2023年04月15日
山万 ユーカリが丘線
不動産会社である山万が開発したユーカリが丘ニュータウン内を走る新交通システム・ユーカリが丘線は同社が運営しています。鉄道事業者の不動産部門や系列会社以外による大規模なニュータウン開発は珍しい例ですが、ここの開発が行われていた昭和40代の京成電鉄は総武快速線との競合による厳しい時代で、成田空港への新線建設もあったため、自社あるいは系列による開発まで手が廻らなかったのではないかと思います。逆にデベロッパーにとってはビジネスチャンスが転がっている事にもなるのですが、京成電鉄ユーカリが丘駅の様に既存私鉄への新駅開設も伴う開発はその後、なかなかみられません。
ユーカリが丘線の特徴は日本車輌が開発した中央案内式の新交通システム(VONA)を採用している点で、桃花台新交通の廃止により同方式で現存するのはここだけとなっています。
【切符(記念以外)】
《ユーカリが丘線臨時乗車証(昭和60年3月10日発行)》
YOKOHAMAトレインフェスティバル2008で入手。昭和60年3月10日発行と思われる臨時乗車証。手書きで作成した原紙をコピーしたものでしょう。
《特別乗車券(平成2〜4年頃発行)》
運賃が150円時代の特別乗車券です。後述の現行券とは、
・水色の用紙を使用
・券番が右上にあり、向きが違う
・金額が既に印刷済となっている
点が異なります。
最近では希望すれば特別乗車券を普通に売ってもらえるようになりましたが、当時は鉄道事業部に確認の上で売ってもらえたため、鉄道事業部最寄の公園駅のみを入手したものだと思います。
《定期券(平成18年10月7日発行)》
YOKOHAMAトレインフェスティバル2011で販売(3枚セット300円)されていた定期券の廃札。最近では個人情報保護の観点から記名式の定期券廃札がイベントで販売される事はなくなりましたが、この定期券は持参人式となっているので問題ありません。
自動改札を何度も通すため状態はあまり良くありませんが、定期券として日付・月数・金額・通勤と通学の区別がどの様にされているか気になっていたことと、後述のこあらdeGO!!ワンデーパスに使用されている用紙にシール剥がし痕が残ってしまうことを考えるとこの様な販売方法は助かります。
《特別乗車券(平成19年9月16日収集)》

有人駅であるユーカリが丘駅、公園駅で発売。小人100円、大人200円です。

後述の大人150円の時代と使用している用紙の色や券面の構成に変化があります。
《こあらdeGO!!ワンデーパス(平成19年9月16日収集)》

ユーカリが丘線の一日乗車券でユーカリが丘駅で発売。小人250円、大人500円です。
こあらdeGO!!ワンデーパスは写真の定期券用紙にシールを貼り付けています。こあらdeGO!!ワンデーパス小人用を試しに1枚購入し、すぐに剥がしてみたものですが、一日乗車券用シールの粘着力が強く、きれいにはがすのは難しいです。
《硬券入場券(平成21年10月1日発売開始)》

平成22年1月にユーカリが丘線有人駅(ユーカリが丘駅、公園駅)で入手。駅には
山万ユーカリが丘線では、10月1日木曜日より、ユーカリが丘駅・公園駅の両駅にて、
今ではなかなか手に入らない昭和の思い出、昔ながらの懐かしい「硬券入場券」を発売いたします。
今の時代、電車に乗るときはスイカやパスモ、切符を購入するときは券売機。
乗車するときは自動改札機を利用しますが、
以前は切符は窓口、乗車するときは駅員に切符を見せてハサミを入れてもらっていました。
記念として、レトロな硬券入場券を是非お買い求めください。
といった掲示物があり、実質的には記念切符のようなものだといえます。これが好評だと、そのうち無人駅の入場券も発売されるのではないでしょうか?
《一日乗車券(平成24年12月4日収集)》
先述のこあらdeGO!!ワンデーパスと同じ効力ですが、券面が機械印字に変わり、名称も『一日乗車券』に変わっています。おそらく定期券も機械印字に変わったのではないでしょうか。デザインは従来の磁気券と同じです。
《一日乗車券(令和5年4月4日収集)》
ユーカリが丘駅にて購入した一日乗車券で、平成24年収集分からデザインが変わっています。2020年11月よりユーカリが丘線を補完するために山万が運行開始した路線バス『こあらバス』もデザインされており、本券でこあらバスにも乗車できます。
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【記念券】
《ユーカリが丘線×bayfmコラボ記念切符(平成22年1月末まで販売)》

いつから発売されていたのか分かりませんが、平成22年1月末までユーカリが丘駅窓口で販売。
写真はその表と裏(券番の付いている方を表という事にしておきます)で、表は山万が提供しているベイエフエムの番組『MUSIC SALAD』のデザイン。裏はユーカリが丘線の走行距離300万km突破記念のデザインとなっています。なお、残り分はYOKOHAMAトレインフェスティバル2011の山万ブースでも販売されていました。
《鉄道等無事故事業者連続十期記念乗車券(平成26年10月31日発売)》
BJR地紋入りのD型硬券乗車券。200円。
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【記念グッズ】
《開業25周年記念「こあら号」携帯ストラップ(平成19年)》

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【記念スタンプ】
《公園駅記念スタンプ(年代不明)》
状態は良くないです。初期のものかも知れません。
《開業10周年記念スタンプ(平成4年)》

後述の25周年記念スタンプと一緒にユーカリが丘駅に設置されていた記念スタンプです。2種類ありました。
《25周年記念スタンプ(平成19年)》
ユーカリが丘駅に設置された記念スタンプとその台紙です。
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【写真】
《平成22年1月20日撮影》


ユーカリが丘駅ホーム上に設置された25周年記念ボード。
※2007年11月25日掲載(特別乗車券、ワンデーパス)
※2008年01月12日更新(25周年記念ストラップ)
※2008年10月17日更新(臨時乗車証)
※2010年01月31日更新(bayfm、入場券、特別乗車券150円時代)
※2010年05月15日更新(写真H22撮影分)
※2011年10月04日更新(bayfm追記、定期券)
※2011年10月11日更新(記念スタンプH19まで)
※2012年12月08日更新(一日乗車券H24)
※2014年11月30日更新(無事故記念乗車券)
※2023年04月15日更新(一日乗車券R5)
【関連記事】
《ユーカリが丘線のイベント列車等》
山万 開業30周年記念ヘッドマーク列車
《他のVONA採用路線》
桃花台新交通 桃花台線
ユーカリが丘線の特徴は日本車輌が開発した中央案内式の新交通システム(VONA)を採用している点で、桃花台新交通の廃止により同方式で現存するのはここだけとなっています。
【切符(記念以外)】
《ユーカリが丘線臨時乗車証(昭和60年3月10日発行)》

《特別乗車券(平成2〜4年頃発行)》

・水色の用紙を使用
・券番が右上にあり、向きが違う
・金額が既に印刷済となっている
点が異なります。
最近では希望すれば特別乗車券を普通に売ってもらえるようになりましたが、当時は鉄道事業部に確認の上で売ってもらえたため、鉄道事業部最寄の公園駅のみを入手したものだと思います。
《定期券(平成18年10月7日発行)》

自動改札を何度も通すため状態はあまり良くありませんが、定期券として日付・月数・金額・通勤と通学の区別がどの様にされているか気になっていたことと、後述のこあらdeGO!!ワンデーパスに使用されている用紙にシール剥がし痕が残ってしまうことを考えるとこの様な販売方法は助かります。
《特別乗車券(平成19年9月16日収集)》


《こあらdeGO!!ワンデーパス(平成19年9月16日収集)》



《硬券入場券(平成21年10月1日発売開始)》

山万ユーカリが丘線では、10月1日木曜日より、ユーカリが丘駅・公園駅の両駅にて、
今ではなかなか手に入らない昭和の思い出、昔ながらの懐かしい「硬券入場券」を発売いたします。
今の時代、電車に乗るときはスイカやパスモ、切符を購入するときは券売機。
乗車するときは自動改札機を利用しますが、
以前は切符は窓口、乗車するときは駅員に切符を見せてハサミを入れてもらっていました。
記念として、レトロな硬券入場券を是非お買い求めください。
といった掲示物があり、実質的には記念切符のようなものだといえます。これが好評だと、そのうち無人駅の入場券も発売されるのではないでしょうか?
《一日乗車券(平成24年12月4日収集)》

《一日乗車券(令和5年4月4日収集)》

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【記念券】
《ユーカリが丘線×bayfmコラボ記念切符(平成22年1月末まで販売)》


写真はその表と裏(券番の付いている方を表という事にしておきます)で、表は山万が提供しているベイエフエムの番組『MUSIC SALAD』のデザイン。裏はユーカリが丘線の走行距離300万km突破記念のデザインとなっています。なお、残り分はYOKOHAMAトレインフェスティバル2011の山万ブースでも販売されていました。
《鉄道等無事故事業者連続十期記念乗車券(平成26年10月31日発売)》

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【記念グッズ】
《開業25周年記念「こあら号」携帯ストラップ(平成19年)》
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【記念スタンプ】
《公園駅記念スタンプ(年代不明)》

《開業10周年記念スタンプ(平成4年)》


《25周年記念スタンプ(平成19年)》

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【写真】
《平成22年1月20日撮影》
※2007年11月25日掲載(特別乗車券、ワンデーパス)
※2008年01月12日更新(25周年記念ストラップ)
※2008年10月17日更新(臨時乗車証)
※2010年01月31日更新(bayfm、入場券、特別乗車券150円時代)
※2010年05月15日更新(写真H22撮影分)
※2011年10月04日更新(bayfm追記、定期券)
※2011年10月11日更新(記念スタンプH19まで)
※2012年12月08日更新(一日乗車券H24)
※2014年11月30日更新(無事故記念乗車券)
※2023年04月15日更新(一日乗車券R5)
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《ユーカリが丘線のイベント列車等》
山万 開業30周年記念ヘッドマーク列車
《他のVONA採用路線》
桃花台新交通 桃花台線