2021年05月08日
和歌山バス 千葉線(サウスウェーブ号)
和歌山バスと成田空港交通は、和歌山市駅・和歌山駅・堺駅・堺東駅〜横浜駅(YCAT)・京成上野駅・東京ディズニー・海浜幕張駅間に夜行高速バス『サウスウェーブ号』を運行しています。運行開始当初は横浜系統(1989年(平成元年)開業)と千葉系統(1991年(平成3年)開業)に分かれており、後に統合されました。路線名は和歌山バスが『千葉線』、成田空港交通が『和歌山線』です。なお、その他の停留所として関西側に泉ヶ丘駅、関東側に東京ディズニーランド、西船橋駅があります。
この路線の特徴として和歌山バス担当便の一部にプレミアムシート(前方の2席)が設定されており、追加料金1,000円で利用できますが、人気が高くなかなか予約が取れないです。特に注意すべき点は、一部の車両のみの設定であるため、サウスウェーブ号自体は基本的に毎日運行であるものの、プレミアムシート付き車両は数日おきにしか運用に就きません。その他は3列シートとなっています。プレミアムシートについてはリクライニング角度156°+オットマン付き、シート内幅60cmとなっており、通路側などパーテーションの一部以外はカーテンでの仕切りとなっています。首都圏〜関西を結ぶ他社の個室型高速バス(※主な目的地は大阪市。下記参照)に比べるとかなり安めの追加料金となっています。
かつて、東京〜和歌山市間の国鉄線に急行大和号という夜行寝台急行列車がありました。基本編成は東京〜王寺〜湊町間の運行でしたが、1両のみ和歌山線・王寺〜和歌山市間に直通する車両(和歌山線内は普通列車)がありました。時代や経由地、一部区間普通列車と違いがあるため単純に比較できませんが、所要時間については急行大和号がサウスウェーブ号より約3時間多く掛かっています。寝台で移動できた時代があったという点は、その時代を知らない私にとっては羨ましい限りですが、プレミアムシートでは同じ目的地へ寝台っぽい旅行がリーズナブルに楽しめ、現地では朝早くから活動できるというサウスウェーブ号ならではのメリットがあります。
【首都圏〜関西間の個室型高速バスの運賃・料金設定比較(早割除く・2021年4月時点)】
《和歌山バス サウスウェーブ号》
・区間 :海浜幕張駅・京成上野駅・横浜駅(YCAT)〜泉ヶ丘駅・堺駅・堺東駅
・運賃 :8,400〜9,400円(※関東〜和歌山駅・和歌山市駅は左記運賃に+500円)
追加料金:1,000円(プレミアムシート料金)
合計 :9,400〜10,400円
・個室の仕切り方:主にパーテーション。一部カーテン。JRよりカーテンの割合多め
《両備バス・関東バス ドリームスリーパー東京大阪号》
・区間 :池袋駅・新宿駅〜なんば・大阪駅・門真車庫
・運賃 :7,000〜9,000円
座席料金:11,000円(代車等3列シート車による運行時以外は必ず追加となる)
合計 :18,000〜20,000円
・個室の仕切り方:完全個室
《西日本JRバス・JRバス関東 ドリームルリエ号・プレシャスクラス》
・区間 :東京駅・新宿駅〜京都駅(一部)・大阪駅
・運賃 :10,000〜13,500円(アドバンスクラスの運賃。他のドリーム号は安い)
加算分:上記運賃に+3,000〜5,000円(プレシャスクラス利用時の差額)
合計 :13,000〜18,500円(プレシャスクラスの運賃)
・個室の仕切り方:主にパーテーション。一部カーテン。
【国鉄寝台急行大和号との東京都内・横浜駅〜和歌山市間の時刻の比較】
《和歌山バス サウスウェーブ号(2021年4月時点)》
・京成上野駅22:00発→横浜駅(YCAT)22:55発→和歌山市駅7:40着(所要9時間40分)
・和歌山市駅21:15発→横浜駅(YCAT)6:10着→京成上野駅7:00着(所要9時間45分)
《国鉄 急行大和号(1964年10月1日ダイヤ改正)》
・東京駅22:45発→横浜駅23:16発→和歌山市駅11:27着(所要12時間42分)
・和歌山市駅17:52発→横浜駅6:07着→東京駅6:40着(所要12時間48分)
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【乗車券】
《ファミリーマート(JTB HTA販売センター)発行 サウスウェーブ号 バス乗車券(2020年2月4日乗車分)》
ファミリーマートで予約(ファミポート)し、同店にて発券されたサウスウェーブ号の乗車券で、座席はプレミアムシートのものです。乗車券は乗車時に回収されました。
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【写真・乗車記】
《撮影日・乗車日:2020年(令和2年)2月3日》
〔海浜幕張駅〕

起点から終点まで乗車。海浜幕張駅は同駅北口ロータリーの3番乗り場から発車します。私以外に30代くらいのサラリーマン1名が乗車していました。途中、横浜駅までのTDL関連停留所以外の停留所でも乗車があったようです(詳細な人数は確認していませんが、カーテン越しに人が入る気配を感じました)。

方向幕です。主な経由地と『和歌山』を表示。
〔プレミアムシート〕

シートとオットマン。内装はドリームルリエに比べて明るめですが、座席の座り心地はなかなか。ただ、海浜幕張駅からTDLまでは一般道を走行。意外と揺れて珍しく乗り物酔いしそうになりました。高速道路に入ってからは快適。横浜から和歌山市まで爆睡し、途中の記憶はございません。

前後の仕切りはカーテン。しっかり固定はされています。運転席後ろの席を利用しましたが、前面からの景色は楽しめません。睡眠目的ならば利用価値は大きいです。
座席に設置されていた『国土交通省 高速バス表示ガイドライン』の表示です。路線の概要や休憩場所が一目で分かります。
〔3列シート〕
後部の座席は3列シートになっています。写真は前方から見た状態で、写真の左側階段下にトイレがあります。
〔和歌山市駅〕

気がついたら終点・和歌山市駅でした。時刻表上は7:40着ですが、実際には6:33に到着。
※2021年5月7日掲載(本文、写真・乗車記)
※2021年5月8日更新(乗車券)
【関連記事】
《和歌山バスのその他路線》
和歌山バス 市内雑賀崎循環線、西浜新和歌浦線、湊線、築港線
この路線の特徴として和歌山バス担当便の一部にプレミアムシート(前方の2席)が設定されており、追加料金1,000円で利用できますが、人気が高くなかなか予約が取れないです。特に注意すべき点は、一部の車両のみの設定であるため、サウスウェーブ号自体は基本的に毎日運行であるものの、プレミアムシート付き車両は数日おきにしか運用に就きません。その他は3列シートとなっています。プレミアムシートについてはリクライニング角度156°+オットマン付き、シート内幅60cmとなっており、通路側などパーテーションの一部以外はカーテンでの仕切りとなっています。首都圏〜関西を結ぶ他社の個室型高速バス(※主な目的地は大阪市。下記参照)に比べるとかなり安めの追加料金となっています。
かつて、東京〜和歌山市間の国鉄線に急行大和号という夜行寝台急行列車がありました。基本編成は東京〜王寺〜湊町間の運行でしたが、1両のみ和歌山線・王寺〜和歌山市間に直通する車両(和歌山線内は普通列車)がありました。時代や経由地、一部区間普通列車と違いがあるため単純に比較できませんが、所要時間については急行大和号がサウスウェーブ号より約3時間多く掛かっています。寝台で移動できた時代があったという点は、その時代を知らない私にとっては羨ましい限りですが、プレミアムシートでは同じ目的地へ寝台っぽい旅行がリーズナブルに楽しめ、現地では朝早くから活動できるというサウスウェーブ号ならではのメリットがあります。
【首都圏〜関西間の個室型高速バスの運賃・料金設定比較(早割除く・2021年4月時点)】
《和歌山バス サウスウェーブ号》
・区間 :海浜幕張駅・京成上野駅・横浜駅(YCAT)〜泉ヶ丘駅・堺駅・堺東駅
・運賃 :8,400〜9,400円(※関東〜和歌山駅・和歌山市駅は左記運賃に+500円)
追加料金:1,000円(プレミアムシート料金)
合計 :9,400〜10,400円
・個室の仕切り方:主にパーテーション。一部カーテン。JRよりカーテンの割合多め
《両備バス・関東バス ドリームスリーパー東京大阪号》
・区間 :池袋駅・新宿駅〜なんば・大阪駅・門真車庫
・運賃 :7,000〜9,000円
座席料金:11,000円(代車等3列シート車による運行時以外は必ず追加となる)
合計 :18,000〜20,000円
・個室の仕切り方:完全個室
《西日本JRバス・JRバス関東 ドリームルリエ号・プレシャスクラス》
・区間 :東京駅・新宿駅〜京都駅(一部)・大阪駅
・運賃 :10,000〜13,500円(アドバンスクラスの運賃。他のドリーム号は安い)
加算分:上記運賃に+3,000〜5,000円(プレシャスクラス利用時の差額)
合計 :13,000〜18,500円(プレシャスクラスの運賃)
・個室の仕切り方:主にパーテーション。一部カーテン。
【国鉄寝台急行大和号との東京都内・横浜駅〜和歌山市間の時刻の比較】
《和歌山バス サウスウェーブ号(2021年4月時点)》
・京成上野駅22:00発→横浜駅(YCAT)22:55発→和歌山市駅7:40着(所要9時間40分)
・和歌山市駅21:15発→横浜駅(YCAT)6:10着→京成上野駅7:00着(所要9時間45分)
《国鉄 急行大和号(1964年10月1日ダイヤ改正)》
・東京駅22:45発→横浜駅23:16発→和歌山市駅11:27着(所要12時間42分)
・和歌山市駅17:52発→横浜駅6:07着→東京駅6:40着(所要12時間48分)
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【乗車券】
《ファミリーマート(JTB HTA販売センター)発行 サウスウェーブ号 バス乗車券(2020年2月4日乗車分)》
ファミリーマートで予約(ファミポート)し、同店にて発券されたサウスウェーブ号の乗車券で、座席はプレミアムシートのものです。乗車券は乗車時に回収されました。======================================
【写真・乗車記】
《撮影日・乗車日:2020年(令和2年)2月3日》
〔海浜幕張駅〕

起点から終点まで乗車。海浜幕張駅は同駅北口ロータリーの3番乗り場から発車します。私以外に30代くらいのサラリーマン1名が乗車していました。途中、横浜駅までのTDL関連停留所以外の停留所でも乗車があったようです(詳細な人数は確認していませんが、カーテン越しに人が入る気配を感じました)。
方向幕です。主な経由地と『和歌山』を表示。〔プレミアムシート〕

シートとオットマン。内装はドリームルリエに比べて明るめですが、座席の座り心地はなかなか。ただ、海浜幕張駅からTDLまでは一般道を走行。意外と揺れて珍しく乗り物酔いしそうになりました。高速道路に入ってからは快適。横浜から和歌山市まで爆睡し、途中の記憶はございません。
前後の仕切りはカーテン。しっかり固定はされています。運転席後ろの席を利用しましたが、前面からの景色は楽しめません。睡眠目的ならば利用価値は大きいです。
座席に設置されていた『国土交通省 高速バス表示ガイドライン』の表示です。路線の概要や休憩場所が一目で分かります。〔3列シート〕
後部の座席は3列シートになっています。写真は前方から見た状態で、写真の左側階段下にトイレがあります。〔和歌山市駅〕

気がついたら終点・和歌山市駅でした。時刻表上は7:40着ですが、実際には6:33に到着。※2021年5月7日掲載(本文、写真・乗車記)
※2021年5月8日更新(乗車券)
【関連記事】
《和歌山バスのその他路線》
和歌山バス 市内雑賀崎循環線、西浜新和歌浦線、湊線、築港線
