2014年08月

2014年08月19日

いすみ鉄道 和菓子列車(キハレストラン号)

 本項にはいすみ鉄道が運行する観光急行列車内(2号車・キハ28車内)で実施されている食堂車(グルメ列車)『レストラン・キハ』(キハレストラン号)のうち、和菓子列車に関して掲載致します。

【レストラン・キハ(食堂車)】
《和菓子列車(運営:ホテル九十九里ヴィラそとぼう)(平成26年7月21日)》
いすみ鉄道観光急行キハレストラン号3座席指定券 同日は大原駅13:52発→上総中野14:54着の観光急行列車(キハ28車内)が、和菓子列車として運行されました。カレー列車と同じく運営はホテル九十九里ヴィラそとぼうが行っています。
 写真は座席指定券です。カレー列車(※下記リンク記事参照)の座席指定券よりも券番が進んでおり100番台半ばでした。なお、和菓子列車の料金は1,000円で、乗車当日13:40から大原駅(駅舎とホームの間のベンチ前)にて、ホテル九十九里ヴィラそとぼうのスタッフの方が販売していました。
いすみ鉄道観光急行キハレストラン号3写真和菓子いすみ鉄道観光急行キハレストラン号3写真ドリンクメニュー 写真左は乗車当日の和菓子(料理長おまかせ和菓子と手作り冷製ぜんざい)。写真右は『和菓子列車ドリンクメニュー』。先述のカレー列車ドリンクメニューと同じ内容です。







======================================
【写真】
《平成26年7月21日撮影》
いすみ鉄道観光急行キハレストラン号3写真サボいすみ鉄道観光急行キハレストラン号3写真配膳 写真左は和菓子列車のサボ。写真右はキハ28ロングシート部分を使用し、和菓子の準備をするホテル九十九里ヴィラそとぼうのスタッフの方々。



【関連記事】
《観光急行列車全般、食堂車》
 いすみ鉄道 観光急行列車
 いすみ鉄道 カレー列車(キハレストラン号)
 いすみ鉄道 スイーツ・ワイン列車(キハレストラン号)
 いすみ鉄道 伊勢海老特急・居酒屋列車
 いすみ鉄道 スイーツ・ワイン列車(ムーミン列車代走)

《レストラン・キハの参考となった肥薩おれんじ鉄道おれんじ食堂》
 肥薩おれんじ鉄道 おれんじ食堂

madoguchi13ban at 23:55|PermalinkComments(0) 鉄道(3セク/国鉄リバイバル) | 切符・乗車証・交通系IC等

いすみ鉄道 カレー列車(キハレストラン号)

【レストラン・キハ(食堂車)】
《カレー列車1便(運営:ホテル九十九里ヴィラそとぼう)(平成26年7月21日)》
いすみ鉄道観光急行キハレストラン号1座席指定券 同日は大多喜11:38発→上総中野(折返し)→大多喜12:36着の観光急行列車(キハ28車内)の各駅停車区間が、カレー列車1便として運行されました。
 カレー列車の料金は1,200円で、乗車券・急行券代は含まれていませんが、D型硬券で発駅の時刻印刷済みの座席指定券(写真)とカレー、デザート(スイカ)、ミネラルウォーター(SUNTORY南アルプス天然水のペットボトル)がセットになっています。なお、カレー列車の運営はホテル九十九里ヴィラそとぼうが行っています。
 カレー列車1便については先述の通り各駅停車区間のみの乗車となりますが、券のタイトルは『観光急行 キハレストラン号 座席指定券』となっています。なお、この券は今夏のカレー列車から使用していると思われ、券番が未だ20番台です。

《カレー列車2便(運営:ホテル九十九里ヴィラそとぼう)(平成26年7月21日)》
いすみ鉄道観光急行キハレストラン号2座席指定券いすみ鉄道観光急行キハレストラン号2案内 同日は大多喜12:47発→大原13:25着の観光急行列車(キハ28車内)が、カレー列車2便として運行されました。
 写真左は座席指定券で、先述の1便と同じく券番が未だ20番台です。
 写真右はインターネットで予約・購入後に郵送で送られてくる案内。





いすみ鉄道観光急行キハレストラン号2写真座席いすみ鉄道観光急行キハレストラン号2写真ドリンクメニュー 先述の通り、ミネラルウォーターが1本付きますが、それ以外の飲料については座席に置かれた『カレー列車ドリンクメニュー』(写真右)の通り、別料金で注文出来ます。








いすみ鉄道観光急行キハレストラン号2写真カレーいすみ鉄道観光急行キハレストラン号2写真デザート 写真左はカレー。ゆで卵がのっています。車内で皿に盛られた状態で食べると、レトルトカレーであることを忘れてしまうくらいの美味さ。写真右はデザートのすいか。



======================================
【写真】
《カレー列車(平成26年7月21日撮影)》
いすみ鉄道観光急行キハレストラン号2写真サボ カレー列車のサボ。








※平成26年 8月18日掲載(カレー列車1便)
※平成26年 8月19日更新(カレー列車2便、写真)

【関連記事】
《観光急行列車全般、食堂車》
 いすみ鉄道 観光急行列車
 いすみ鉄道 スイーツ・ワイン列車(キハレストラン号)
 いすみ鉄道 和菓子列車(キハレストラン号)
 いすみ鉄道 伊勢海老特急・居酒屋列車
 いすみ鉄道 スイーツ・ワイン列車(ムーミン列車代走)

《レストラン・キハの参考となった肥薩おれんじ鉄道おれんじ食堂》
 肥薩おれんじ鉄道 おれんじ食堂

madoguchi13ban at 00:35|PermalinkComments(0) 鉄道(3セク/国鉄リバイバル) | 切符・乗車証・交通系IC等

2014年08月14日

仙台市交通局 南北線

【地下鉄一日乗車券】
 仙台市交通局には磁気カード式の地下鉄一日乗車券があります。
《地下鉄一日乗車券(平成6~7年頃収集)》
仙台市交地下鉄一日乗車券H7.1.31小児仙台市交地下鉄一日乗車券H7.1.31大人 平成6~7年頃に収集したものは、『平成7年1月31日まで1日に限り有効』と記載されていました。
 小児用は380円で、図柄は現行とは違う児童が描いた絵。大人用は750円で、図柄は伊達政宗のイラスト。価格が現在よりも若干安いですが、1路線しかない事業者としては高めです。当時は後述の地下鉄日曜・休日一日乗車券がありませんでした。


《地下鉄一日乗車券(平成17年12月3日収集)》
仙台市交地下鉄一日乗車券H17.12.3小児仙台市交地下鉄一日乗車券H17.12.3大人 有効期限の表示と料金、小児用の図柄が変わっています。小児は410円で、図柄は児童が描いた絵。大人は820円で、図柄は伊達政宗のイラスト。平成25年6月23日時点で同じものを発売中。同日にある駅で尋ねたところ、発売箇所による図柄の違いはないとの事でした。






《地下鉄一日乗車券・消費税率8%版(平成26年4月)》
仙台市交通局一日乗8%小仙台市交通局一日乗8%大 消費税率8%後の改定版。デザインは平成17年収集時と同じです。












《地下鉄日曜・休日一日乗車券(平成17年12月3日収集)》
仙台市交地下鉄日曜・休日一日乗車券H17.12.3小児仙台市交地下鉄日曜・休日一日乗車券H17.12.3大人 小児用は300円。大人用は600円で、図柄は大小とも家族のイラスト。『購入日から6ヶ月以内にご使用ください』という注意書きがありますが、先述の全日用と同様に発売時点で裏面に感熱印字が入りません。








《地下鉄土・日・休日一日乗車券(平成20年4月1日発売開始)》
仙台市南北線土日休日一日乗車券小仙台市南北線土日休日一日乗車券大 先述の日曜・休日一日乗車券が土曜日も利用できるようになったものです。平成25年6月23日時点で同じものを発売中でした。










《地下鉄土・日・休日一日乗車券・消費税率8%版(平成26年4月)》
仙台市交通局一日乗土休8%小仙台市交通局一日乗土休8%大 消費税率8%後の改定版。














――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【記念乗車券・期間限定の企画乗車券】
《平成2年全国高校総体記念乗車券(平成2年7月10日)》
仙台市平成2年全国高校総体記念乗車券袋仙台市平成2年全国高校総体記念ブックマーカー 仙台市交通局が発行した地下鉄・バスの記念乗車券です。券袋(写真左)、インターハイメモリアルブックマーカー(写真右)、シート状の記念乗車券の構成です。
 券袋下部にはこけし等の民芸品店『しまぬき』の広告が印刷されています。








仙台市平成2年全国高校総体記念乗車券外表仙台市平成2年全国高校総体記念乗車券外裏 記念乗車券部分外側の表面と裏面です。













仙台市平成2年全国高校総体記念乗車券内 内側の『切符』と書かれた部分に仙台市営バス乗車券(100円券×4枚、80円券×1枚)と地下鉄券交換券(160円券×2枚)が仙台市交通局オリジナル地紋入りで両面印刷されています。交換券というスタイルでの記念乗車券は札幌市交通局や福岡市交通局の様な後発の地下鉄事業者に多く見られました。
 仙台市交通局では仙台市電廃止時や、それ以降の地下鉄開業前までに発行した仙台市営バスの記念乗車券でも1枚のシート状に印刷した記念乗車券を発行することが多い事業者でした。最近の同局では記念のスキップカードの発行が主流となり、紙製の記念乗車券の発行は見られなくなりました。後述の南北線1000系車両ラストラン等、記念切符ネタになるイベント等が全く無い訳ではないので積極的に商品化して欲しいものです。











《ゴールデンウィークecoきっぷ2007》
仙台市交宮城交通GW-ecoきっぷ2007ケース小児仙台市交宮城交通GW-ecoきっぷ2007ケース大人 ゴールデンウィーク期間中に仙台市交通局の地下鉄・バス(一部路線を除く)と宮城交通(一部路線を除く)が利用できるフリー切符。前年の同時期にも『わくわくecoきっぷ2006』という商品が発売されたので、今後も同様の切符の販売が継続されそうです。







仙台市交GW-ecoきっぷ2007ケース内側磁気券ホルダー この切符は手帳型になっており、ケースの内側一方がそのままバス1日乗車券に、もう一方が地下鉄1日乗車券ホルダー、その中に地下鉄1日乗車券が入る構成になっています。更に内側にステープラで留められた冊子形態の施設割引案内(施設割引券)が入っており、表紙とは輪ゴム留めになっています(施設割引案内の写真は省略します)。
 小児用500円、大人用1000円での販売ですが、バス1日乗車券上部と地下鉄1日乗車券下部にそれぞれ四角囲みで金額らしきものがあります。おそらくバス・地下鉄それぞれの内訳で、小児はバス260円+地下鉄240円、大人はバス520円+地下鉄480円のセット販売なのでしょう。





仙台市交GW-ecoきっぷ2007地下鉄小児仙台市交GW-ecoきっぷ2007地下鉄大人 ケースから独立している磁気カード式の地下鉄一日乗車券。














仙台市交宮城交通GW-ecoきっぷ2007バス券小児仙台市交宮城交通GW-ecoきっぷ2007バス券大人 ケースの内側に印刷されているバス1日乗車券。こちらはスクラッチ式となっています。












――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【スキップカード】
《定禅寺通けやき並木(平成6年)》
仙台市交スキップカード定禅寺通けやき並木 平成6~7年頃に収集。当時の標準柄のカードです。







《仙台市地下鉄10周年記念スキップカード(平成9年)》
仙台市南北線10周年 地下鉄南北線開業10周年を記念したカード。バースデーケーキをイメージしたイラストであまり『鉄道記念モノ』という感じがしません。





――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【切符・カード以外の記念品等】
《南北線1000N系地下鉄メジャー(平成22年10月1日発売)》
仙台市地下鉄南北線メジャー 発売元は仙台市交通局。企画・開発・製造はアパマーケティング株式会社。税込500円で限定3,000個発売。仙台駅定期券発売所等で販売。仙台市交通局の鉄道の日記念グッズ的なものと思われます。メジャー部分が駅名標になっています。












《仙台市地下鉄開業25周年記念ちかてつガイドBOOK(平成24年7月15日発行)》
仙台市南北線ちかてつガイドBOOK 南北線の開業25周年を記念して発行されたガイドブックで、南北線各駅で配布。無料。仙台市交通局が協力し、河北新報社が隔月で発行している仙台市地下鉄情報誌『ちかてつさんぽ』特別編集。運賃表、所要時間、南北線の沿革、東西線プロジェクトの紹介、各駅の構内図と周辺マップで構成。









《仙台市地下鉄南北線開業25周年記念盤
 DVD「杜の爽風!仙台市地下鉄1000N系」(平成24年7月19日発売)》
仙台市地下鉄南北線DVD 監修・協力は仙台市交通局。企画・制作・発売元は株式会社ジャバット。税込2,500円で限定1,500枚発売。仙台駅定期券発売所等で販売。南北線開業25周年記念商品です。
 ついに記念カードの発売すら無くなり、記念DVDになりました。運転室マルチ展望映像、諸元等が収録されています。ジャケット(写真)の左下にシリアルナンバーが入っています。









《南北線1000N系走る!地下鉄ストラップ(平成24年10月5日発売)》
仙台市地下鉄南北線ストラップ仙台市地下鉄南北線ストラップ中身 発売元は仙台市交通局。企画・開発・製造はアパマーケティング株式会社。税込500円で限定2,000個発売。仙台駅定期券発売所等で販売。左はビニールに入った状態。右は中身の車両部分。









======================================
【写真(特記以外は平成25年6月23日撮影)】
《1000系》
20050928仙台市南北線富沢駅 平成17年9月28日撮影に富沢駅にて撮影。南北線で使用されている車両は全車両がチョッパ制御車の1000系でした。仙台市では車両の置き換えではなく更新して延命させる方針のようです。この時期には初期の車両が導入されてから既に20年を経過し、VVVFインバータ制御への改造車が登場していました。




CIMG3834CIMG3835 1000系の大半が既に1000N系に更新されてました。残る1000系車両についても平成25年6月28日の営業運転をもってラストランとなり、全車両が1000N系化されます。
 1000系車両ラストラン5日前に運良く乗車出来たので記録程度に撮影しました。左は車内案内表示装置未設置の車内ドア上部。右は側面の字幕式行先表示器。
CIMG5921 平成23年7月10日に仙台駅にて撮影。1000系車両のローレル賞受賞記念プレートです。







《1000N系》
CIMG3837CIMG3836 仙台駅にて撮影。行先表示がLED発光に変更されています。











※平成17年12月18日掲載(地下鉄一日乗車券、日曜・休日一日乗車券)
※平成19年05月09日更新(ecoきっぷ2007)
※平成20年03月18日更新(10周年記念カード)
※平成22年02月06日更新(定禅寺通カード、1000前面写真)
※平成23年07月14日更新(土・日・休日一日乗車券)
※平成25年06月29日更新(高校総体記念、ガイドBOOK、1000側面車内・1000N写真)
※平成25年07月01日更新(一日券の発売状況追記、1000N系メジャー・ストラップ・DVD)
※平成26年08月14日更新(一日券税率8%、土・日・休日一日乗車券税率8%)

【関連記事】
《仙台市交通局各線》
 仙台市交通局 東西線
 仙台市交通局 仙台市電
 仙台市交通局 仙台市営バス
 仙台市交通局 特急仙台空港バス
 仙台市交通局 るーぷる仙台

madoguchi13ban at 00:36|PermalinkComments(2) 鉄道(第1セクター) | 切符・乗車証・交通系IC等

2014年08月12日

京阪電気鉄道 京津線、石山坂本線(総称・大津線)

 京阪電気鉄道大津線は京津線(御陵〜浜大津)と石山坂本線(石山寺〜坂本)の総称です。
 石山坂本線の京阪膳所〜浜大津間は、元々国鉄の貨物線(東海道本線の支線)に共用する形で開業。標準軌と狭軌による3線軌条となっていました。1,067mm軌間は貨物列車だけでなく江若鉄道(会社自体は京阪グループで江若バスとして現存。鉄道は廃止となり用地の多くがJR湖西線に転用された)も走っておりましたが国鉄、江若鉄道とも廃止。その後も用地のみ国鉄精算事業団が所有していました。現在は京阪の所有となっています。路線自体が廃止や休止となった旧国鉄線用地を長年借用していたケースは京福電気鉄道三国芦原線(現・えちぜん鉄道)の三国〜三国港間も同じです。こちらも国鉄民営化後の国鉄精算事業団時代に京福に譲渡されています。

 さて、京津線と石山坂本線には一時期分社化の構想もありましたが、現在でも京阪電気鉄道の路線として運行されています。大手民鉄の路線なので自治体の補助はありませんが、例えば南海電鉄から分社化された阪堺電気軌道では対象となっており、分社化された会社でも中小民鉄では補助される可能性がでてきます。しかし、廃止された大手民鉄路線でも近鉄北勢線(三岐鉄道北勢線として存続)や名鉄岐阜市内線(こちらは全廃→バス転換)等では「分社化」という案は鉄軌道事業者から出されなかったケースもあります(その後、近鉄では伊賀線・養老線を別会社の運営に、内部線・八王子線のBRT化→公設民営化を沿線自治体に提案と、路線によって対応を変えています)。それに対し京阪電鉄自身が湖都古都・おおつ1dayきっぷ(フリー切符)や独自のホームページでのPR等を積極的に行い、有人駅の大半には若手の駅員を配置しています。今まで乗降した駅の全てが丁寧な接客で、平成17年4月24日訪問時にはちょうど駅員の配置変更があった直後だったそうです。分社化前の体制づくりを行っている様にも見えました。
 地元大津市でもパークアンドライド(以下P&R)を浜大津駅周辺の市営駐車場で行って電車の活性化を考えています。P&Rの対象者は当初「湖都古都・おおつ1dayきっぷ」か「地下鉄東西線連絡乗車券」利用者でしたが、後にPiTaPa・ICOCA・スルッとKANSAIカード・スルッとKANSAI3dayチケット・2dayチケットなど大津線区間に有効なフリー切符各種まで対象範囲が拡大されました。これらの切符所持者は駐車料金が1,000円から500円へと割り引かれます(駐車券は浜大津駅の定期売り場で発売しています。実際に駐車券を見せてもらいましたが通常使用しているものと変わらなくP&Rや京阪線利用者用などの文字は入っていません)。ところでこのP&Rを実施している駅は浜大津のみですが、同駅周辺の道路環境は電車から見える範囲で結構混んでおり効果があるのか疑問です。渋滞回避の効果を発揮させるにはもっと郊外で実施するのが良いと思いますが、既存の公共駐車場を有効活用し出来るところから実行してみようという事でしょう。
 一方、石山坂本線沿線では同じ大津市が実施する事業でも、石山駅前広場整備に伴い京阪石山の移設・バリアフリー化を完成。京阪皇子山駅ではJR西大津駅との連絡通路改良・バリアフリー化工事を行いました。これらの方が一般の利用客への利便性向上には効果的で、改善された事が(利用者の)見た目にも良くわかるので行政サイドが主体的に行う事業に向いていると思います。都市計画の中で鉄道の位置づけが明確でないと岐阜や日立の様に鉄軌道事業者が完全撤退を選択してしまうでしょう。
 ところで今まで京津線には休日しか乗ったことがないですが、明らかに石山坂本線と違い輸送力過剰に見えてしまいます。石山坂本線は2両の電車で、浜大津や京阪石山周辺では席が埋まる(立ち客もいます)のに対し、京津線は4両で空席が目立ちます。通常であれば、地下鉄化は高速化にもつながり利用者も増えそうですが、三条京阪〜御陵間が京都市交通局東西線(当初は京都市が第2種鉄道事業者・京阪電鉄も出資する第三セクターの京都高速鉄道が第3種鉄道事業者でした。後に京都市が第1種鉄道事業者となっています)の路線となり、運賃体系が変わって事実上の大幅値上げとなったため、利用を避けられている様です。京津線京津三条〜御陵間も残した方が仮に赤字でもその額は現状よりマシだったような気がしてなりません。京阪自身が部分廃止を決断してしまったので仕方がないのですが、京都市が「京津線には他県からの利用者もいる」事を知り、東西線が出来た時にその人達にもたらすメリット、デメリットをしっかり考えてやらなければなりませんでした。
 最近の京都市の地下鉄延伸先は叡山電鉄や京福電鉄といった京阪グループの鉄軌道営業エリアに及び、叡山は岩倉(地下鉄烏丸線国際会館駅に近い)を中心に利用者が減少しました。不思議な事に叡山も京福も近代化補助を受けており、その補助金は京都市からも出ています。他地方他県のある自治体の長はある事業者に補助を行う際にやたらと「(鉄道事業者の)自助努力を…」と言っておりましたが、行政が民間事業者の敵に見えてしまう京都市においては民間事業者の自助努力も無駄にならないか心配でなりません。京都市は他事業者とのバランスをよく考えてほしいものです。地下鉄は高速で走れるのでとても良いのですが、公営事業者は、新線建設時に利用者増につながるルート設定や周辺他県も含む都市交通全体のバランス、他事業者との調整を行う能力があるのか非常に怪しいので、できれば全国の地下鉄(今後の建設予定路線も含め)全てを公設民営化してくれないかと思ってしまいます。

【乗車券(記念以外)】
《特別補充券》

京阪大津線浜大津駅特別補充券20050424 平成17年4月24日の時点では○付け式の特別補充券が一部の有人駅にありました。浜大津駅で尋ねたところ、原則的に発売できる券種は手荷物切符か往復乗車券だそうです。
 平成21年1月2日、○付け式の特別補充券について浜大津駅で尋ねたところ、「車発機で発券するようになったので、以前の券は無くなりました」との事です。












《湖都・おおつ1dayきっぷ、湖都古都・おおつ1dayきっぷ》
 御陵を除く有人駅で「湖都古都・おおつ1dayきっぷ」を発売しております(平成16年発売分までは「湖都・おおつ1dayきっぷ」という商品名で「古都」が入らない)。紙製の一日乗車券で、小児用(250円)は大人用(500円)にスタンプを押しただけの違いです。
 以前は発売年によって図柄が変わっており、趣味的に面白いので、訪問時には実際に使用したり記念に購入していました。しかし、平成19〜20年分を入手しておらず、その間に通年販売となっています。
京阪大津線湖都・おおつ1dayきっぷ2004京阪大津線湖都古都・おおつ1dayきっぷ2005・平成16年11月21日収集分
 (写真左)

・平成17年4月24日収集分
 (写真右)









京阪大津線湖都古都・おおつ1dayきっぷ2006京阪大津線湖都古都・おおつ1dayきっぷ20090102・平成18年収集分
 (写真左)

・平成21年1月2日収集分
 (写真右)









湖都古都・おおつ1dayきっぷ石山ともか・平成26年7月26日収集分

 図柄は『鉄道むすめ・石山ともか』。中央部に押してあるコロプラのクマのキャラクタースタンプは、乗り物コロカ引換時に押されたもの。









――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【乗車記念カード】
《コロプラ☆乗り物コロカ 京阪電車(大津線) 乗車記念カード(平成25年度版)》

乗り物コロカ京阪電車(大津線) 『湖都古都・おおつ1dayきっぷ』利用者に進呈されるコロカの平成25年版。デザインは600形604号車。京阪電車では毎年図柄が変わっているようです。引渡の対象駅は京阪山科、浜大津、京阪石山、近江神宮前、坂本で、引渡時にスタンプが押されます(上に掲載している湖都古都・おおつ1dayきっぷの写真を御参照下さい)。










《コロプラ☆乗り物コロカ 京阪電車(大津線) 乗車記念カード(平成26年度版)》
乗り物コロカ京阪電車(大津線)H26 『湖都古都・おおつ1dayきっぷ』利用者に進呈されるコロカの平成26年版。デザインは800系。引渡対象駅は前年度と同じ。














======================================
【写真】
《京津線》

〔浜大津駅側線に留置されていた廃車(平成16年12月22日撮影)〕
DSCF0057DSCF0058 80形と350形。







〔800系(平成21年1月2日撮影)〕
京阪京津線800系浜大津にて20090102CIMG3653 左は浜大津駅にて撮影。右は800系車内。







《石山坂本線》
〔坂本駅(平成17年4月24日撮影)〕

CIMG3643CIMG3644







〔受験生応援グッズ『勝利を砂ポート』(平成21年1月2日撮影)〕
京阪大津線勝利を砂ポート20090102京阪膳所駅ホーム勝利を砂ポート配布箱20090102 平成20年12月〜平成21年1月に石山坂本線の京阪石山駅、京阪膳所駅、浜大津駅、皇子山駅で配布されていたスベリ防止砂。願いがかなったら配布駅に設置された返還用BOXに返納するようになっていました。写真は勝利を砂ポートと京阪膳所駅ホームに設置されていた配布箱。






〔80形(平成26年1月1日撮影)〕
CIMG6177 写真は錦織車庫に保存されている80形。







※平成17年 4月24日掲載(本文、特別補充券、1dayきっぷ2004・2005)
※平成18年 8月25日更新(1dayきっぷ2006)
※平成21年 1月12日更新(1dayきっぷ2009)
※平成21年 1月18日更新(本文の修正・加筆、写真差替追加800系・砂ポート)
※平成24年11月19日更新(写真追加80形・350形・坂本駅)
※平成26年 4月23日更新(1dayきっぷ・コロカ2013、写真2014)
※平成26年 8月12日更新(コロカ2014)

【関連記事】
《大津線ラッピングトレイン》
 京阪電気鉄道 映画「けいおん!」ラッピング電車
 京阪電気鉄道 700形きかんしゃトーマス号2013
 京阪電気鉄道 「ちはやふる」ラッピング電車

《大津線支援団体》
 大津の京阪電車を愛する会

《京都市交通局東西線乗入》
 京阪電気鉄道 京都市交通局東西線乗入

《その他関連路線》
 江若鉄道 江若鉄道線

《京阪電気鉄道のメイン記事》
 京阪電気鉄道 本線

madoguchi13ban at 02:10|PermalinkComments(1) 鉄道(2セク←譲受国鉄・1セク・3セク等) | 切符・乗車証・交通系IC等

京阪電気鉄道 700形きかんしゃトーマス号2013

【乗車券】
《湖都・おおつ1dayきっぷ、湖都古都・おおつ1dayきっぷ》
湖都古都・おおつ1dayきっぷトーマス2013・平成26年1月1日収集分

 図柄は『700形きかんしゃトーマス号2013』。実際に使用した券ですが、中央部に押してあるコロプラのクマのキャラクタースタンプは、乗り物コロカ引換時に押されたもの。









======================================
【写真】
《石山坂本線》
〔平成26年1月1日撮影〕
CIMG6178 錦織車庫に停車中の700形きかんしゃトーマス号2013。








※平成26年 4月23日掲載(写真)
※平成26年 8月12日更新(1dayきっぷ)

【関連記事】
《運行路線》
 京阪電気鉄道 京津線、石山坂本線(総称・大津線)

madoguchi13ban at 00:30|PermalinkComments(0) 鉄道(2セク←譲受国鉄・1セク・3セク等) | 切符・乗車証・交通系IC等

2014年08月11日

一畑電車 "ご縁電車"しまねっこ号

【記念券】
《しまねっこ入場券ホルダー(2013年12月22日発売開始)》
一畑電車しまねっこ入場券ホルダー一畑電車出雲大社前駅入場券 松江しんじ湖温泉駅売店、雲州平田駅、電鉄出雲市駅、出雲大社前駅売店にて、島根県観光キャラクター『しまねっこ』をデザインした入場券ホルダー(写真左)と各駅の入場券をセットで発売。
 なお、2014年8月上旬時点で、出雲大社前駅の入場券(写真右)が付いたしまねっこ入場券ホルダーが『いすみ鉄道「元祖・ローカル線本舗」』にて310円で販売されていました。いすみ鉄道いすみ線国吉駅が上総出雲大社前最寄駅である縁から、出雲大社前駅のものを扱っているようです。




【関連記事】
《運行路線》
 一畑電車 北松江線
 一畑電車 大社線

madoguchi13ban at 00:30|PermalinkComments(0) 鉄道(2セク/補助・支援) | 切符・乗車証・交通系IC等

2014年08月10日

JR西日本 欧亜国際連絡列車100周年記念号

 平成24年7月25日に、日本旅行主催のツアーとしてサロンカーなにわを使用した『欧亜国際連絡列車100周年記念号』(大阪11:04発→京都11:44発→(米原経由)→敦賀13:55着)が運行されました。敦賀港→ウラジオストク間に運航されたクルーズ船『ぱしふぃっくびいなす号』に接続して、本格的な国際連絡列車を再現しています。

【乗車証明書】
《日本旅行 欧亜国際連絡列車100周年記念号ご乗車記念券》

欧亜国際連絡列車100周年記念号ご乗車記念券台紙欧亜国際連絡列車100周年記念号ご乗車記念券 欧亜国際連絡列車100周年記念号のヘッドマークと列車の写真をデザインした台紙(写真左)に、大阪〜パリ間の欧亜連絡乗車券の表紙を再現した記念券のセット。残りが日本旅行が運営する鉄道プラザ(大阪ステーションシティ・ノースゲートビルディング11階)で販売されていました。




【関連記事】
《関連路線・関連列車・旧敦賀港線周辺バス》
 JR西日本 北陸本線
 JR西日本 SLきらめき号
 JR西日本 SL敦賀きらめき号
 敦賀観光バス ぐるっと敦賀周遊バス

madoguchi13ban at 23:50|PermalinkComments(0) 鉄道(JR/国鉄リバイバル) | 切符・乗車証・交通系IC等