2015年07月31日
JR東日本 懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜号
JR東日本長野支社では、2015年7月25日に115系横須賀色(C1編成・6両)+クモユニ143-1を使用して信越本線・篠ノ井線・中央本線(通称・辰野線経由、全車自由席)の長野〜上諏訪間に臨時列車『快速懐かしの115系諏訪号』(往路=上り1本)、びゅう旅行商品『懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付』の団体専用列車(復路=下り1本)を運行しました。
往路の列車名の一部である『諏訪』を名乗る列車は、国鉄時代に同じ区間で運行された準急列車で、のちに運行区間が延長されて信越本線・篠ノ井線・中央本線・小海線・信越本線(現在のしなの鉄道線)の長野→篠ノ井→塩尻→小淵沢→小諸→長野を循環するかたちで運行する『すわ』(後に急行化。反対廻りは『のべやま』の愛称)に改称されました。最近では運行されていませんが、JR東日本長野支社・しなの鉄道共同企画による団体専用列車『ぐるっと信州ときめき号』が、『すわ』『のべやま』に近い運行形態の列車でした。
復路・団体専用列車の列車名については、車内放送で『懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜号』『懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜』『団体専用列車』と案内されていました。
同日に運行された懐かしの115系天竜号については、過去に運行された列車名・車両・運行区間(一部)が再現されていましたが、懐かしの115系諏訪号については、現役時代の諏訪号・すわ号がディーゼルカーによる運行だったため、列車名・運行区間のみの再現となります。なお、115系+クモユニ143系の編成については、見た目が国鉄時代の中央本線で運行されていた郵便車連結の普通列車を再現しているので、複数の列車のリバイバル的要素を含んだ列車でした。
懐かしの115系天竜号・諏訪号とも幅広い世代のマニアの人気を得られている印象を受けましたが、特に全車自由席の気軽さもあってか、臨時列車の乗客は中高生くらいのマニアも多かったです。ただ、きちんと道徳教育を受けているのかどうか知りませんが、彼らの車内・駅構内でのマナーの悪さが目立ちました(騒ぎ過ぎ、走り過ぎ)。また、この列車の運転日から運行開始された特急甲信エクスプレス車内で、撮影用機材を持った人を複数見かけた(私が乗車した茅野→松本間の乗車率は1〜2割くらいでしたが)ので、沿線に撮影者が多数いることは予想できました。実際に多かったのですが、中には線路際ぎりぎりで撮影する者が目立ちました。今回のイベントでは特に緊急停止する状況には至りませんでしたが、辰野駅での115系湘南色回送列車発車時に構内放送で駅員が何度も注意を呼び掛ける場面がありました。迷惑・危険行為はやめてほしいものです。
【時刻】
・懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜号(下り・9541M)
上諏訪11:15発→岡谷11:33発→辰野(ドア扱いあり・クモユニ143乗車体験)
→塩尻(ドア扱いあり)→明科(ドア扱いあり・クモユニ143乗車体験)
→姨捨(ドア扱いなし・スイッチバック体験)→桑ノ原信号場(スイッチバック体験)
→長野16:28着
※クモユニ143乗車体験は辰野駅、明科駅停車中に実施。
旅行参加者に事前に送られた『クモユニ143系乗車イベント整理券』(後述)で
体験乗車駅(辰野駅または明科駅)と時間が決められていました。
※その他の駅での運転停車もあり。松本駅では短時間の運転停車。
【懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜 会員券等】
《JR東日本長野支社 びゅうバッジ》
マルス発券の会員券等の券はありませんでした。
これは旅行参加者に事前に送られたバッジで、実質的にこの旅行商品の乗車券的役割を果たしていました。
《懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜 〜ご案内書〜》
旅行参加者に事前に送られたご案内書。車内は自由席となっていました。
《クモユニ143系乗車イベント整理券 辰野駅》
旅行参加者に事前に送られたご案内書。私は辰野駅での乗車体験となりました。一応、券を名乗っているので、乗車後に同駅改札印を押していただきました。
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【懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜 乗車記念品】
快速懐かしの115系諏訪号については、特に車内で記念品等の配布はありませんでした。
ここでは懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜号の上諏訪駅発車時に配布された乗車記念品等を掲載します。なお、下記以外に乗車記念プレートも配布されましたが、きれいに撮影できないので掲載は省略します。
《懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜記念乗車証明書》
長野支社のびゅう旅行商品にしては珍しく、事前に記念乗車証明書の配布が告知されていました。
《懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜乗車記念特製幕の内弁当》

塩尻駅の駅弁業者・株式会社カワカミによる調製の記念弁当です。A4サイズよりも大き目の掛紙(写真)は、弁当箱(写真右)と分けて配布されました。これに岐阜県加茂郡白川町にある株式会社白川園本舗の『白川茶』(200ml)が付きました。

竜田揚はかなり肉厚。紅鮭はうす味ですが脂が乗っています。驚いたのは煮物。特に有頭海老に出し汁がしみ込んでいます。デザートは塩尻名物のワインゼリーでさっぱり。
この弁当を辰野駅到着までに完食してしまいましたが、同駅ホーム上で辰野町にある小野酒造店の『純米大吟醸夜明け前』がよく冷えた状態で配られ、ワカサギ・煮物・紅鮭がこのお酒にぴったりだったと思います(他にも先に弁当を食べてしまい、同様の感想をもたれた方がいらっしゃいました)。
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【写真・乗車記】
《懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜号》
〔上諏訪駅〕
復路もヘッドマークは付きませんが、後ほど辰野駅でサプライズイベントが…
この写真を撮影後に乗車しましたが、快速そと房号の様な号車指定がなく、かなり後から車内に入ったのですが、席が選びやすくて、ボックスシートが確保できました。そと房号往路でロングシート利用になってしまった時の様な『同じ旅行代金払っているのに貧乏くじ引いてしまった感』はゼロ。
〔辰野駅〕

到着直後に撮影。

私は辰野駅での体験乗車となりました。

過去にのと鉄道で開催された鉄道郵便再現の様なイベントを、この車両を使って開催して欲しいです。

参加者全員が非冷房で蒸し暑い中、熱心に車内を撮影していました。

側面の方向幕は『団体』の表示(写真左)。
辰野駅停車中のサプライズイベントとして、過去に使用されたヘッドマークの取り付け。115系横須賀色には『すわエコー』のヘッドマーク。

〔塩尻駅〕



〔明科駅〕

明科駅でも体験乗車開催のため、長時間停車。ドア扱いのある停車駅が少ない分、停車時間が長めで、5時間以上の所要時間でも疲れを感じませんでした。
〔長野駅〕

【関連記事】
《関連列車等》
JR東日本 懐かしの115系諏訪号
JR東日本 懐かしの115系天竜号
JR東日本 旧型客車かもしか号
郵政省 鉄道郵便
《辰野線経由のその他優等列車・臨時列車》
JR東日本 快速みすず号
JR東日本 木曽あずさ号
JR東海 木曽あずさ号
JR東日本 さわやかウォーキング号(中央西線、辰野線、飯田線)
往路の列車名の一部である『諏訪』を名乗る列車は、国鉄時代に同じ区間で運行された準急列車で、のちに運行区間が延長されて信越本線・篠ノ井線・中央本線・小海線・信越本線(現在のしなの鉄道線)の長野→篠ノ井→塩尻→小淵沢→小諸→長野を循環するかたちで運行する『すわ』(後に急行化。反対廻りは『のべやま』の愛称)に改称されました。最近では運行されていませんが、JR東日本長野支社・しなの鉄道共同企画による団体専用列車『ぐるっと信州ときめき号』が、『すわ』『のべやま』に近い運行形態の列車でした。
復路・団体専用列車の列車名については、車内放送で『懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜号』『懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜』『団体専用列車』と案内されていました。
同日に運行された懐かしの115系天竜号については、過去に運行された列車名・車両・運行区間(一部)が再現されていましたが、懐かしの115系諏訪号については、現役時代の諏訪号・すわ号がディーゼルカーによる運行だったため、列車名・運行区間のみの再現となります。なお、115系+クモユニ143系の編成については、見た目が国鉄時代の中央本線で運行されていた郵便車連結の普通列車を再現しているので、複数の列車のリバイバル的要素を含んだ列車でした。
懐かしの115系天竜号・諏訪号とも幅広い世代のマニアの人気を得られている印象を受けましたが、特に全車自由席の気軽さもあってか、臨時列車の乗客は中高生くらいのマニアも多かったです。ただ、きちんと道徳教育を受けているのかどうか知りませんが、彼らの車内・駅構内でのマナーの悪さが目立ちました(騒ぎ過ぎ、走り過ぎ)。また、この列車の運転日から運行開始された特急甲信エクスプレス車内で、撮影用機材を持った人を複数見かけた(私が乗車した茅野→松本間の乗車率は1〜2割くらいでしたが)ので、沿線に撮影者が多数いることは予想できました。実際に多かったのですが、中には線路際ぎりぎりで撮影する者が目立ちました。今回のイベントでは特に緊急停止する状況には至りませんでしたが、辰野駅での115系湘南色回送列車発車時に構内放送で駅員が何度も注意を呼び掛ける場面がありました。迷惑・危険行為はやめてほしいものです。
【時刻】
・懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜号(下り・9541M)
上諏訪11:15発→岡谷11:33発→辰野(ドア扱いあり・クモユニ143乗車体験)
→塩尻(ドア扱いあり)→明科(ドア扱いあり・クモユニ143乗車体験)
→姨捨(ドア扱いなし・スイッチバック体験)→桑ノ原信号場(スイッチバック体験)
→長野16:28着
※クモユニ143乗車体験は辰野駅、明科駅停車中に実施。
旅行参加者に事前に送られた『クモユニ143系乗車イベント整理券』(後述)で
体験乗車駅(辰野駅または明科駅)と時間が決められていました。
※その他の駅での運転停車もあり。松本駅では短時間の運転停車。
【懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜 会員券等】
《JR東日本長野支社 びゅうバッジ》
マルス発券の会員券等の券はありませんでした。これは旅行参加者に事前に送られたバッジで、実質的にこの旅行商品の乗車券的役割を果たしていました。
《懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜 〜ご案内書〜》
旅行参加者に事前に送られたご案内書。車内は自由席となっていました。《クモユニ143系乗車イベント整理券 辰野駅》
旅行参加者に事前に送られたご案内書。私は辰野駅での乗車体験となりました。一応、券を名乗っているので、乗車後に同駅改札印を押していただきました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜 乗車記念品】
快速懐かしの115系諏訪号については、特に車内で記念品等の配布はありませんでした。
ここでは懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜号の上諏訪駅発車時に配布された乗車記念品等を掲載します。なお、下記以外に乗車記念プレートも配布されましたが、きれいに撮影できないので掲載は省略します。
《懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜記念乗車証明書》
長野支社のびゅう旅行商品にしては珍しく、事前に記念乗車証明書の配布が告知されていました。《懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜乗車記念特製幕の内弁当》

塩尻駅の駅弁業者・株式会社カワカミによる調製の記念弁当です。A4サイズよりも大き目の掛紙(写真)は、弁当箱(写真右)と分けて配布されました。これに岐阜県加茂郡白川町にある株式会社白川園本舗の『白川茶』(200ml)が付きました。
竜田揚はかなり肉厚。紅鮭はうす味ですが脂が乗っています。驚いたのは煮物。特に有頭海老に出し汁がしみ込んでいます。デザートは塩尻名物のワインゼリーでさっぱり。この弁当を辰野駅到着までに完食してしまいましたが、同駅ホーム上で辰野町にある小野酒造店の『純米大吟醸夜明け前』がよく冷えた状態で配られ、ワカサギ・煮物・紅鮭がこのお酒にぴったりだったと思います(他にも先に弁当を食べてしまい、同様の感想をもたれた方がいらっしゃいました)。
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【写真・乗車記】
《懐かしの115系〜クモユニ143系乗車体験付〜号》
〔上諏訪駅〕
復路もヘッドマークは付きませんが、後ほど辰野駅でサプライズイベントが…この写真を撮影後に乗車しましたが、快速そと房号の様な号車指定がなく、かなり後から車内に入ったのですが、席が選びやすくて、ボックスシートが確保できました。そと房号往路でロングシート利用になってしまった時の様な『同じ旅行代金払っているのに貧乏くじ引いてしまった感』はゼロ。
〔辰野駅〕

到着直後に撮影。
私は辰野駅での体験乗車となりました。
過去にのと鉄道で開催された鉄道郵便再現の様なイベントを、この車両を使って開催して欲しいです。
参加者全員が非冷房で蒸し暑い中、熱心に車内を撮影していました。
側面の方向幕は『団体』の表示(写真左)。辰野駅停車中のサプライズイベントとして、過去に使用されたヘッドマークの取り付け。115系横須賀色には『すわエコー』のヘッドマーク。

〔塩尻駅〕



〔明科駅〕

明科駅でも体験乗車開催のため、長時間停車。ドア扱いのある停車駅が少ない分、停車時間が長めで、5時間以上の所要時間でも疲れを感じませんでした。〔長野駅〕

【関連記事】
《関連列車等》
JR東日本 懐かしの115系諏訪号
JR東日本 懐かしの115系天竜号
JR東日本 旧型客車かもしか号
郵政省 鉄道郵便
《辰野線経由のその他優等列車・臨時列車》
JR東日本 快速みすず号
JR東日本 木曽あずさ号
JR東海 木曽あずさ号
JR東日本 さわやかウォーキング号(中央西線、辰野線、飯田線)
