2008年02月
2008年02月02日
島原鉄道 (通称)南線
島原鉄道線諫早〜南島原〜島原外港〜加津佐間のうち、諫早〜南島原間に『北線』、南島原〜島原外港〜加津佐間に『南線』という通称が使用されています。南線区間は口之津鉄道が開通させたもので、後に島原鉄道に吸収されています。
南線のうち島原外港〜加津佐間は平成20年4月1日に廃止されます。昭和40年代にも南線廃止が計画されましたが、自治体と協議の結果、存続する事となりました。その後、島原鉄道線は黒字化されますが、雲仙普賢岳噴火により被災し南線は一部区間で運休となります。元々、島原鉄道は純粋な民間企業でしたが、雲仙普賢岳災害による部分運休後に長崎県や沿線自治体の出資により(広義の)第3セクターとなっています。これをきっかけにトロッコ列車の運行や、沿線自治体で構成する島原鉄道自治体連絡協議会を設立していますが、結局は利用者減少が食い止められず部分廃止決定となりました(南線の南島原〜島原外港は廃止検討されるものの存続となった)。
同区間存続に対しては沿線自治体による温度差があり、今回廃止される区間の多くが所在する南島原市と他の自治体でなかなか意見が一致しませんでした。既に(北線・南線を合わせた全区間での)島原鉄道線では近代化補助を活用しており、それ以上の欠損補助については北線(利用者が多い区間)の沿線自治体からすれば、自分のところ以外(南線)の赤字まで面倒みれない(金を出せない)という考えは当然で、金の負担割合が大きな問題となります。近代化補助レベルにおいてもこのような補助金負担割合の問題をクリアする為か、関東鉄道常総線のうち利用者の少ない水海道以北を『常総北線』として同区間の沿線自治体のみが関わる例もあります。
【キハ20形南線運行記念乗車券(2月版)】
タイトルに『南線』が入る記念乗車券。平成19年8月、10月、12月の3回にわたり発行された『キハ20形南線運行記念乗車券』は500枚限定と少ない枚数でしたが、今回の2月版は1000枚発行となりました。
南線のうち島原外港〜加津佐間は平成20年4月1日に廃止されます。昭和40年代にも南線廃止が計画されましたが、自治体と協議の結果、存続する事となりました。その後、島原鉄道線は黒字化されますが、雲仙普賢岳噴火により被災し南線は一部区間で運休となります。元々、島原鉄道は純粋な民間企業でしたが、雲仙普賢岳災害による部分運休後に長崎県や沿線自治体の出資により(広義の)第3セクターとなっています。これをきっかけにトロッコ列車の運行や、沿線自治体で構成する島原鉄道自治体連絡協議会を設立していますが、結局は利用者減少が食い止められず部分廃止決定となりました(南線の南島原〜島原外港は廃止検討されるものの存続となった)。
同区間存続に対しては沿線自治体による温度差があり、今回廃止される区間の多くが所在する南島原市と他の自治体でなかなか意見が一致しませんでした。既に(北線・南線を合わせた全区間での)島原鉄道線では近代化補助を活用しており、それ以上の欠損補助については北線(利用者が多い区間)の沿線自治体からすれば、自分のところ以外(南線)の赤字まで面倒みれない(金を出せない)という考えは当然で、金の負担割合が大きな問題となります。近代化補助レベルにおいてもこのような補助金負担割合の問題をクリアする為か、関東鉄道常総線のうち利用者の少ない水海道以北を『常総北線』として同区間の沿線自治体のみが関わる例もあります。
【キハ20形南線運行記念乗車券(2月版)】
タイトルに『南線』が入る記念乗車券。平成19年8月、10月、12月の3回にわたり発行された『キハ20形南線運行記念乗車券』は500枚限定と少ない枚数でしたが、今回の2月版は1000枚発行となりました。
2008年02月01日
JRバス関東 リバイバル国鉄バス磐城南線
平成20年1月26日にJRバス関東が催行した『鉄道・バスファンSpecial9 リバイバル国鉄バス磐城南線&JRバス関東棚倉営業所』国鉄バス磐城南線のリバイバル運行を中心としたツアーです。行程は
・高速道経由 新宿駅新南口→大宮駅西口→白河駅
・白棚線 白河駅→金沢内付近(金沢内付近から浅川口付近まで散策)
・磐城南線 磐城棚倉駅→植田駅
・高速道経由 植田駅→上野駅入谷口→東京駅日本橋口
でした。
【ツアーで配布された切符等】
《会員券》
国鉄バス吾妻線リバイバル運行ツアー時は新宿駅での購入時に発行で
『(○囲み)自新宿駅 営業所発行』(※下線部は補充)
今回はツアー出発前の受付時に新宿駅で渡され、
『東京営業 支店発行』(※下線部は補充)
となっており、様式も異なっています。黄緑色JR−B地紋。
《領収書》
ツアー申込後に振込先が記載された案内が届きました。ところがなかなか銀行に行く機会が無い中で偶然東京駅を通りがかった為、同駅窓口で尋ねたところ、窓口での現金払いで対応していただきました。その時に発行された領収書は扱所の『東京営業支店』が印刷済。
《バス指定券》
ツアーバス乗車前に配布された冊子(A4版)の1頁目に挟まれていたもの。
リバイバル国鉄バス吾妻線ツアーと同様に、バス指定券印刷頁は個人名と各号車・座席番号入りでカラープリンタ印刷で、マルス券をイメージしたような3回分のバス指定券などが1枚のA4版の紙に印刷されています。
これ以外の冊子の中身は、
・行程表
・白棚線駅名一覧
・東北道統括支店の沿革
でした。
《国鉄バス 磐城南線 乗車証》
磐城南線リバイバル区間で配布されたもの。
D型硬券で国鉄地紋入り。左上に『(□囲み)関』マーク。『(○囲み)自 東京駅発行』。
リバイバル国鉄バス吾妻線ツアーの乗車証は無地紋でしたが、国鉄地紋が入るだけでもの凄く見た目がきれいになります。今回のツアー参加時に初めて知ったのですが、日付はJRバス関東に残る貴重なダッチングマシンで入れたものだそうです。
《想ひ出の磐城南北線弁当(オプション)》
希望者に1,000円で販売された弁当。リバイバル国鉄バス吾妻線ツアー時には高崎駅でおなじみの『だるま弁当』を扱っていましたが、バスツアーとしてオリジナル弁当が用意されるのは大変珍しいです。掛紙は路線図をデザインしたきれいなもので、これも良い記念品になります。小町屋という仕出しの弁当屋による製造で、味・ボリュームとも満足の内容。
バスターミナルで常時、(コンビニ弁当では無く駅弁スタイルの)弁当が扱われる例は少なく、西鉄の『バス弁』が有名なところです。この弁当は棚倉営業所で配られましたので駅弁よりバス弁と表現した方が良いでしょうか。
今回のツアーも吾妻線と同様、全体的に満足ですが、個人的にこのオリジナル弁当の登場には衝撃を受けました。JRバスには『駅』があるので、東京駅の様に利用者の多いところで常時『駅弁』を扱ってみたり、観光シーズン中や記念行事にあわせて期間限定で弁当販売を行うと面白いのではないかと思いました。
======================================
【写真】
《新宿駅新南口の案内》 《羽生PA》
《白河駅で乗換》 《白棚線現役の専用道》
《棚倉営業所》
《国鉄バス磐城南線の行先表示》
国鉄バス磐城南線は磐城棚倉駅からスタート。
《磐城棚倉駅前の案内図》 《磐城石川駅前で休憩》
磐城棚倉駅前の案内図には磐城北線がJRバスのまま残っていました。
《福島交通70-3系統》
磐城石川駅前で撮影した福島交通のバスはJRバス関東磐城北線の代替です。
《『おふくろの駅』で休憩》
おふくろの駅は福島交通田口山下バス停前にありました。
《植田駅到着》
新常磐交通バスとの並び。
【関連記事】
《関連路線》
国鉄バス 白棚高速線、磐城南線、磐城北線
JRバス関東 白棚線
・高速道経由 新宿駅新南口→大宮駅西口→白河駅
・白棚線 白河駅→金沢内付近(金沢内付近から浅川口付近まで散策)
・磐城南線 磐城棚倉駅→植田駅
・高速道経由 植田駅→上野駅入谷口→東京駅日本橋口
でした。
【ツアーで配布された切符等】
《会員券》
国鉄バス吾妻線リバイバル運行ツアー時は新宿駅での購入時に発行で
『(○囲み)自新宿駅 営業所発行』(※下線部は補充)
今回はツアー出発前の受付時に新宿駅で渡され、
『東京営業 支店発行』(※下線部は補充)
となっており、様式も異なっています。黄緑色JR−B地紋。
《領収書》
ツアー申込後に振込先が記載された案内が届きました。ところがなかなか銀行に行く機会が無い中で偶然東京駅を通りがかった為、同駅窓口で尋ねたところ、窓口での現金払いで対応していただきました。その時に発行された領収書は扱所の『東京営業支店』が印刷済。
《バス指定券》
ツアーバス乗車前に配布された冊子(A4版)の1頁目に挟まれていたもの。
リバイバル国鉄バス吾妻線ツアーと同様に、バス指定券印刷頁は個人名と各号車・座席番号入りでカラープリンタ印刷で、マルス券をイメージしたような3回分のバス指定券などが1枚のA4版の紙に印刷されています。
これ以外の冊子の中身は、
・行程表
・白棚線駅名一覧
・東北道統括支店の沿革
でした。
《国鉄バス 磐城南線 乗車証》
磐城南線リバイバル区間で配布されたもの。
D型硬券で国鉄地紋入り。左上に『(□囲み)関』マーク。『(○囲み)自 東京駅発行』。
リバイバル国鉄バス吾妻線ツアーの乗車証は無地紋でしたが、国鉄地紋が入るだけでもの凄く見た目がきれいになります。今回のツアー参加時に初めて知ったのですが、日付はJRバス関東に残る貴重なダッチングマシンで入れたものだそうです。
《想ひ出の磐城南北線弁当(オプション)》
希望者に1,000円で販売された弁当。リバイバル国鉄バス吾妻線ツアー時には高崎駅でおなじみの『だるま弁当』を扱っていましたが、バスツアーとしてオリジナル弁当が用意されるのは大変珍しいです。掛紙は路線図をデザインしたきれいなもので、これも良い記念品になります。小町屋という仕出しの弁当屋による製造で、味・ボリュームとも満足の内容。
バスターミナルで常時、(コンビニ弁当では無く駅弁スタイルの)弁当が扱われる例は少なく、西鉄の『バス弁』が有名なところです。この弁当は棚倉営業所で配られましたので駅弁よりバス弁と表現した方が良いでしょうか。
今回のツアーも吾妻線と同様、全体的に満足ですが、個人的にこのオリジナル弁当の登場には衝撃を受けました。JRバスには『駅』があるので、東京駅の様に利用者の多いところで常時『駅弁』を扱ってみたり、観光シーズン中や記念行事にあわせて期間限定で弁当販売を行うと面白いのではないかと思いました。
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【写真】
《新宿駅新南口の案内》 《羽生PA》
《白河駅で乗換》 《白棚線現役の専用道》
《棚倉営業所》
《国鉄バス磐城南線の行先表示》
国鉄バス磐城南線は磐城棚倉駅からスタート。
《磐城棚倉駅前の案内図》 《磐城石川駅前で休憩》
磐城棚倉駅前の案内図には磐城北線がJRバスのまま残っていました。
《福島交通70-3系統》
磐城石川駅前で撮影した福島交通のバスはJRバス関東磐城北線の代替です。
《『おふくろの駅』で休憩》
おふくろの駅は福島交通田口山下バス停前にありました。
《植田駅到着》
新常磐交通バスとの並び。
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国鉄バス 白棚高速線、磐城南線、磐城北線
JRバス関東 白棚線
国鉄バス 白棚高速線、磐城南線、磐城北線
【白棚高速線 磐城南線 磐城北線 要覧(昭和42年版)】
日本国有鉄道棚倉自動車営業所発行で、線名改称前の白棚高速線時代のもの。『鉄道・バスファンSpecial9 リバイバル国鉄バス磐城南線&JRバス関東棚倉営業所』ツアー参加者に配布された要覧の写し。中身は各線の路線図となっています。
ツアーの磐城南線リバイバル運行が昭和43年10月当時の時刻で行われており、ほぼ同じ時代のものです。
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JRバス関東 白棚線
JRバス関東 リバイバル国鉄バス磐城南線
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ツアーの磐城南線リバイバル運行が昭和43年10月当時の時刻で行われており、ほぼ同じ時代のものです。
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