念切符などは商品によって入手難易度・発売数の差が激しい点、イベント回数が少ないのでそれを逃すと二度と入手できない点が以前から凄く気になっています)ので、もう少し趣味目的で購入したい切符マニア向けに安定供給されることを期待しています。
大井川鐵道 夜行客車列車ツアー(ながさき号)の記事にも書きましたが、国鉄愛称付きリバイバルトレインの運行は、大井川鐵道・いすみ鉄道・ひたちなか海浜鉄道であれば結構なネタがあると思います。いすみ鉄道のキハについては、最近まで大糸線で走行していて馴染みがあるという点で人気が高いと思いますが、ひたちなか海浜鉄道の場合は床が板張りといったレトロ感が強い点や島原鉄道、羽幌炭礦鉄道など私鉄も再現できる点、ホテルニュー白亜紀など駅から徒歩圏内に温泉がある点が強みだと思います。例えば、ホテルニュー白亜紀に終夜運転列車とタイアップした宿泊プランを設定して、夫婦揃って夕食。終夜運転列車目的の夫は入浴後に一人で乗り鉄し、疲れたらホテルに戻る。妻は初日の出直前までホテルでゆっくり。朝は夫婦揃って初詣&初日の出観賞が出来るようになれば良いと思います(個人的な事情での思いつきですが、我が家では妻が『鉄道マニアしか乗らない列車への長時間乗車はNG』等の理由で、いすみ鉄道の夜行列車に未だに参加できていません。ムーミン列車はOKなんですが…この様な宿泊プランがあれば家庭の事情で行動が制限される鉄道マニアも動きやすくて良いと思いました)。
【時刻】
《平成27年1月1日運転》
・急行あじがうら号
勝田駅5:30発⇒阿字ヶ浦駅5:57着(日工前駅は通過)
・快速なかみなと号
勝田駅6:05発⇒那珂湊駅6:21着⇒阿字ヶ浦駅6:32着
【急行あじがうら号関連のきっぷ】
《急行あじがうら号2010指定席券》
《急行あじがうら号2011指定席券》
《急行あじがうら号2012指定席券》
《急行あじがうら号2013指定席券》
《急行あじがうら号2014指定席券》
《急行あじがうら号2015指定席券》
後述の引換券との引き換えで入手。引換場所は勝田駅湊線ホーム阿字ヶ浦寄り。
《急行あじがうら号2015指定席券引換券》
「ありがとう キハ222」感謝イベントで14時から発売された引換券です。イベントに因んでかキハ222のデザインです。
《湊線1日フリーきっぷ(2015年1月1日〜3日のうち1日限り有効)》
〔小児用〕 〔大人用〕
正月三が日のうち1日限り有効の湊線1日フリーきっぷ。平成26年12月1日から前売り発売されていました。
《急行あじがうら号2016指定席券》
《急行あじがうら号2017指定席券》
《急行あじがうら号2018指定席券》
《急行あじがうら号2020指定席券》
《湊線1日フリーきっぷ(令和3年1月1日〜3日のうち1日限り有効)》
〔小児用〕 〔大人用〕
2021年も急行あじがうら号は運行を予定しているものの、指定席の発売は行われなくなりました。その代わりでしょうか?正月三が日用のフリーきっぷのデザインが小児用は(おそらく)快速なかみなと号、大人用が急行あじがうら号と、珍しく列車デザインになりました。なお、券面に記載の額面よりも安く販売しており、売価は小児300円・大人600円となっています。
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【急行あじがうら号関連グッズ】
《ひたちなか海浜鉄道キハ2005お楽しみ袋(平成27年1月1日収集)》
那珂湊駅で販売されている湊線グッズの中で、急行あじがうら号関連のグッズがこれ。税込500円で、マグネット1枚・ポストカード2枚・名刺サイズのステッカー1枚のセット構成ですが、そのうちマグネットとポストカード1枚が急行あじがうら号デザインです。
〔キハ2005マグネット(急行あじがうら号2010)〕
寅年のヘッドマークです。
〔キハ2005ポストカード(急行あじがうら号2011)〕
卯年のヘッドマークです。
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【チラシ】
《急行・あじがうら号、快速・なかみなと号2015年チラシ》
那珂湊駅で配布されていたB4サイズのチラシです。
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【乗車記念品】
《開運福袋(平成27年1月1日乗車時)》
急行あじがうら号乗客の先着300名には、携帯カイロ、干しいも、ホテルニュー白亜紀無料入湯券等をセットにした『開運福袋』がプレゼントされました。指定席利用者の場合は、事前に席に置かれているもの(写真。勝田駅出発前の指定席車内を撮影)を受け取り、自由席利用者の場合は、勝田駅乗車時に手渡しされていました。
〔案内〕
初日の出観覧場所、行程、湊線時刻表を記載した案内です。
〔みなとちゃんグッズ〕
ご当地キャラクター『みなとちゃん』(本名:イモリーヌ・キラリン・みなとっと)の缶バッジ。私と妻の福袋で異なるデザインのものが入っていました。みなとちゃんの洋服などにひたちなか海浜鉄道のデザインも入っていますので、広義の鉄道グッズといえるのかも…
みなとちゃんを紹介した紙と、名刺(と思われる?)も付いていました。
〔干しいも〕
干しいもも私と妻の福袋で異なるメーカーのものが入っていました。
写真はひたちなか市阿字ヶ浦町にある有限会社カネヨ製の『ほしいも』です。
写真はひたちなか市大平にある大丸物産株式会社製の『干いも』。
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【写真】
《平成27年1月1日撮影》
〔急行あじがうら号〕
阿字ヶ浦寄りの先頭車(指定席)はキハ2004でした。
3両目は37100形(アニマルトレイン)、2両目は3710形-02(熱血デュエマ列車)。
サボは阿字ヶ浦駅到着時まで『列車名』『急行』と『指定席』『自由席』を組み合わせたものが使用されていました(写真左)が、折返し時には国鉄風のサボ(写真右)が使用されました。
〔堀出神社〕
阿字ヶ浦駅到着後は、堀出神社⇒酒列磯前神社⇒磯埼灯台下の順番でおらが湊鐵道応援団による案内のサービス。堀出神社では豚汁やポケットティッシュが配布されました(写真は初日の出観賞後に撮影)。
〔酒列磯前神社〕
初日の出観賞後に撮影。
〔磯埼灯台下〕
磯埼灯台下(ホテルニュー白亜紀の横)には6時45分に到着しました。初日の出予定時刻は6時49分でしたが…雲が厚くなかなか出てきません。
写真左は7時2分。雲の切れ目が明るくなってきました。
写真右は7時6分。初日の出です。
※2015年01月05日掲載(2016年きっぷ、グッズ、チラシ、開運福袋、写真)
※2015年01月06日更新(本文)
※2016年02月14日更新(2014年きっぷ)
※2020年12月17日更新(2010〜2013・2016〜2018・2020・2021きっぷ)
【関連記事】
《運行路線》
ひたちなか海浜鉄道 湊線
《関連列車》
茨城交通 湊線国鉄色3連運行列車
ひたちなか海浜鉄道 準急ときわ号
ひたちなか海浜鉄道 「ありがとう キハ222」感謝イベント
ひたちなか海浜鉄道 キハ205ラストラン
JR東日本 夏休み大洗ひたちなか号
JR東日本 夏の大洗ひたちなか号
国鉄・JR東日本の乗り入れ時代から気になっていた列車ですが、乗りに行かないうちに運行終了。その後、ひたちなか海浜鉄道になってからは、1年に1本しか運行されなくなりましたが、私の住む都内からそこに行くまでの鉄道が終夜運転をしていないため、前日に周辺に宿泊する(実際に勝田駅前のホテル『テラスイン勝田』とひたちなか海浜鉄道がタイアップして、あじがうら号利用の宿泊プランを販売していた)か、車で訪問する方法を選ぶしかなく、乗車するための難易度が非常に高くなりました。それでもずっと気になっていたので『「ありがとう キハ222」感謝イベント』で予約をし、平成27年元旦運行時に初めてあじがうら号に乗車しました。
平成27年元旦運行時の急行あじがうら号の編成は阿字ヶ浦駅寄りからキハ2004+3710形-02+37100形という旧型車・新型車の併結で、キハ2004が指定席車両。その他が自由席車両として運行されました。わざわざ国鉄・JR風のサボを用意して、旧型車を指定席車両に充てる点などリバイバルトレイン的な要素もあります。しかし、私が利用した指定席車両の乗客の多くが鉄道ファンよりも地元の方々中心といった感じで、快適に移動する目的で指定席を利用されていた様にみえました。車内では吉田社長、おらが湊鐵道応援団長のご挨拶に大きな拍手。地元に愛されている鉄道であることが実感できました。
当初は大晦日に紅白を一通り観て、日付が変わってから都内を出発しようと考えていましたが、意外にもいすみ鉄道が上総・夷隅初詣号などの終夜運転時にふだん発売しない切符を発売することになったので、予定を変更して大晦日の少し早い時間に車で出発して両方を訪問しました。個人的に気になる鉄道会社等のイベントが同日開催されたケースは今までに何度もありますが、今回はあじがうら号と上総・夷隅初詣号(特に切符マニア的には上総・夷隅初詣2号は外すことが出来ない)の時間が被らなかった点が救いでした。ただ、寝ずに都内⇒千葉⇒茨城と車で移動したため、あじがうら号乗車後はかなり疲れてきたので、同列車でプレゼントされたホテルニュー白亜紀の無料入湯券を早速利用し、入浴後は休憩室で軽く寝てから都内に帰りました。とても助かりました。
さて、ひたちなか海浜鉄道のブログ『海浜鉄道日誌』に早速、あじがうら号といすみ鉄道終夜運転に関する記事が掲載されていました。
1月2日投稿記事『あじがうら号、なかみなと号好調 今年もいい年になりそう』では、新型車の併結について『鉄道ファンにとっては少し残念だったようですが』との記載がありますが、旧型車に過度な負担を掛けないことで今後も運行できる状態が保てるのであれば、それもアリかと思います。既に「ありがとう キハ222」感謝イベントの3両連結運行でも実績ありますし。個人的には併結については全然残念ではないのですが、国鉄のリバイバル的な列車をもっと運行すれば良いのに、その運行自体が少ない事の方が以前から凄く気になっています。過去に急行きのくに、準急ときわの運行がありましたが、その日は親戚の集まりがあって訪問出来ませんでした(それ以外にも仕事と重なって参加出来ないイベントあり)。下記リンク記事にも書きましたが、同社のイベントは多くの鉄道会社で見られる『土曜日の1日だけに集中して行う』スタイルが中心ですが、出来れば、複数の運転日(連続した土日とか、年に何回か同じ名称の列車を運行するなど。あじがうら号についても出来れば乗り入れ時代と同様に夏季の日中にも運行)があると乗車機会が増えます。どうしても旧型車だけの編成が見たい、乗りたい、撮りたいというマニアがいるなら、乗車整理券、指定券またはツアー形式にして通常運賃+αで運行。旧型車維持のためにいすみ鉄道の様な会員制度を導入してキハ222も含めた旧型車を会員限定で運行するのも良いと思います。
1月4日投稿記事『終夜運転 いすみ先行運行』。これについてはあれば良いと思いますが、いすみ鉄道の上総・夷隅初詣2号については乗客の多くが鉄道マニアで夜行列車風の旅を目的とした人が多かったのではないかと思います。いすみ鉄道社長ブログでは、ふだん発売しない切符の発売予告をする、一部区間は特製ヘッドマーク付きで運行するなど、鉄道マニア向けの情報発信が行われており、実際に撮り鉄、収集鉄の需要がありました。急行あじがうら号と同様に初詣のための案内サービスも実施していましたが、その部分については参加していません(急行あじがうら号乗車のため、同列車の国吉駅で撤収。その後の客層・状況については分かりません)。ただ、急行あじがうら号に実際乗車して思ったことは、訪問した時間帯がいすみ鉄道と違うので単純に比較出来ませんが一般の利用者がとても多いことが特徴でした(見た目での判断ですが8〜9割くらいだと思います)。終夜運転の列車名は国鉄リバイバルが一番インパクトが強いと思いますので、急行あじがうら号または別の国鉄愛称付き列車で運行しながらも、新型車(自由席車両)1〜2両+旧型車(指定席車両)1両で、一般の利用者と鉄道マニア両方の需要を満たせると思います。欲をいえば、ひたちなか海浜鉄道の指定席券は入手難易度が高い(というか、この鉄道会社の記念切符などは商品によって入手難易度・発売数の差が激しい点、イベント回数が少ないのでそれを逃すと二度と入手できない点が以前から凄く気になっています)ので、もう少し趣味目的で購入したい切符マニア向けに安定供給されることを期待しています。
大井川鐵道 夜行客車列車ツアー(ながさき号)の記事にも書きましたが、国鉄愛称付きリバイバルトレインの運行は、大井川鐵道・いすみ鉄道・ひたちなか海浜鉄道であれば結構なネタがあると思います。いすみ鉄道のキハについては、最近まで大糸線で走行していて馴染みがあるという点で人気が高いと思いますが、ひたちなか海浜鉄道の場合は床が板張りといったレトロ感が強い点や島原鉄道、羽幌炭礦鉄道など私鉄も再現できる点、ホテルニュー白亜紀など駅から徒歩圏内に温泉がある点が強みだと思います。例えば、ホテルニュー白亜紀に終夜運転列車とタイアップした宿泊プランを設定して、夫婦揃って夕食。終夜運転列車目的の夫は入浴後に一人で乗り鉄し、疲れたらホテルに戻る。妻は初日の出直前までホテルでゆっくり。朝は夫婦揃って初詣&初日の出観賞が出来るようになれば良いと思います(個人的な事情での思いつきですが、我が家では妻が『鉄道マニアしか乗らない列車への長時間乗車はNG』等の理由で、いすみ鉄道の夜行列車に未だに参加できていません。ムーミン列車はOKなんですが…この様な宿泊プランがあれば家庭の事情で行動が制限される鉄道マニアも動きやすくて良いと思いました)。
【時刻】
《平成27年1月1日運転》
・急行あじがうら号
勝田駅5:30発⇒阿字ヶ浦駅5:57着(日工前駅は通過)
・快速なかみなと号
勝田駅6:05発⇒那珂湊駅6:21着⇒阿字ヶ浦駅6:32着
【急行あじがうら号関連のきっぷ】
《急行あじがうら号2010指定席券》
《急行あじがうら号2011指定席券》
《急行あじがうら号2012指定席券》
《急行あじがうら号2013指定席券》
《急行あじがうら号2014指定席券》
《急行あじがうら号2015指定席券》
後述の引換券との引き換えで入手。引換場所は勝田駅湊線ホーム阿字ヶ浦寄り。
《急行あじがうら号2015指定席券引換券》
「ありがとう キハ222」感謝イベントで14時から発売された引換券です。イベントに因んでかキハ222のデザインです。
《湊線1日フリーきっぷ(2015年1月1日〜3日のうち1日限り有効)》
〔小児用〕 〔大人用〕
正月三が日のうち1日限り有効の湊線1日フリーきっぷ。平成26年12月1日から前売り発売されていました。
《急行あじがうら号2016指定席券》
《急行あじがうら号2017指定席券》
《急行あじがうら号2018指定席券》
《急行あじがうら号2020指定席券》
《湊線1日フリーきっぷ(令和3年1月1日〜3日のうち1日限り有効)》
〔小児用〕 〔大人用〕
2021年も急行あじがうら号は運行を予定しているものの、指定席の発売は行われなくなりました。その代わりでしょうか?正月三が日用のフリーきっぷのデザインが小児用は(おそらく)快速なかみなと号、大人用が急行あじがうら号と、珍しく列車デザインになりました。なお、券面に記載の額面よりも安く販売しており、売価は小児300円・大人600円となっています。
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【急行あじがうら号関連グッズ】
《ひたちなか海浜鉄道キハ2005お楽しみ袋(平成27年1月1日収集)》
那珂湊駅で販売されている湊線グッズの中で、急行あじがうら号関連のグッズがこれ。税込500円で、マグネット1枚・ポストカード2枚・名刺サイズのステッカー1枚のセット構成ですが、そのうちマグネットとポストカード1枚が急行あじがうら号デザインです。
〔キハ2005マグネット(急行あじがうら号2010)〕
寅年のヘッドマークです。
〔キハ2005ポストカード(急行あじがうら号2011)〕
卯年のヘッドマークです。
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【チラシ】
《急行・あじがうら号、快速・なかみなと号2015年チラシ》
那珂湊駅で配布されていたB4サイズのチラシです。
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【乗車記念品】
《開運福袋(平成27年1月1日乗車時)》
急行あじがうら号乗客の先着300名には、携帯カイロ、干しいも、ホテルニュー白亜紀無料入湯券等をセットにした『開運福袋』がプレゼントされました。指定席利用者の場合は、事前に席に置かれているもの(写真。勝田駅出発前の指定席車内を撮影)を受け取り、自由席利用者の場合は、勝田駅乗車時に手渡しされていました。
〔案内〕
初日の出観覧場所、行程、湊線時刻表を記載した案内です。
〔みなとちゃんグッズ〕
ご当地キャラクター『みなとちゃん』(本名:イモリーヌ・キラリン・みなとっと)の缶バッジ。私と妻の福袋で異なるデザインのものが入っていました。みなとちゃんの洋服などにひたちなか海浜鉄道のデザインも入っていますので、広義の鉄道グッズといえるのかも…
みなとちゃんを紹介した紙と、名刺(と思われる?)も付いていました。
〔干しいも〕
干しいもも私と妻の福袋で異なるメーカーのものが入っていました。
写真はひたちなか市阿字ヶ浦町にある有限会社カネヨ製の『ほしいも』です。
写真はひたちなか市大平にある大丸物産株式会社製の『干いも』。
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【写真】
《平成27年1月1日撮影》
〔急行あじがうら号〕
阿字ヶ浦寄りの先頭車(指定席)はキハ2004でした。
3両目は37100形(アニマルトレイン)、2両目は3710形-02(熱血デュエマ列車)。
サボは阿字ヶ浦駅到着時まで『列車名』『急行』と『指定席』『自由席』を組み合わせたものが使用されていました(写真左)が、折返し時には国鉄風のサボ(写真右)が使用されました。
〔堀出神社〕
阿字ヶ浦駅到着後は、堀出神社⇒酒列磯前神社⇒磯埼灯台下の順番でおらが湊鐵道応援団による案内のサービス。堀出神社では豚汁やポケットティッシュが配布されました(写真は初日の出観賞後に撮影)。
〔酒列磯前神社〕
初日の出観賞後に撮影。
〔磯埼灯台下〕
磯埼灯台下(ホテルニュー白亜紀の横)には6時45分に到着しました。初日の出予定時刻は6時49分でしたが…雲が厚くなかなか出てきません。
写真左は7時2分。雲の切れ目が明るくなってきました。
写真右は7時6分。初日の出です。
※2015年01月05日掲載(2016年きっぷ、グッズ、チラシ、開運福袋、写真)
※2015年01月06日更新(本文)
※2016年02月14日更新(2014年きっぷ)
※2020年12月17日更新(2010〜2013・2016〜2018・2020・2021きっぷ)
【関連記事】
《運行路線》
ひたちなか海浜鉄道 湊線
《関連列車》
茨城交通 湊線国鉄色3連運行列車
ひたちなか海浜鉄道 準急ときわ号
ひたちなか海浜鉄道 「ありがとう キハ222」感謝イベント
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JR東日本 夏休み大洗ひたちなか号
JR東日本 夏の大洗ひたちなか号