2024年11月09日
伊豆急行 リゾート踊り子91号・92号
【乗車証明書】
《リゾート踊り子91号記念乗車証明書(平成21年5月16日分)》
JR東日本と伊豆急行のパンフレット等では、伊豆急行線内91号のみの配布と予告されていました。写真は、その予告にあった記念乗車証明書でほぼA4サイズと大きなものです(写真はその表裏)。印刷所で印刷されたもののようで、紙質もしっかりしたものです。
なお、リゾート踊り子91・92号のJR東日本区間においても乗車証明書が配布されましたが、そちらは手作りと思われるものでした。
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【リゾート踊り子91号・92号関連のパンフレット等(伊豆急行)】
《第70回黒船祭リーフレット(平成21年5月15〜17日開催分)》
伊豆急行沿線の下田市観光交流課、下田市観光協会連名のリーフレット表面と裏面。裏面にはリゾート踊り子91号・92号の主要駅列車時刻と同列車に使用されるリゾート21黒船電車の写真も掲載されています。
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【写真・乗車記】
平成21年5月16日・17日に立川〜伊豆急下田間で1往復運行された『リゾート踊り子号(91号・92号)』は、南武線初の特急列車として注目されました。伊豆急行2100系使用のJR東海道本線乗り入れ列車は、昭和63年4月に東京〜伊豆急下田間で運行開始された快速『リゾートライナー21』が最初ですが、同年7月に特急『リゾート踊り子号』に昇格します。平成21年3月ダイヤ改正前までは、上りの設定もありましたが、同改正で東京発伊豆急下田行の下り列車のみの設定となりました。そのような状況で、今回、尻手〜南武支線〜浜川崎〜東海道貨物支線〜鶴見経由によって南武線への乗り入れを果たしました。マニアックなルートですが、JR東日本と伊豆急行の目的は、南武線と同線と接続している私鉄各線から伊豆方面への観光客に乗り換え無しで移動できるという新たなサービスを提供することでした。(写真‥平成21年5月16日に分倍河原駅で撮影した送り込み回送)
南武線沿線のびゅうプラザでは、下田のホテルとリゾート踊り子91・92号乗車をセットにした旅行商品を発売し、同線の規模の小さい駅でもこの列車をPRするポスターが目立っていました。始発駅となる立川駅では改札外にリゾート踊り子号と黒船祭をPRするポスター等が通行量の多い場所に展示されており、JRの気合が感じられました。
(写真2点とも‥平成21年5月10日に立川駅で撮影)
一般人にもかなりインパクトのある出来事だったようで、運行初日の同線沿線では、珍しく鉄道マニア以外の方が記念撮影している姿が見られ、当日乗車しなかった人にも『乗ってみたい』と思わせる事ができたでしょう。
(写真2点とも平成21年5月16日に立川駅で撮影。左‥ポスター。右‥南武線ホームのニューデイズにて)
5月16日の91号、5月17日の92号に乗車しましたが、91号の浜川崎周辺区間の乗客の多くは鉄道マニア。立川から乗車している一般人の多くはびゅう旅行商品利用者と思われます。91号の横浜→伊豆急線内はマニアと一般人が半々くらいで、マニアの多くは伊豆急行線内の乗車証明書(91号のみ配布)目的だったと思われます。(写真2点とも‥平成21年5月16日に立川駅で撮影)
浜川崎駅での折り返し前後は、車内を移動する鉄道マニアが目立ち、一般客は不快そうでした。全車指定席の車両ですから、特に静かで快適な移動空間であるべきなのですが、半径10m位まで響く声で「風っこ八ヶ岳の乗る」だの、見ず知らずの他人にはどうでもよいことをいつまでも喋りまくっているオッサン、車掌にサインを求めるマニア(先述のうるさいオッサンも含む複数)など、とにかくうるさいマニアが多かったです。ロングシート部分に座っているときには、背後でボーっと立っているマニアもいましたが、そういうのがいるだけでも(うるさくなくても)落ち着きませんでした。浜川崎をゆっくり撮影したければ鉄道マニア向けの貨物線踏破号シリーズ車内だけでやって欲しいものです。
それでも、JR側はある程度のマニア対策はしていました。マニアが集中しそうな展望席入口付近に乗務員を立たせ、別の乗務員が浜川崎駅折り返し時に車内検札を開始し、その席の特急券所持者以外は入れないようにしている点と、特急券発売の際に制限をかけていた点です(どの様な制限をかけたかまでは聞いていません)。しかし、浜川崎周辺区間を含む特急券は異常な売れ行きで、私の場合は発売後しばらくしてから発生したキャンセル分を購入しましたが、通し区間のキャンセルが発生せず、横浜を境に2区間に分割して買わざるを得なくなりました。結局のところ、複数枚購入によるオークション転売や、乗車証明書複数枚入手目的と思われる同一人物によるおかしなくらい車内移動する者(先述のうるさいオッサンも含む複数)、乗務員にしつこく話かけている者が見られたので、今後は転売屋に有利な特急券発売開始日時の見直しや、短区間利用者は号車指定させない(遠距離利用者のみ展望車に乗車できるようにする)、下り列車の横浜駅での下車を制限するくらいの対策をしないと、直通で利用したくても出来ませんし、JR東日本と伊豆急行の真の目的を果たす事は出来ません。(写真‥平成21年5月16日に熱海駅で撮影した91号)
※2009年05月19日掲載(乗車記・写真)
※2009年05月23日更新(乗車証明書)
※2024年11月09日更新(黒船祭リーフレット)
【関連記事】
《運行路線》
伊豆急行 伊豆急行線
JR東日本 南武線
《関連列車》
伊豆急行 黒船電車
伊豆急行 リゾートライナー21
伊豆急行 リゾート踊り子号(アルファリゾート21)
伊豆急行 リゾート踊り子号(リゾート21黒船電車)
伊豆急行 伊豆初日の出号(アルファリゾート21)
伊豆急行 伊豆初日の出号(リゾート21黒船電車)
伊豆急行 横須賀線武蔵小杉駅開業記念特急リゾート踊り子65号
伊豆急行 河津桜号
伊豆急行 IZU CRAILE(伊豆クレイル)
東京急行電鉄 Resort Express 今井浜'88
YYのりものフェスタ実行委員会 JR横須賀駅車両展示会(伊豆急行リゾート21黒船電車)
YYのりものフェスタ実行委員会 JR横須賀駅車両展示会(伊豆急行アルファリゾート21)
JR東日本 リゾート踊り子91号・92号
JR東日本 横須賀線武蔵小杉駅開業記念特急リゾート踊り子65号
JR東日本 リゾート踊り子号
JR東日本 伊豆初日の出号
《リゾート踊り子91号記念乗車証明書(平成21年5月16日分)》
JR東日本と伊豆急行のパンフレット等では、伊豆急行線内91号のみの配布と予告されていました。写真は、その予告にあった記念乗車証明書でほぼA4サイズと大きなものです(写真はその表裏)。印刷所で印刷されたもののようで、紙質もしっかりしたものです。
なお、リゾート踊り子91・92号のJR東日本区間においても乗車証明書が配布されましたが、そちらは手作りと思われるものでした。
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【リゾート踊り子91号・92号関連のパンフレット等(伊豆急行)】
《第70回黒船祭リーフレット(平成21年5月15〜17日開催分)》
伊豆急行沿線の下田市観光交流課、下田市観光協会連名のリーフレット表面と裏面。裏面にはリゾート踊り子91号・92号の主要駅列車時刻と同列車に使用されるリゾート21黒船電車の写真も掲載されています。
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【写真・乗車記】
平成21年5月16日・17日に立川〜伊豆急下田間で1往復運行された『リゾート踊り子号(91号・92号)』は、南武線初の特急列車として注目されました。伊豆急行2100系使用のJR東海道本線乗り入れ列車は、昭和63年4月に東京〜伊豆急下田間で運行開始された快速『リゾートライナー21』が最初ですが、同年7月に特急『リゾート踊り子号』に昇格します。平成21年3月ダイヤ改正前までは、上りの設定もありましたが、同改正で東京発伊豆急下田行の下り列車のみの設定となりました。そのような状況で、今回、尻手〜南武支線〜浜川崎〜東海道貨物支線〜鶴見経由によって南武線への乗り入れを果たしました。マニアックなルートですが、JR東日本と伊豆急行の目的は、南武線と同線と接続している私鉄各線から伊豆方面への観光客に乗り換え無しで移動できるという新たなサービスを提供することでした。(写真‥平成21年5月16日に分倍河原駅で撮影した送り込み回送)
南武線沿線のびゅうプラザでは、下田のホテルとリゾート踊り子91・92号乗車をセットにした旅行商品を発売し、同線の規模の小さい駅でもこの列車をPRするポスターが目立っていました。始発駅となる立川駅では改札外にリゾート踊り子号と黒船祭をPRするポスター等が通行量の多い場所に展示されており、JRの気合が感じられました。
(写真2点とも‥平成21年5月10日に立川駅で撮影)
一般人にもかなりインパクトのある出来事だったようで、運行初日の同線沿線では、珍しく鉄道マニア以外の方が記念撮影している姿が見られ、当日乗車しなかった人にも『乗ってみたい』と思わせる事ができたでしょう。
(写真2点とも平成21年5月16日に立川駅で撮影。左‥ポスター。右‥南武線ホームのニューデイズにて)
5月16日の91号、5月17日の92号に乗車しましたが、91号の浜川崎周辺区間の乗客の多くは鉄道マニア。立川から乗車している一般人の多くはびゅう旅行商品利用者と思われます。91号の横浜→伊豆急線内はマニアと一般人が半々くらいで、マニアの多くは伊豆急行線内の乗車証明書(91号のみ配布)目的だったと思われます。(写真2点とも‥平成21年5月16日に立川駅で撮影)
浜川崎駅での折り返し前後は、車内を移動する鉄道マニアが目立ち、一般客は不快そうでした。全車指定席の車両ですから、特に静かで快適な移動空間であるべきなのですが、半径10m位まで響く声で「風っこ八ヶ岳の乗る」だの、見ず知らずの他人にはどうでもよいことをいつまでも喋りまくっているオッサン、車掌にサインを求めるマニア(先述のうるさいオッサンも含む複数)など、とにかくうるさいマニアが多かったです。ロングシート部分に座っているときには、背後でボーっと立っているマニアもいましたが、そういうのがいるだけでも(うるさくなくても)落ち着きませんでした。浜川崎をゆっくり撮影したければ鉄道マニア向けの貨物線踏破号シリーズ車内だけでやって欲しいものです。
それでも、JR側はある程度のマニア対策はしていました。マニアが集中しそうな展望席入口付近に乗務員を立たせ、別の乗務員が浜川崎駅折り返し時に車内検札を開始し、その席の特急券所持者以外は入れないようにしている点と、特急券発売の際に制限をかけていた点です(どの様な制限をかけたかまでは聞いていません)。しかし、浜川崎周辺区間を含む特急券は異常な売れ行きで、私の場合は発売後しばらくしてから発生したキャンセル分を購入しましたが、通し区間のキャンセルが発生せず、横浜を境に2区間に分割して買わざるを得なくなりました。結局のところ、複数枚購入によるオークション転売や、乗車証明書複数枚入手目的と思われる同一人物によるおかしなくらい車内移動する者(先述のうるさいオッサンも含む複数)、乗務員にしつこく話かけている者が見られたので、今後は転売屋に有利な特急券発売開始日時の見直しや、短区間利用者は号車指定させない(遠距離利用者のみ展望車に乗車できるようにする)、下り列車の横浜駅での下車を制限するくらいの対策をしないと、直通で利用したくても出来ませんし、JR東日本と伊豆急行の真の目的を果たす事は出来ません。(写真‥平成21年5月16日に熱海駅で撮影した91号)
※2009年05月19日掲載(乗車記・写真)
※2009年05月23日更新(乗車証明書)
※2024年11月09日更新(黒船祭リーフレット)
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JR東日本 南武線
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伊豆急行 伊豆初日の出号(リゾート21黒船電車)
伊豆急行 横須賀線武蔵小杉駅開業記念特急リゾート踊り子65号
伊豆急行 河津桜号
伊豆急行 IZU CRAILE(伊豆クレイル)
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JR東日本 伊豆初日の出号