2017年07月
2017年07月26日
伊豆急行 伊豆急100系レトロ電車ぶらり旅
2002年に営業運転が終了した伊豆急行100系電車のうち、事業用車として残っていたクモハ103号車は、2011年の伊豆急行線開業50周年および特急踊り子号運転30周年を記念して整備され、営業用(旅行商品用の団体専用列車や臨時列車)として復活しました。
現在は募集していませんが、クモハ103号車にテーブルを設置し、弁当またはスイーツを提供する観光列車に仕立てた伊豆急行のツアー『伊豆急100系レトロ電車ぶらり旅』が2016年12月17日まで催行されていました。5回開催され(各回とも複数日な運転)、下り編(伊豆高原→伊豆急下田。第5弾旅行代金:おとな4900円・こども3000円)、上り編(伊豆急下田→伊豆高原。第5弾旅行代金:おとな4700円,こども2900円)の2コースを設定。それぞれ観光・食事内容を変えていたため、同日に両コースに参加しても飽きることなく楽しめる工夫がされていました。おすすめポイントは下り編が伊勢海老弁当の復活(伊豆急下田駅の名物駅弁だった。現在は終売)。上り編が稲取貨物線への入線、ボリューム満点のスイーツでした。車内設置のテーブルは、いすみ鉄道のレストランキハ(キハレストラン号)のようなボックス席の半分を占める大型の肘掛設置タイプではなく、1点を網棚に掛け、もう1点を小型テーブルに載せるタイプのもので、いすみ鉄道のものより小さいですが、提供される弁当等を置くには充分なサイズでした。
本来だと、年末の催行時に翌年のツアー開催が決まっているのですが、本ツアー最終催行日の2016年12月17日には予告されず、まだ開催されてもいません。同日にツアーに参加しましたが、伊豆急行のスタッフの方によると『事情があって決まっていない』との事で、東京急行電鉄と共同で運営する観光列車『THE ROYAL EXPRESS』の運行開始が関係しているのかもしれません。THE ROYAL EXPRESSが豪華列車であるのに対し、本ツアーは素朴で、地元の方々とのふれあいが多い、異なるタイプの観光列車ですが、両者とも印象に残る列車です。伊豆急行の新旧観光列車の競演するツアーを期待します。
【乗車票等(2016年12月17日)】
《カード》
本ツアーの乗車証的なカードで、下り編・上り編の両方に参加する場合は1枚のようです。
《クモハ103号車 座席図》
座席図で、こちらも下り編・上り編で1枚、往復とも同じ席でした。
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【下り編 配布品・弁当(2016年12月17日)】
《伊豆急100系ぶらり旅 下り編 お客様用行路表》
乗車証明書的なものです。
《クックランド 伊勢海老弁当》

静岡県産茶葉を使用した株式会社新幹線サーブの緑茶『ゆるり茶(350ml)』と一緒に配布。伊勢海老弁当の製造者は、伊豆急行の現行駅弁と同じく株式会社クックランド。

2010年に京王百貨店新宿店で開催された『元祖有名駅弁とうまいもの大会』に、当時、伊豆急物産が製造・販売する駅弁として出店されたものと同じ内容。駅弁と同様に、伊豆急行の旅行商品向け弁当についても旧伊豆急物産商品がクックランドに引き継がれています(その過程で、駅弁同様に旅行商品向け弁当の調製元が一旦、伊豆観光ホテルに移管されたのかは不明)。味は駅弁と同じく伊豆急物産時代と変わっていないようです。
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【上り編 配布品・スイーツ・見学地(2016年12月17日)】
《伊豆急100系ぶらり旅 上り編 お客様用行路表》

《ケークス・カノン 玉手箱ケーキ》

下り編の車内およびお土産用スイーツは、下田市のケークス・カノンが調製。写真左は車内スイーツ提供時。写真右は添付されていたケークス・カノンの説明文。

紙風呂敷の中身。玉手箱の中にはたくさんのケーキ、ミルクレープ、シュークリーム、フルーツ。更に箱の隅までほとんど隙間なく生クリームが入っています。
《かやの寺 パンフレット》
伊豆稲取駅近くの『かやの寺』ではご住職から地獄極楽の講話と、お寺の見学。
《ケークス・カノン お土産スイーツ》
行程の最後に配られたお土産用のスイーツ。

どれも美味しいですが、ぺるりんのうきわ(塩キャラメル)が最高。
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【上り編 写真・乗車記(2017年12月17日)】
《伊豆急下田駅》

写真右は改札上の案内表示。列車種別は『団体』。

《車内》

テーブルが設置された車内。
ドア上部には観光列車としての案内等が掲示。
昔の停車駅案内も掲示されています。

《稲梓駅》
静かな無人駅にも停車。賑やかな駅が多い中で、この駅に停まるだけで貴重な非日常体験となります。
《片瀬白田駅》
上り編では伊豆稲取〜片瀬白田間を2往復します。海がよく見える区間です。
《稲取貨物線》

伊豆稲取駅の貨物列車運行時代の側線を入線可能にして貴重な乗車体験。

《伊豆高原駅》

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伊豆急行 伊豆急行線
《関連列車等》
伊豆急行 鉄道貨物輸送
伊豆急行 ブルーサントリー号
伊豆急行 クモハ103号車貸切電車(伊豆箱根ものがたり)
東京急行電鉄、伊豆急行 THE ROYAL EXPRESS
現在は募集していませんが、クモハ103号車にテーブルを設置し、弁当またはスイーツを提供する観光列車に仕立てた伊豆急行のツアー『伊豆急100系レトロ電車ぶらり旅』が2016年12月17日まで催行されていました。5回開催され(各回とも複数日な運転)、下り編(伊豆高原→伊豆急下田。第5弾旅行代金:おとな4900円・こども3000円)、上り編(伊豆急下田→伊豆高原。第5弾旅行代金:おとな4700円,こども2900円)の2コースを設定。それぞれ観光・食事内容を変えていたため、同日に両コースに参加しても飽きることなく楽しめる工夫がされていました。おすすめポイントは下り編が伊勢海老弁当の復活(伊豆急下田駅の名物駅弁だった。現在は終売)。上り編が稲取貨物線への入線、ボリューム満点のスイーツでした。車内設置のテーブルは、いすみ鉄道のレストランキハ(キハレストラン号)のようなボックス席の半分を占める大型の肘掛設置タイプではなく、1点を網棚に掛け、もう1点を小型テーブルに載せるタイプのもので、いすみ鉄道のものより小さいですが、提供される弁当等を置くには充分なサイズでした。
本来だと、年末の催行時に翌年のツアー開催が決まっているのですが、本ツアー最終催行日の2016年12月17日には予告されず、まだ開催されてもいません。同日にツアーに参加しましたが、伊豆急行のスタッフの方によると『事情があって決まっていない』との事で、東京急行電鉄と共同で運営する観光列車『THE ROYAL EXPRESS』の運行開始が関係しているのかもしれません。THE ROYAL EXPRESSが豪華列車であるのに対し、本ツアーは素朴で、地元の方々とのふれあいが多い、異なるタイプの観光列車ですが、両者とも印象に残る列車です。伊豆急行の新旧観光列車の競演するツアーを期待します。
【乗車票等(2016年12月17日)】
《カード》

《クモハ103号車 座席図》

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【下り編 配布品・弁当(2016年12月17日)】
《伊豆急100系ぶらり旅 下り編 お客様用行路表》

《クックランド 伊勢海老弁当》




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【上り編 配布品・スイーツ・見学地(2016年12月17日)】
《伊豆急100系ぶらり旅 上り編 お客様用行路表》

《ケークス・カノン 玉手箱ケーキ》




《かやの寺 パンフレット》

《ケークス・カノン お土産スイーツ》



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【上り編 写真・乗車記(2017年12月17日)】
《伊豆急下田駅》



《車内》


ドア上部には観光列車としての案内等が掲示。


《稲梓駅》

《片瀬白田駅》

《稲取貨物線》



《伊豆高原駅》

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伊豆急行 ブルーサントリー号
伊豆急行 クモハ103号車貸切電車(伊豆箱根ものがたり)
東京急行電鉄、伊豆急行 THE ROYAL EXPRESS
2017年07月24日
伊豆急行 ブルーサントリー号
【乗車券】
《ブルーサントリー号御乗車券》

伊豆急行線で運行されていたビール列車の乗車券で、伊東〜下田〜寝姿山(下田ロープウェイ)の往復割引乗車券とお飲物引換券がセットになっています。伊東は18:50発となっています。
伊豆急行では、東京急行電鉄と共同で2017年7月21日から観光列車『THE ROYAL EXPRESS』の運行を開始し、供食体制が強化されました。初期の時代に『スコールカー』で本格的な食堂車を登場させましたが、その営業休止→終了後の次に登場する食堂車はTHE ROYAL EXPRESSまでありません。近年では『お月見ビール列車』、『ムーンロード号』、『レモンサワートレイン』や、『伊豆急100系ぶらり旅』で伊勢海老弁当(旧伊豆急下田駅弁と同スタイルの弁当)やスイーツといった飲食を楽しむ列車を運行していました。
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伊豆急行 伊豆急100系レトロ電車ぶらり旅
東京急行電鉄、伊豆急行 THE ROYAL EXPRESS
下田ロープウェイ 寝姿山ロープウェイ
《ブルーサントリー号御乗車券》


伊豆急行では、東京急行電鉄と共同で2017年7月21日から観光列車『THE ROYAL EXPRESS』の運行を開始し、供食体制が強化されました。初期の時代に『スコールカー』で本格的な食堂車を登場させましたが、その営業休止→終了後の次に登場する食堂車はTHE ROYAL EXPRESSまでありません。近年では『お月見ビール列車』、『ムーンロード号』、『レモンサワートレイン』や、『伊豆急100系ぶらり旅』で伊勢海老弁当(旧伊豆急下田駅弁と同スタイルの弁当)やスイーツといった飲食を楽しむ列車を運行していました。
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2017年07月18日
東京急行電鉄 時差Bizライナー
【リーフレット】
《グッチョイモーニング
中央林間→渋谷、わずか4駅 時差Bizライナー》

運行開始直前から溝の口駅で配付され始めたリーフレットです。この列車と、時刻変更が発生する列車の時刻が掲載されています。写真左は表面。写真右は裏面。
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【写真・乗車記】
《溝の口駅》
〔2017年7月3日撮影〕

正面口改札内の上り階段前に掲示された時差Bizライナー関連のポスター。
〔2017年7月12日撮影〕

時差Bizライナー以外のグッチョイモーニング関連掲示物が上り方面の階段に設置されていました。グッチョイモーニングの取り組みと魅力的なクーポン(グッチョイクーポン)を紹介。





〔2017年7月18日撮影・乗車〕
溝の口駅南口改札前の案内表示。時差Bizライナーは田園都市線初の特急に相当する列車ですが、『回送』と表示されています。
今回は溝の口→表参道間を乗車しました。溝の口駅上りホームの中央林間寄りには多数のマニアが時差Bizライナーを待ち構えていました。その大半はテスト休みで余裕のある高校生。20〜50代のマニアがちらほら。大井町線急行7両化の工事によりスペースが無く、側面の方向幕のみ撮影。表示は『ライナー』。
溝の口は1分遅れで到着・発車。10号車が女性専用車であるため、9号車に乗車しました。新聞が読める程度の混雑で、前後左右の人の体が触れないため、快適に感じます。
二子玉川、三軒茶屋は減速しながらも、運転停車無しで通過しました。この列車の斬新な点は、東急グループの主要商業施設所在地(青葉台、たまプラーザ等)を通過し、他社線接続駅を停車駅としたところ。東急線単独駅が不便に見えるかもしれませんが、逆に他社線接続駅からの利用者が時差Bizライナーに流れるので、全体的にはプラスの効果となりそうです。それから、時差Bizの取り組みは東京都中心に進められていますが、渋谷駅以外の東急線停車駅は全て神奈川県内にあります。
写真は車内モニタ(TOQビジョン)。




車内ポスターもグッチョイモーニングのものです。
渋谷駅に到着して、面白い現象が見られました。渋谷までは9号車(大半が男性利用者)・10号車(女性専用車)とも150〜180%未満くらいの混雑率だったのが、9号車はそれほど減らず、10号車は一気に100%くらいまで下がりました。男性の方が半蔵門線直通利用の割合が多そうです。見方を変えると、女性の方が『手前の駅で多く降りる』=『男性より早起き』なのかも知れません。また、渋谷駅ハチ公口TOKS売店では、グッチョイクーポンによりリプトンリモーネ(280ml・常温)に交換している人を複数見かけましたが全て女性だったので、女性の方がグッチョイクーポンの特典に敏感に反応され、多数の時差Biz参加と渋谷駅下車に繋がったのかも知れません。

半蔵門線表参道駅で撮影。ヘッドマーク付きです。
【関連記事】
《運行路線》
東京急行電鉄 田園都市線
《グッチョイモーニング
中央林間→渋谷、わずか4駅 時差Bizライナー》


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【写真・乗車記】
《溝の口駅》
〔2017年7月3日撮影〕


〔2017年7月12日撮影〕







〔2017年7月18日撮影・乗車〕



二子玉川、三軒茶屋は減速しながらも、運転停車無しで通過しました。この列車の斬新な点は、東急グループの主要商業施設所在地(青葉台、たまプラーザ等)を通過し、他社線接続駅を停車駅としたところ。東急線単独駅が不便に見えるかもしれませんが、逆に他社線接続駅からの利用者が時差Bizライナーに流れるので、全体的にはプラスの効果となりそうです。それから、時差Bizの取り組みは東京都中心に進められていますが、渋谷駅以外の東急線停車駅は全て神奈川県内にあります。
写真は車内モニタ(TOQビジョン)。





渋谷駅に到着して、面白い現象が見られました。渋谷までは9号車(大半が男性利用者)・10号車(女性専用車)とも150〜180%未満くらいの混雑率だったのが、9号車はそれほど減らず、10号車は一気に100%くらいまで下がりました。男性の方が半蔵門線直通利用の割合が多そうです。見方を変えると、女性の方が『手前の駅で多く降りる』=『男性より早起き』なのかも知れません。また、渋谷駅ハチ公口TOKS売店では、グッチョイクーポンによりリプトンリモーネ(280ml・常温)に交換している人を複数見かけましたが全て女性だったので、女性の方がグッチョイクーポンの特典に敏感に反応され、多数の時差Biz参加と渋谷駅下車に繋がったのかも知れません。

半蔵門線表参道駅で撮影。ヘッドマーク付きです。
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《運行路線》
東京急行電鉄 田園都市線
2017年07月17日
しなの鉄道 観光列車「ろくもん」
しなの鉄道では、平成26年7月11日からしなの鉄道線・JR東日本信越本線の軽井沢〜長野に観光列車『ろくもん』の運行を開始しました(長野行きの1号・3号、軽井沢行きの2号。計1.5往復)。平成25年3月に運行開始した肥薩おれんじ鉄道の観光列車『おれんじ食堂』と同じく水戸岡鋭治氏のデザインで、2・3号車がおれんじ食堂と同様に車内で食事が出来る旅行商品扱いの『食事付きプラン』。1号車は『乗車券指定席プラン』となっています(ろくもん3号のみ食事つきプランが無く、1〜3号車すべて乗車券指定席プランとなる)。車内で食事可能な列車が、九州のおれんじ食堂、四国のJR四国『伊予灘ものがたり』、関西の北近畿タンゴ鉄道『丹後くろまつ号』、東海の明知鉄道『大正ロマン号』、首都圏のいすみ鉄道観光急行列車『キハレストラン号(レストラン・キハ)』、東北のJR東日本『TOHOKU EMOTION』と増えつつある中で、ろくもんは甲信越地方で最初の食堂車列車となります(新潟県を通るトワイライトエクスプレスの様な寝台特急の食堂車以外の日帰り使用も可能な食堂車として)。
おれんじ食堂の様に、旅行商品扱い以外の利用者でも別途食事部分のみを購入することが出来ない代わりに、1号車売店ではろくもんオリジナルの車内販売弁当『ろくもん弁当』を扱っており、後発の食堂車列車らしく柔軟性のある供食サービスです。一方で、後発でありながら、運行開始当初は指定席券発売箇所がしなの鉄道有人駅の一部に限られていました。後にJTB、近畿日本ツーリストでの取り扱いを開始しています。
自社・JR東日本所属車両方の車両を使用して、観光利用目的の臨時列車・団体列車の運行を積極的に行ってきたしなの鉄道ですが、特に自社の車両については急行型の169系が引退し、近郊型の115系に統一されてしまった中で、その115系を上手く改造して快適に過ごせる空間に生まれ変わっています。改造は、長野電鉄としなの鉄道が出資している長電テクニカルサービス株式会社屋代工場で実施。
ただ、その乗り心地については115系のふわふわと上下に揺れる感じである点が変わっておらず、それにもかかわらず駅間ではかなりのスピードを出すため、(まだ乗車券指定席プランでしか乗車していませんが)揺れが少し気になりました。おれんじ食堂についても元々JR幹線で、車両も改造車ですが、115系よりも新しい車両である事や、駅間では食事に最適な速度に調整されている様に感じられましたし、おれんじ食堂を参考にしているいすみ鉄道のキハレストラン号では、種別が急行でありながらもゆっくり走行するので揺れが気になりません。それでも、しなの鉄道が115系を改造している事は、北陸新幹線金沢延伸開業時にしなの鉄道(北しなの線)に転換されるJR東日本信越本線長野〜妙高高原間での運転に対応させる事まで考えているのではないかと思います(後述の『高原のレストラン&軽井沢イルミネーション号』では黒姫まで乗り入れています)。しなの鉄道活性化協議会では169系の動態保存という意見も出ていたので、同系の一部のみ廃車・部品取りとして残りを延命させながら、いすみ鉄道の様にリバイバルトレイン+食堂車の役割を持たせることも観光列車運行のひとつの方法として出来たと思うのですが、今後、篠ノ井〜長野間のJR東日本区間を挟んで2路線を営業するには、新たな保安設備設置工事費用が掛からない車両を改造した方がメリットがあるという経営的な判断なのだと思います。

なお、この列車の運行開始前には団体列車として、いろどり軽井沢号などでしなの鉄道線に入線実績のあるJR東日本のジョイフルトレイン『いろどり』を使用した『いろどり高原のワインレストラン号』(写真左はそのリーフレット。平成25年11月2日・軽井沢〜上田間に1往復運行。ろくもん食事つきプラン提供店である沢屋、アトリエ・ド・フロマージュ等の料理を提供)、しなの鉄道115系を使用した『高原のレストラン&軽井沢イルミネーション号』(写真右はそのリーフレット。平成25年12月21日・黒姫→中軽井沢、軽井沢→黒姫に運行。ろくもん食事つきプラン提供店である鈴花等の料理を提供)を運行。平成26年4月19・20日には上田駅コンコースで『ろくもん弁当プレ販売会』と、供食サービス内容に関する事前確認的なイベントを開催していました。
(※ここまで平成26年9月22日掲載)
開業から1周年を迎え、更に改善された点が多く見られました。まず、供食体制については、ろくもん弁当の取扱種類が減りましたが、その一方で運行開始当初は取り扱いの無かった『ミカドコーヒー』や、2・3号車で食事を提供している鈴花の『和オードブル』とアトリエ・ド・フロマージュの『チーズセット』の発売も開始され、乗車券指定席プランの利用者も軽めではありますが、食事付きプランに似たような食事を楽しめるという最強の供食体制となりました。戸倉駅や上田駅での停車時間帯(一部列車)の限定土産品も新たに登場しました。運行開始当初には設置されていなかった車内の乗車記念スタンプについては、平成26年7月13日(運行開始3日目)の時点で未だ設置されていませんでしたが、同日、その事について質問している乗客に対し、アテンダントの方が『同様のご質問を多くいただいており、設置を検討しております』と回答していました。平成27年7月11日時点では既に設置されおり、パンフレットもスタンプの押印欄を設けたものにリニューアルされています。更にしなの鉄道北しなの線開業に伴い指定席券取扱駅に長野駅しなの鉄道きっぷうりばが加わり、利便性が高まりました。運行開始からたった1年でもの凄く進化している印象を受けました。
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【切符(記念以外)】
《主要駅発行 指定席券(平成26年7月13日使用)》
しなの鉄道線内の発売駅は主要駅(軽井沢駅・小諸駅・上田駅・戸倉駅・屋代駅)となっており、プリンタ発券のA5サイズの券となります。上記主要駅以外の停車駅では発売していません。訪問当日はろくもん1号と2号に乗車し、それぞれの指定席券を軽井沢駅、上田駅で当日購入していますが、特に違いはありません。
《しなの鉄道運輸区発行 観光列車ろくもん車内指定席券(平成26年7月13日収集)》
ろくもんの車掌が車内で発行する指定席券です。
《JTB発行 座席指定券B(平成27年7月11日使用)》

先述の通り、JTBでもろくもん指定席券の取り扱いが開始されました。写真はJTB発行のもので、券のタイトルは『座席指定券B』。指定席料金1,000円に発券手数料がプラスされますが、首都圏でも購入出来る様になったメリットは大きいです。
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【記念切符】
《観光列車「ろくもん」運転記念入場券(平成26年7月11日発売開始)》

ろくもんの運転開始を記念して、台紙+主要駅のA型硬券入場券5枚をセットにして発売。




《観光列車「ろくもん」1周年運転記念入場券(平成27年7月11日発売開始)》


台紙(写真上は表と裏)+主要駅のA型硬券入場券5枚をセットにして発売。
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【乗車証明書・乗車記念スタンプ等】
《乗車記念パンフレット(平成26年7月13日収集)》
1号車売店付近に置いてあったA5サイズのパンフレットです。列車・車両の概要について記載されています。乗車券指定席プランにおいては、車内で特に乗車証明書の配布はありませんでした。このパンフレットと後述のカードがそれに代わるものと思われます。
《乗車記念カード(平成26年7月13日収集)》

1号車売店でグッズ等を購入し、希望した者に配布されている名刺サイズのカード。グッズ類購入時に自己申告しないと貰えない様ですので、注意が必要です(収集日の状況ですから、変わっているかも知れません)。写真左は表面で先述のパンフレットとほぼ同じデザイン。写真右は裏面。
《乗車記念スタンプ(平成27年7月11日収集)》
1号車売店前に設置された乗車記念スタンプで、先述の『乗車記念パンフレット』がリニューアルされた『ろくもんBOOK』という記念パンフレット裏面に、乗車記念スタンプ押印欄が設けられました。
《「真田一族」の地を列車で巡る パンフレット(平成27年7月11日収集)》
『ろくもんBOOK』と同じく1号車売店前で配布されているA5サイズのパンフレット。なお、しなの鉄道ファンクラブ会員には平成27年7月10日頃着のファンクラブ通信と共に郵送されています。
《ろくもん運行開始1周年記念乗車証明書(平成27年7月11日)》

同日のろくもん1〜3号毎に表面のデザインが異なるD型硬券の記念乗車証明書が配布されました。同社乗車証明書としては珍しい地紋入り。

裏面(写真右)のデザインと券番は1〜3号とも共通。
《観光列車「ろくもん」1周年記念の旗(平成27年7月11日配布)》
運行開始1周年を迎えたろくもんに旗を振ろうというプロジェクトに使用された旗。しなの鉄道ホームページからデータをダウンロードして作成する内容となっていましたが、一部の駅では完成品が乗客にも配布されました。
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【ろくもん弁当(1号車売店で販売)、車内販売のオードブル、コーヒー】
《木の花屋 木の花屋弁当(平成26年7月13日購入)》

千曲市にある有限会社宮城商店が運営する漬物店『木の花屋(このはなや)』が調製したろくもん弁当。税込650円。ご飯と漬物を中心とした弁当ですが、複数の漬物を季節のご飯で味わうという郷土色豊かな弁当。購入日はこの弁当を含め4種類のろくもん弁当を取り扱っていました。
写真左は掛紙。ろくもん弁当との記載はありませんが芸術的なデザイン。写真右はお弁当の説明書。通常の駅弁に付属しているお品書きとはレベルの違う丁寧な説明内容で食欲をそそります。この他に木の花屋の店の説明書、取扱商品内容の説明書が付いていました。
説明書のタイトルに『夏のお弁当』と記載されていることから、季節によって中身が変わるのでしょう。説明文中に『今月のご飯』とあるので、もしかすると月毎に変えるのかもしれません。
購入日の内容は木島平産米を使用したたけのこご飯、てっぽう漬の汁で味付けした鶏肉、千曲市産あんずの漬物、しば漬、戸隠おろし(大根)の味噌漬、山ほおずきのシロップ漬。
《料亭緒環 鶏そぼろ&照り焼き弁当(平成26年7月13日購入)》

上田市にある料亭緒環株式会社が調製したろくもん弁当。社名通りの料亭緒環(おだまき)を運営しています。信州ハーブ鶏、長野県産米を使用。税込800円。写真左は掛紙。緒環の弁当掛紙も木の花屋と同様にろくもん弁当との記載はありませんが、真田幸村に因んで真田氏の家紋(雁金紋)がデザインされています。
《料亭緒環 太郎ポークとんかつ弁当(平成26年7月13日購入)》

料亭緒環調製のろくもん弁当。上田市の太郎山山麓にあるタローファームの健康な豚であるSPF豚と長野県産米を使用したとんかつの弁当。税込1,000円。
《料亭緒環 牛すき焼弁当(平成26年7月13日購入)》

料亭緒環調製のろくもん弁当。長野県産牛・長野県産米を使用した弁当。税込1,300円。緒環の弁当だけで鶏・豚・牛3種類の肉を使った基本的な弁当が揃えられています。
《ミカドコーヒー(平成27年7月11日購入)》
車内販売されるホットコーヒーで、200円とお手頃な価格。
《アトリエ・ド・フロマージュ チーズセット(平成27年7月11日購入)》

ろくもん1・2・3号の車内で販売されるチーズセットです。しっかりした黒い箱に5種類のチーズが入っています。税込1,200円。ろくもんのロゴが入った紙ナプキンとフォークが添えられ、1号車でも食堂車気分が体験できます。
写真は箱に入っていた商品の説明書。
《鈴花 和オードブル"彩"盛合せ(平成27年7月11日購入)》

ろくもん2・3号の車内で販売されるオードブルです。税込1,200円。車内で盛りつけるため、注文してから約10分後に箱に入った状態(写真左)で提供されます。煮物、焼き物、揚げ物の一通りが入っています。

写真左は箸袋。写真右上は箱上面に貼られた鈴花のラベル。写真右下は箱側面に貼られた製造日表示ラベル。

《料亭緒環 信州ハーブ鶏 鶏のきじ焼弁当(平成28年8月16日購入)》

税込800円。当日のろくもん車内で取り扱いのあった弁当はこの1種類のみ。鶏そぼろ&照り焼き弁当がリニューアルされた商品のようです。
鶏の焼き方を変えています。
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【車内販売グッズ】
《ピンバッチ(平成29年7月8日購入)》
平成28年秋〜平成29年に発売開始と思われます。2種類あり、各・税込850円。台紙付き。製造元は福岡市の株式会社テーブルトーク。どこかで似た商品を見たことがあると思いましたが、JR九州のD&S列車のピンバッジと同じメーカーでした。車両だけでなく車内販売品までJR九州を参考にしています。しかし、JR九州のピンバッジは主に税込520円なので、かなり強気な価格設定です。
❲ピンバッチろくもん❳

商品名はレシート記載のもの。
❲ピンバッチすはま❳

真田家の家紋『洲浜(すはま)』のデザイン。
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【記念食品・記念菓子・お酒】
《軽井沢駅限定 沢屋ジャム「ろくもん」セット(平成26年7月13日購入)》

ろくもん1・2号の発車・到着時に軽井沢駅ホームで販売されていた沢屋のジャム2個(白桃・あんず各1個)+しなの鉄道公認ろくもんシール3枚のセット。なお、ジャムの蓋部分にも付属するシールと同じものが貼り付けられています。写真左は商品の紙袋。写真右は商品内容。ジャムは、ろくもん食事付きプランで提供されているもの。
この商品に付いていた沢屋が運営しているレストラン『こどう』のリーフレット。同店はろくもんの食事付きプランの提供店のひとつ。リーフレットの内容はろくもんの提供メニュー、記念のスペシャルディナーなど。
《車内限定 ヴィラデストワイナリー しなの鉄道観光列車「ろくもん」果実酒
ヴィラデスト プリマベーラ メルロー/シャルドネ(平成26年7月13日購入)》
3号車のショーウィンドーに展示されていたワインで、製造者は東御市にある株式会社ヴィラデストワイナリー(エッセイスト・玉村豊男が代表)。「ろくもん」オリジナルラベル。乗務員の方に尋ねたところ、食事付きプランで提供されているものですが、土産としての購入も可能という事でした。メルロー(赤)、シャルドネ(白)の2種類あります。甘すぎず酸味があります。187mlで1本・税込1,000円。購入日の1号車売店には置いていませんでしたので、購入希望であれば3号車で尋ねると良いでしょう。
〔プリマベーラ メルロー2013〕 〔プリマベーラ シャルドネ2013〕

ワインラベルの材質はビニール系であるため、ワインラベル剥がしの粘着力だけでは全く剥がせません。裏面のシール部分の隅を丁寧に(途中に切れ目が入らない様に)カッターナイフで剥がした後に、上下均等な力でゆっくり剥がしていければOK。但し、表面と裏面の間に若干の気泡が出来る場合もあるので、裏面から針で気泡を抜くなどの手間が掛かります。
《戸倉駅限定(ろくもん1・2号停車時間中)
笹鈴製菓 六文銭まんぢう(オリジナル掛紙付き)(平成27年7月11日購入)》
戸倉上山田温泉の笹鈴製菓が発売している『六文銭まんぢう』(8個入)に、しなの鉄道「ろくもん」のオリジナル掛紙を付け、ろくもん1・2号到着時の戸倉駅ホーム限定で販売しているもの。税込800円。なお、ろくもん2号発車後に在庫がある場合には戸倉駅窓口にて取り扱っている場合もあります。
写真はオリジナル掛紙。

こちらが本来の六文銭まんぢうの商品構成で、左が箱、右が中身です。皮が薄め。ブラックコーヒーに合いました(濃いめのお茶にも良く合うと思います)。
《上田駅限定(ろくもん1・2号停車時間中)
飯島商店 みすず飴(「ろくもん限定バージョン」)(平成27年7月11日購入)》

国産果汁を使ったゼリー菓子で、しなの鉄道「ろくもん」のオリジナル台紙を付け、ろくもん1・2号到着時の上田駅ホーム限定で販売しているもの。税込500円。
写真はオリジナル台紙の表面・下部(写真左)と裏面(写真右)。

写真左は賞味期限のラベルと中身。
写真右は販売時の状態で、ろくもんのロゴが入ったビニール袋に入れて販売されます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【パンフレット類(乗車記念品以外)】
《しなの鉄道各駅停車 2014年夏号Vol.66(観光列車「ろくもん」特別号)》
ろくもん客室乗務員インタビュー、出発式の写真等を掲載しています。
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【写真】
《軽井沢駅》
〔平成26年7月13日撮影〕
回送の表示で入線してきたろくもん1号・長野行き。運行開始直後ですが、特に記念のヘッドマークは付けられていません。
《車内・車体》
〔平成26年7月13日撮影〕

1号車。車内のデザインはおれんじ食堂に似ていますが、木のプールを設置し、子供が遊べるスペースが用意されています。実際に乗車日の1号車は鉄道マニア・家族連れが半々で、木のプールは子供たちで賑わっていました。


車内に設置されているイラスト。

写真左は1号車売店前に設置されている撮影用の記念ボード。写真右は3号車ショーウィンドーに展示されているろくもん関連グッズのひとつ『記念乗車券』。これは食事つきプラン利用者に配布されるフリー切符だそうです。
〔平成27年7月11日撮影〕
運行開始当初は『臨時』の表示でしたが、現在の方向幕は前面が『ろくもん』、側面が列車名と行先を表示する様になりました。

写真左はろくもん3号車乗車時に撮影した2号車。写真右上は1号車売店。
1号車売店前に設置されたろくもん1周年記念の花。
《小諸駅》
〔平成26年7月13日撮影〕
ろくもん2号・軽井沢行き。
〔平成26年8月16日撮影〕

小諸駅改札前の発車案内表示。
〔平成27年7月11日撮影〕
ろくもん2号・軽井沢行き。
《戸倉駅》
〔平成26年7月13日撮影〕
ろくもん停車時のホーム上に戸倉上山田温泉の湯を運んで、手湯コーナーを設置していました。
〔平成27年7月11日撮影〕
戸倉駅1番線前の駅舎がプチリニューアル。

写真左は駅舎内に掲示されていたろくもん1周年記念ポスター。写真右上・右下は、1番ホームに掲出されたろくもん1周年記念の写真。

《上田駅》
〔平成26年7月13日撮影〕


《長野駅》
〔平成26年7月13日撮影〕

写真右は長野駅の発車案内表示。ろくもんの種別は快速です。その上に表示されている臨時快速松本行きは、JR東海エリアの中央本線鉄橋流出で運休となっていた特急しなの号の代替。
※平成26年 9月21日掲載(本文、指定席券、記入、乗車記念品・記念商品、写真)
※平成26年 9月22日更新(本文加筆、ろくもん弁当、しなの鉄道各駅停車)
※平成26年10月 9日更新(ワイン2013)
※平成27年 7月20日更新(本文加筆、JTB指定券、1周年記入・乗証・旗、乗車記念スタンプ、
真田一族パンフ、ミカドコーヒー、チーズセット、和オードブル、まんぢう、みすず飴)
※平成29年 7月16日更新(鶏のきじ焼弁当)
※平成29年 7月17日更新(ピンバッチ)
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JR東日本が発行したろくもんに関するパンフレットは
JR東日本 観光列車「ろくもん」
《水戸岡鋭治氏デザインの観光列車・特急列車等》
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JR九州 ゆふいんの森 はやとの風 SL人吉 なのはなDX 海幸山幸
井原鉄道 夢やすらぎ号
和歌山電鐵 いちご電車 おもちゃ電車 たま電車 うめ星電車
肥薩おれんじ鉄道 おれんじ食堂
WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)
丹後あかまつ号 丹後あおまつ号 丹後くろまつ号 丹後の海
くま川鉄道 KUMA1・KUMA2 田園シンフォニー
富士急行 富士登山電車 富士山ビュー特急
富山地方鉄道 アルプスエキスプレス
長良川鉄道 観光列車「ながら」
東京急行電鉄、伊豆急行 THE ROYAL EXPRESS
下田ロープウェイ 下田ロープウェイ
平成筑豊鉄道 ことこと列車
JRバス関東 イエローバス
豊島区、WILLER、WILLER EXPRESS、
(一社)としまアートカルチャーまちづくり協議会 IKEBUS
箱根観光船 箱根海賊船(クイーン芦ノ湖)
おれんじ食堂の様に、旅行商品扱い以外の利用者でも別途食事部分のみを購入することが出来ない代わりに、1号車売店ではろくもんオリジナルの車内販売弁当『ろくもん弁当』を扱っており、後発の食堂車列車らしく柔軟性のある供食サービスです。一方で、後発でありながら、運行開始当初は指定席券発売箇所がしなの鉄道有人駅の一部に限られていました。後にJTB、近畿日本ツーリストでの取り扱いを開始しています。
自社・JR東日本所属車両方の車両を使用して、観光利用目的の臨時列車・団体列車の運行を積極的に行ってきたしなの鉄道ですが、特に自社の車両については急行型の169系が引退し、近郊型の115系に統一されてしまった中で、その115系を上手く改造して快適に過ごせる空間に生まれ変わっています。改造は、長野電鉄としなの鉄道が出資している長電テクニカルサービス株式会社屋代工場で実施。
ただ、その乗り心地については115系のふわふわと上下に揺れる感じである点が変わっておらず、それにもかかわらず駅間ではかなりのスピードを出すため、(まだ乗車券指定席プランでしか乗車していませんが)揺れが少し気になりました。おれんじ食堂についても元々JR幹線で、車両も改造車ですが、115系よりも新しい車両である事や、駅間では食事に最適な速度に調整されている様に感じられましたし、おれんじ食堂を参考にしているいすみ鉄道のキハレストラン号では、種別が急行でありながらもゆっくり走行するので揺れが気になりません。それでも、しなの鉄道が115系を改造している事は、北陸新幹線金沢延伸開業時にしなの鉄道(北しなの線)に転換されるJR東日本信越本線長野〜妙高高原間での運転に対応させる事まで考えているのではないかと思います(後述の『高原のレストラン&軽井沢イルミネーション号』では黒姫まで乗り入れています)。しなの鉄道活性化協議会では169系の動態保存という意見も出ていたので、同系の一部のみ廃車・部品取りとして残りを延命させながら、いすみ鉄道の様にリバイバルトレイン+食堂車の役割を持たせることも観光列車運行のひとつの方法として出来たと思うのですが、今後、篠ノ井〜長野間のJR東日本区間を挟んで2路線を営業するには、新たな保安設備設置工事費用が掛からない車両を改造した方がメリットがあるという経営的な判断なのだと思います。


(※ここまで平成26年9月22日掲載)
開業から1周年を迎え、更に改善された点が多く見られました。まず、供食体制については、ろくもん弁当の取扱種類が減りましたが、その一方で運行開始当初は取り扱いの無かった『ミカドコーヒー』や、2・3号車で食事を提供している鈴花の『和オードブル』とアトリエ・ド・フロマージュの『チーズセット』の発売も開始され、乗車券指定席プランの利用者も軽めではありますが、食事付きプランに似たような食事を楽しめるという最強の供食体制となりました。戸倉駅や上田駅での停車時間帯(一部列車)の限定土産品も新たに登場しました。運行開始当初には設置されていなかった車内の乗車記念スタンプについては、平成26年7月13日(運行開始3日目)の時点で未だ設置されていませんでしたが、同日、その事について質問している乗客に対し、アテンダントの方が『同様のご質問を多くいただいており、設置を検討しております』と回答していました。平成27年7月11日時点では既に設置されおり、パンフレットもスタンプの押印欄を設けたものにリニューアルされています。更にしなの鉄道北しなの線開業に伴い指定席券取扱駅に長野駅しなの鉄道きっぷうりばが加わり、利便性が高まりました。運行開始からたった1年でもの凄く進化している印象を受けました。
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【切符(記念以外)】
《主要駅発行 指定席券(平成26年7月13日使用)》

《しなの鉄道運輸区発行 観光列車ろくもん車内指定席券(平成26年7月13日収集)》

《JTB発行 座席指定券B(平成27年7月11日使用)》


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【記念切符】
《観光列車「ろくもん」運転記念入場券(平成26年7月11日発売開始)》






《観光列車「ろくもん」1周年運転記念入場券(平成27年7月11日発売開始)》



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【乗車証明書・乗車記念スタンプ等】
《乗車記念パンフレット(平成26年7月13日収集)》

《乗車記念カード(平成26年7月13日収集)》


《乗車記念スタンプ(平成27年7月11日収集)》

《「真田一族」の地を列車で巡る パンフレット(平成27年7月11日収集)》

《ろくもん運行開始1周年記念乗車証明書(平成27年7月11日)》




《観光列車「ろくもん」1周年記念の旗(平成27年7月11日配布)》

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【ろくもん弁当(1号車売店で販売)、車内販売のオードブル、コーヒー】
《木の花屋 木の花屋弁当(平成26年7月13日購入)》


写真左は掛紙。ろくもん弁当との記載はありませんが芸術的なデザイン。写真右はお弁当の説明書。通常の駅弁に付属しているお品書きとはレベルの違う丁寧な説明内容で食欲をそそります。この他に木の花屋の店の説明書、取扱商品内容の説明書が付いていました。

購入日の内容は木島平産米を使用したたけのこご飯、てっぽう漬の汁で味付けした鶏肉、千曲市産あんずの漬物、しば漬、戸隠おろし(大根)の味噌漬、山ほおずきのシロップ漬。
《料亭緒環 鶏そぼろ&照り焼き弁当(平成26年7月13日購入)》


《料亭緒環 太郎ポークとんかつ弁当(平成26年7月13日購入)》


《料亭緒環 牛すき焼弁当(平成26年7月13日購入)》


《ミカドコーヒー(平成27年7月11日購入)》

《アトリエ・ド・フロマージュ チーズセット(平成27年7月11日購入)》



《鈴花 和オードブル"彩"盛合せ(平成27年7月11日購入)》





《料亭緒環 信州ハーブ鶏 鶏のきじ焼弁当(平成28年8月16日購入)》



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【車内販売グッズ】
《ピンバッチ(平成29年7月8日購入)》
平成28年秋〜平成29年に発売開始と思われます。2種類あり、各・税込850円。台紙付き。製造元は福岡市の株式会社テーブルトーク。どこかで似た商品を見たことがあると思いましたが、JR九州のD&S列車のピンバッジと同じメーカーでした。車両だけでなく車内販売品までJR九州を参考にしています。しかし、JR九州のピンバッジは主に税込520円なので、かなり強気な価格設定です。
❲ピンバッチろくもん❳


❲ピンバッチすはま❳


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【記念食品・記念菓子・お酒】
《軽井沢駅限定 沢屋ジャム「ろくもん」セット(平成26年7月13日購入)》



《車内限定 ヴィラデストワイナリー しなの鉄道観光列車「ろくもん」果実酒
ヴィラデスト プリマベーラ メルロー/シャルドネ(平成26年7月13日購入)》
3号車のショーウィンドーに展示されていたワインで、製造者は東御市にある株式会社ヴィラデストワイナリー(エッセイスト・玉村豊男が代表)。「ろくもん」オリジナルラベル。乗務員の方に尋ねたところ、食事付きプランで提供されているものですが、土産としての購入も可能という事でした。メルロー(赤)、シャルドネ(白)の2種類あります。甘すぎず酸味があります。187mlで1本・税込1,000円。購入日の1号車売店には置いていませんでしたので、購入希望であれば3号車で尋ねると良いでしょう。
〔プリマベーラ メルロー2013〕 〔プリマベーラ シャルドネ2013〕


《戸倉駅限定(ろくもん1・2号停車時間中)
笹鈴製菓 六文銭まんぢう(オリジナル掛紙付き)(平成27年7月11日購入)》

写真はオリジナル掛紙。


《上田駅限定(ろくもん1・2号停車時間中)
飯島商店 みすず飴(「ろくもん限定バージョン」)(平成27年7月11日購入)》


写真はオリジナル台紙の表面・下部(写真左)と裏面(写真右)。


写真右は販売時の状態で、ろくもんのロゴが入ったビニール袋に入れて販売されます。
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【パンフレット類(乗車記念品以外)】
《しなの鉄道各駅停車 2014年夏号Vol.66(観光列車「ろくもん」特別号)》

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【写真】
《軽井沢駅》
〔平成26年7月13日撮影〕

《車内・車体》
〔平成26年7月13日撮影〕







〔平成27年7月11日撮影〕




《小諸駅》
〔平成26年7月13日撮影〕

〔平成26年8月16日撮影〕


〔平成27年7月11日撮影〕

《戸倉駅》
〔平成26年7月13日撮影〕

〔平成27年7月11日撮影〕




《上田駅》
〔平成26年7月13日撮影〕


《長野駅》
〔平成26年7月13日撮影〕


※平成26年 9月21日掲載(本文、指定席券、記入、乗車記念品・記念商品、写真)
※平成26年 9月22日更新(本文加筆、ろくもん弁当、しなの鉄道各駅停車)
※平成26年10月 9日更新(ワイン2013)
※平成27年 7月20日更新(本文加筆、JTB指定券、1周年記入・乗証・旗、乗車記念スタンプ、
真田一族パンフ、ミカドコーヒー、チーズセット、和オードブル、まんぢう、みすず飴)
※平成29年 7月16日更新(鶏のきじ焼弁当)
※平成29年 7月17日更新(ピンバッチ)
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岡山電気軌道 MOMO KURO
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井原鉄道 夢やすらぎ号
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肥薩おれんじ鉄道 おれんじ食堂
WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)
丹後あかまつ号 丹後あおまつ号 丹後くろまつ号 丹後の海
くま川鉄道 KUMA1・KUMA2 田園シンフォニー
富士急行 富士登山電車 富士山ビュー特急
富山地方鉄道 アルプスエキスプレス
長良川鉄道 観光列車「ながら」
東京急行電鉄、伊豆急行 THE ROYAL EXPRESS
下田ロープウェイ 下田ロープウェイ
平成筑豊鉄道 ことこと列車
JRバス関東 イエローバス
豊島区、WILLER、WILLER EXPRESS、
(一社)としまアートカルチャーまちづくり協議会 IKEBUS
箱根観光船 箱根海賊船(クイーン芦ノ湖)
2017年07月15日
伊豆急行 スーパービュー踊り子号
【特急券(記念以外)】
《〔伊豆急線内〕スーパービューリゾート踊り子号特急グリーン券(伊東駅・2006年1月9日収集)》

《〔伊豆急線内〕スーパービューリゾート踊り子号特急グリーン券(伊東駅・2014年7月19日収集)》
2006年購入時のものから様式変更されていません。消費税率改定前の旧料金表示を訂正して使用しています。
《〔伊豆急行線内〕A特急 踊り子号特急グリーン券(伊東駅・2016年3月12日収集)》

スーパービュー踊り子号以外の列車(マリンエクスプレス踊り子)に対応させるためか、券のタイトルが変わりました。当日はスーパービュー踊り子号のものとして購入。小児専用券もあります。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【記念切符】
《特急スーパービュー踊り子号運転記念入場券(1990年7月1日発売)》

袋(写真左)+入場券5枚で構成されています。




※2006年1月18日掲載(伊東駅特急グリーン券2006)
※2012年3月29日更新(SV踊り子運転記念)
※2014年9月 1日更新(伊東駅特急グリーン券2014)
※2017年7月15日更新(伊東駅A特急グリーン券2016)
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《関連列車等》
伊豆急行 踊り子号(JR東日本所属車)
伊豆急行 マリンエクスプレス踊り子号
伊豆急行 サフィール踊り子号
JR東日本 踊り子号
JR東日本 スーパービュー踊り子号
JR東日本 マリンエクスプレス踊り子号
《二次交通》
伊豆急行 (総称)西伊豆エクスプレスライン
西伊豆東海バス 西伊豆ライナー
南伊豆東海バス 西伊豆ライナー
南伊豆東海バス 下田名所めぐり遊覧バスKコース
南伊豆東海バス 下田名所めぐり遊覧バスRコース
《〔伊豆急線内〕スーパービューリゾート踊り子号特急グリーン券(伊東駅・2006年1月9日収集)》

《〔伊豆急線内〕スーパービューリゾート踊り子号特急グリーン券(伊東駅・2014年7月19日収集)》

《〔伊豆急行線内〕A特急 踊り子号特急グリーン券(伊東駅・2016年3月12日収集)》


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【記念切符】
《特急スーパービュー踊り子号運転記念入場券(1990年7月1日発売)》






※2006年1月18日掲載(伊東駅特急グリーン券2006)
※2012年3月29日更新(SV踊り子運転記念)
※2014年9月 1日更新(伊東駅特急グリーン券2014)
※2017年7月15日更新(伊東駅A特急グリーン券2016)
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伊豆急行 マリンエクスプレス踊り子号
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JR東日本 踊り子号
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JR東日本 マリンエクスプレス踊り子号
《二次交通》
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西伊豆東海バス 西伊豆ライナー
南伊豆東海バス 西伊豆ライナー
南伊豆東海バス 下田名所めぐり遊覧バスKコース
南伊豆東海バス 下田名所めぐり遊覧バスRコース
会津鉄道 お座トロ展望列車会津浪漫号
平成11年から運行開始したトロッコ列車『会津浪漫号』は、後にお座敷車・展望車を編成に加え、『お座トロ展望列車』として運行されています。運行区間は、会津若松~西若松~会津田島間で、他の会津鉄道所属車両と同様にJR東日本只見線会津若松駅まで乗り入れています。春・夏・秋に運転される列車には『花号』『風号』『星号』、冬に運転される列車には『新雪号』『雪見号』と各列車毎に愛称が付いています。
この列車にはトロッコ整理券(後述)が必要で、JR乗り入れ区間である只見線会津若松~西若松間も同じ扱いとなっています。JR線内へ乗り入れる第3セクター鉄道事業者で、その鉄道事業者が発行するJR線内の駅を発駅とした料金券が必要となる列車としては他に、しなの鉄道のしなのサンセット号がありますが、同列車は始発の長野駅を発車すると、JRとの境界である篠ノ井駅を通過し、自社路線内にある上田駅までノンストップとなります。また、しなのサンセット券(同列車に必要な料金券)のJR長野駅での取り扱いがありません。同じJR東日本への乗り入れ列車ですが、それぞれ通勤向け・観光向けと列車の性質が異なるため、扱いに違いがあるようです。
なお、平成24年3月から野岩鉄道会津鬼怒川線経由で東武鉄道鬼怒川線鬼怒川温泉駅までの乗り入れ(湯めぐり号)が開始されています。また、復路に会津鉄道会津線内に運転される『森号』が設定されました。
【トロッコ整理券】
小児150円・大人300円で、常備軟券についての大小の区別は料金部分の○付けによる違いだけです。常備券は会津鉄道有人駅とJR東日本びゅうプラザ会津若松、トロッコ列車車掌で発売されていました。しかし、JR東日本びゅうプラザ会津若松については平成21年8月16日訪問時点でマルスでの発券に変わっていました。また、会津鉄道有人駅とトロッコ列車車掌発売分についても平成22年5月29・30日訪問時点で会津高原尾瀬口駅以外はすべて機械発券。更に平成25年8月3日訪問時点で会津高原尾瀬口駅も機械発券に変わっていました。
《常備軟券(新雪号、雪見号用)》
〔平成15年分〕
東武ファンフェスタ2016の会津鉄道ブースで販売されていた整理券。裏面のイベント開催日程(曜日)の記載から平成15年のもので間違いなさそうです。
〔平成17年4月30日収集分〕 〔平成18年4月2日収集分〕

写真左はトロッコ列車内で車掌から購入したもの。会津鉄道の発行箇所補充の切符は、車掌から購入すると発行箇所が無記入となるようです。
写真右は会津若松駅びゅうプラザで購入したもの。発行箇所はゴム印で『(□囲み)VP会津若松』となっています。
平成17年購入分には裏面に月日の書かれた沿線行事予定が印刷済みですが、平成18年購入分には行事予定の印刷がありません。
《常備軟券(花号、風号、星号用)》
〔平成17年以前分〕
東武ファンフェスタ2016の会津鉄道ブースで販売されていた整理券。タイトルが『トロッコ整理券』とシンプルなものであるため、未収集の平成17年以前分と思われます。
〔平成18年10月14日収集分〕 〔平成21年8月29日収集分〕

写真左は会津若松駅びゅうプラザで購入したもの。
写真右はトロッコ列車内で車掌から購入したもの。
《機械券》
〔会津浪漫花号(駅売り分・芦ノ牧温泉駅発行)(平成22年5月30日収集)〕

〔会津浪漫風号(車内発売分・会津鉄道乗務員発行)(平成22年5月29日収集)〕

乗務員発行分については写真右のばす駅長デザインと思われるチケットホルダーがおまけで付いてきました。
〔会津浪漫風号(駅売り分・会津高原尾瀬口駅発行)(平成25年8月3日収集)〕
会津若松〜会津鉄道会津線に運行される会津浪漫号の常備券は無くなりました。
【富士の湯無料入浴券(平成22年4月17日〜11月14日)】
お座トロ展望列車(風号)で終点の会津若松駅(JR只見線乗り入れ区間)まで利用した乗客に配布されていた会津若松駅前『富士の湯』の無料入浴券で、カラープリンタ作成と思われます。普通ならば自社路線の沿線周辺施設を対象にすると思いますが、乗り入れ先沿線の施設である点が変わっています。
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【記念商品等】
ここに掲載しているものは新型トロッコ運行開始記念関連の商品等ですが、平成25年8月3日訪問時にはそれ以外に会津田島駅売店と会津高原尾瀬口駅窓口で『会津線の四季』というタイトルのポストカードが何種類か発売されていました(1枚100円)。駅によっては在庫の有無が異なりますが、2駅廻って2種類の会津浪漫号図柄のものが収集できました。
《トロッコ列車乗車記念小型印(郵便事業田島支店ゆうゆう窓口)(平成22年)》
当初は『会津鉄道トロッコ列車運行記念』として平成22年2月6日(土)〜平成22年2月28日(日)の期間限定で郵便事業田島支店ゆうゆう窓口に設置された小型印。その後もトロッコ車の車内に設置されたポストから投函すれば消印にこの小型印を使用するサービスが行われています。また、郵便事業田島支店は会津田島駅近くですので、はがきを購入してそれに押印していただく事もできます。
《ばす駅長DVD「猫駅長 ばすの一日」(感謝価格盤)(平成22年)》

2,500円で発売され売り切れていたDVDを『「ばす駅長」デザイントロッコ車両運行開始記念』の商品としてケースと価格を変えて1,500円で発売したもの。包装されているビニールには写真右のシールが貼り付けられていました。平成25年8月3日時点で会津鉄道開業25周年特別価格800円で発売中。
《ばすのウタCD(平成22年)》
新型トロッコ運行開始記念商品。発売当初は1,000円で発売されていたものが、平成25年8月3日時点で会津鉄道開業25周年特別価格500円で発売中。
『ナスカ』という2人組のアーティストが歌うポップス的なバージョンと、ナスカに地元の小学生2人+ばす駅長のユニット『ニャスカ』が歌う童謡の様にアレンジされた2曲とそれぞれのカラオケバージョンが収録されています。子供が多く乗車している時にトロッコ列車内で流すと喜ばれそう。
《「ばす」と旅の思い出ポストカードブック12枚セット(平成22年)》
新型トロッコ運行開始記念商品で840円。企画/発行は会津若松市の三洋印刷株式会社。制作協力は会津鉄道。
車両の写真は1枚もなく、全てばす駅長の写真で構成されています。芦ノ牧温泉駅で何度かばす駅長の写真を撮影していますが、素人撮影では真似できない駅長らしい凛々しい表情の写真です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【トロッコ車内販売弁当(予約制)】
牛乳屋食堂はラーメン、カツ丼で有名ですが、会津浪漫号の車内で販売される予約制弁当『ソースカツ丼弁当』『煮込みカツ丼弁当』の製造元でもあります。車内販売の弁当を入手しづらい場合は直接、芦ノ牧温泉駅近くのお店に行って食べるという方法もあります。なお、現在ではAIZUマウントエクスプレス車内でも事前予約制で取り扱いしていますので、以前よりは入手難易度が下がっています。
店舗で食べたラーメン・店舗仕様のカツ丼については後述の写真欄を御覧下さい。
《牛乳屋食堂 煮込みカツ丼弁当(平成22年5月29日購入)》

邪道かも知れませんが店舗で後述のラーメンと一緒に注文しました。「トロッコ車内で扱っているものと同じ弁当が食べたいのですが…」と尋ねたところ1,000円で用意して下さりました。トロッコで販売されるものと50円違いますが…
写真左は掛紙。トロッコには関係ないですがデカく描かれた『牛乳や』ののれんデザインが好きです。右は蓋をした状態。蓋の上には牛乳屋食堂オリジナルグッズにも使用されている牛がデザインされています。
で、こちらが中身。カツは大きく、店舗仕様のカツ丼(後述)と同じくご飯の量が半端じゃないです。
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【パンフレット等】
《お座トロ展望列車チラシ(平成21年)》

《会津線時刻表(平成22年3月13日改正)》
表紙は『新装トロッコ列車デビュー!』の文字入りです。
《会津線時刻表(平成25年3月16日改正)》
デザインは東京スカイツリーと会津浪漫号です。
======================================
【写真】
《お座敷車(特記以外は平成17年3月19日撮影)》

写真左は西若松駅で撮影した会津田島行。同駅まではJR只見線を走行。ここから会津鉄道会津線区間となります。
写真右は車内。この車両のみ平成21年8月時点で未だに喫煙可能でした。

写真は2点とも湯野上温泉駅で撮影。写真右は平成18年10月14日に撮影。会津鉄道沿線は、季節によって大きく変化する風景が魅力で、特に会津浪漫号では間近に四季を感じられます。
《新型トロッコ車(特記以外は平成22年5月29日に会津田島駅で撮影)》


新型トロッコの車内には郵便ポストも設置されています。ここで差し出すと先述のばす駅長デザインの消印が使用されます。

車体、座席など車両内外にばす駅長のイラストを多数使用しています。
平成22年5月30日に芦ノ牧温泉駅で撮影。
平成29年7月9日に会津下郷駅にて撮影。会津鉄道開業30周年記念ヘッドマークを装着。
《(旧)トロッコ車》

老朽化で平成22年に新型トロッコ車に置き換えられました。
写真右はトンネル内走行時のトロッコ車の車内。
2点とも平成17年3月19日撮影。
廃車後の旧トロッコ車は芦ノ牧温泉駅に留置されていました。平成22年5月29日に撮影。
《展望車》

写真左は平成17年4月30日に芦ノ牧温泉駅で撮影。
写真右は展望車の車内。平成17年3月19日撮影。

NHK大河ドラマ『八重の桜』に因んで車内にドラマのポスター掲示と八重たんのラッピング(車外も)が施されました。2点とも平成25年8月3日撮影。
《牛乳屋食堂の店舗で食べたソースかつ丼、煮込みかつ丼(平成21年10月31日訪問)》

写真はソースかつ丼、煮込みかつ丼を含んだセット。ご飯の量がもの凄く多いのですが、お店の方の話では「会津は米がたくさんとれるから、こっちでは普通の量でも都会の人には多いかも」との事。
《牛乳屋食堂の店舗で食べたラーメン(平成22年5月29日訪問)》

味噌チャーシュー麺と一日限定20食の地鶏塩ラーメン。
※平成18年10月16日掲載(H17・18整理券、写真)
※平成21年 9月 4日更新(本文、H21整理券、写真追加)
※平成22年 6月 1日更新(廃車後のAT-300形写真)
※平成23年 1月21日更新(DVD、牛乳屋H21)
※平成23年 9月13日更新(入浴券、機械券芦ノ牧温泉、小型印、牛乳屋H22、AT-350形写真)
※平成24年12月12日更新(本文加筆、H22時刻表)
※平成25年 8月 9日更新(CD、ポストカード、H25時刻表、機械券会津高原、八重たん写真)
※平成28年12月 4日更新(H15冬季整理券、H17以前春季整理券)
※平成29年 7月15日更新(H29写真)
【関連記事】
《会津鉄道のメイン記事》
会津鉄道 会津線
《関連列車・乗入列車等》
JR東日本 秋の愛・鉄 喜楽里号
JR東日本 乗ってみんべぇ号
野岩鉄道 お座トロ展望列車湯めぐり号
会津鉄道 AIZUマウントエクスプレス号
会津鉄道 リバティ会津
この列車にはトロッコ整理券(後述)が必要で、JR乗り入れ区間である只見線会津若松~西若松間も同じ扱いとなっています。JR線内へ乗り入れる第3セクター鉄道事業者で、その鉄道事業者が発行するJR線内の駅を発駅とした料金券が必要となる列車としては他に、しなの鉄道のしなのサンセット号がありますが、同列車は始発の長野駅を発車すると、JRとの境界である篠ノ井駅を通過し、自社路線内にある上田駅までノンストップとなります。また、しなのサンセット券(同列車に必要な料金券)のJR長野駅での取り扱いがありません。同じJR東日本への乗り入れ列車ですが、それぞれ通勤向け・観光向けと列車の性質が異なるため、扱いに違いがあるようです。
なお、平成24年3月から野岩鉄道会津鬼怒川線経由で東武鉄道鬼怒川線鬼怒川温泉駅までの乗り入れ(湯めぐり号)が開始されています。また、復路に会津鉄道会津線内に運転される『森号』が設定されました。
【トロッコ整理券】
小児150円・大人300円で、常備軟券についての大小の区別は料金部分の○付けによる違いだけです。常備券は会津鉄道有人駅とJR東日本びゅうプラザ会津若松、トロッコ列車車掌で発売されていました。しかし、JR東日本びゅうプラザ会津若松については平成21年8月16日訪問時点でマルスでの発券に変わっていました。また、会津鉄道有人駅とトロッコ列車車掌発売分についても平成22年5月29・30日訪問時点で会津高原尾瀬口駅以外はすべて機械発券。更に平成25年8月3日訪問時点で会津高原尾瀬口駅も機械発券に変わっていました。
《常備軟券(新雪号、雪見号用)》
〔平成15年分〕

〔平成17年4月30日収集分〕 〔平成18年4月2日収集分〕


写真右は会津若松駅びゅうプラザで購入したもの。発行箇所はゴム印で『(□囲み)VP会津若松』となっています。
平成17年購入分には裏面に月日の書かれた沿線行事予定が印刷済みですが、平成18年購入分には行事予定の印刷がありません。
《常備軟券(花号、風号、星号用)》
〔平成17年以前分〕

〔平成18年10月14日収集分〕 〔平成21年8月29日収集分〕


写真右はトロッコ列車内で車掌から購入したもの。
《機械券》
〔会津浪漫花号(駅売り分・芦ノ牧温泉駅発行)(平成22年5月30日収集)〕

〔会津浪漫風号(車内発売分・会津鉄道乗務員発行)(平成22年5月29日収集)〕


〔会津浪漫風号(駅売り分・会津高原尾瀬口駅発行)(平成25年8月3日収集)〕

【富士の湯無料入浴券(平成22年4月17日〜11月14日)】

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【記念商品等】
ここに掲載しているものは新型トロッコ運行開始記念関連の商品等ですが、平成25年8月3日訪問時にはそれ以外に会津田島駅売店と会津高原尾瀬口駅窓口で『会津線の四季』というタイトルのポストカードが何種類か発売されていました(1枚100円)。駅によっては在庫の有無が異なりますが、2駅廻って2種類の会津浪漫号図柄のものが収集できました。
《トロッコ列車乗車記念小型印(郵便事業田島支店ゆうゆう窓口)(平成22年)》

《ばす駅長DVD「猫駅長 ばすの一日」(感謝価格盤)(平成22年)》


《ばすのウタCD(平成22年)》

『ナスカ』という2人組のアーティストが歌うポップス的なバージョンと、ナスカに地元の小学生2人+ばす駅長のユニット『ニャスカ』が歌う童謡の様にアレンジされた2曲とそれぞれのカラオケバージョンが収録されています。子供が多く乗車している時にトロッコ列車内で流すと喜ばれそう。
《「ばす」と旅の思い出ポストカードブック12枚セット(平成22年)》

車両の写真は1枚もなく、全てばす駅長の写真で構成されています。芦ノ牧温泉駅で何度かばす駅長の写真を撮影していますが、素人撮影では真似できない駅長らしい凛々しい表情の写真です。
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【トロッコ車内販売弁当(予約制)】
牛乳屋食堂はラーメン、カツ丼で有名ですが、会津浪漫号の車内で販売される予約制弁当『ソースカツ丼弁当』『煮込みカツ丼弁当』の製造元でもあります。車内販売の弁当を入手しづらい場合は直接、芦ノ牧温泉駅近くのお店に行って食べるという方法もあります。なお、現在ではAIZUマウントエクスプレス車内でも事前予約制で取り扱いしていますので、以前よりは入手難易度が下がっています。
店舗で食べたラーメン・店舗仕様のカツ丼については後述の写真欄を御覧下さい。
《牛乳屋食堂 煮込みカツ丼弁当(平成22年5月29日購入)》


写真左は掛紙。トロッコには関係ないですがデカく描かれた『牛乳や』ののれんデザインが好きです。右は蓋をした状態。蓋の上には牛乳屋食堂オリジナルグッズにも使用されている牛がデザインされています。

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【パンフレット等】
《お座トロ展望列車チラシ(平成21年)》
《会津線時刻表(平成22年3月13日改正)》

《会津線時刻表(平成25年3月16日改正)》

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【写真】
《お座敷車(特記以外は平成17年3月19日撮影)》


写真右は車内。この車両のみ平成21年8月時点で未だに喫煙可能でした。


《新型トロッコ車(特記以外は平成22年5月29日に会津田島駅で撮影)》







《(旧)トロッコ車》


写真右はトンネル内走行時のトロッコ車の車内。
2点とも平成17年3月19日撮影。
《展望車》


写真右は展望車の車内。平成17年3月19日撮影。


《牛乳屋食堂の店舗で食べたソースかつ丼、煮込みかつ丼(平成21年10月31日訪問)》


《牛乳屋食堂の店舗で食べたラーメン(平成22年5月29日訪問)》


※平成18年10月16日掲載(H17・18整理券、写真)
※平成21年 9月 4日更新(本文、H21整理券、写真追加)
※平成22年 6月 1日更新(廃車後のAT-300形写真)
※平成23年 1月21日更新(DVD、牛乳屋H21)
※平成23年 9月13日更新(入浴券、機械券芦ノ牧温泉、小型印、牛乳屋H22、AT-350形写真)
※平成24年12月12日更新(本文加筆、H22時刻表)
※平成25年 8月 9日更新(CD、ポストカード、H25時刻表、機械券会津高原、八重たん写真)
※平成28年12月 4日更新(H15冬季整理券、H17以前春季整理券)
※平成29年 7月15日更新(H29写真)
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玉川電気鉄道 溝ノ口線
【記念券・記念グッズ】
《溝の口駅開業90周年記念入場券(2017年7月15日発売)》

東急電鉄溝の口駅が、1927年(昭和2年)の玉川電気鉄道溝ノ口線溝ノ口駅としての開業から90周年を迎えました。その記念として発売された記念入場券で、D型硬券4枚+B型硬券2枚+レプリカ券の計7枚と台紙のセット。同月11日の臨時列車・特急『時差Bizライナー』の運行・同駅への停車開始と大きなイベントが続きました。






玉川電気鉄道溝ノ口時代の回数券を硬券で再現。
《溝の口駅開業90周年記念キーホルダー(2017年7月15日発売)》

税込400円で台紙付き。キーホルダー本体は昔の田園都市線駅名標を両面にデザイン。台紙には溝ノ口線時代から現在までの車両の写真を使用しています。
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