西伊豆東海バス 西海岸線(西伊豆特急バス)長野電鉄 屋代線

2012年03月31日

沼津登山東海バス 西海岸線(西伊豆特急バス)

 沼津登山東海バス、西伊豆東海バスが共同運行している西海岸線特急バス(一部は急行)の全運行区間は沼津〜三島〜修善寺〜松崎〜長八美術館ですが、その大半は三島〜松崎間のみの運転が多いです。あさぎり号の沼津乗り入れ当初は、それに接続する有料特急バス『スーパーロマンス号』として運転され、新宿から西伊豆までの新たな観光ルートを築きあげ注目されていました。その愛称にある『ロマンス』は『ロマンスカー』との一体感も感じられました。ところが現在は特急料金不要で特急バス自体に愛称名は無いようです。最高運賃自体が開設当初よりも値下げ(上限の設定による)されている反面、あさぎり号接続バスとして重要な運転区間である沼津〜三島間は今までの改正で減便・増便を繰り返しており、現在は一往復のみの運行となっています。なお、修善寺〜松崎〜長八美術館間の西海岸線各停便については中伊豆東海バスと西伊豆東海バスによる共同運行となっています。

※本記事には旅行記と沼津登山東海バス窓口にて発行された乗車券を掲載します。他社発行の乗車券は下記リンク記事をご参照下さい。なお、乗車券の発売箇所等の概要については本記事に西海岸線全線分(東海バスグループ全社分)を記載しております。

【乗車券】
《平成17年5月21日収集分》
 手売りの乗車券は大きく分けて4種類ありました。各券種毎の発売個所は下記の通り。
  ・第一種補充乗車券(片道乗車券)
    三島、土肥、宇久須、堂ヶ島、松崎
  ・第二種補充乗車券(往復又は連続乗車券)
    土肥、宇久須、堂ヶ島、松崎
  ・共通乗車券(パンチ式の補充券)
    宇久須、堂ヶ島、松崎
  ・軟券乗車券(B型くらいのサイズ。発停留所名補充で料金は印刷済)
    堂ヶ島(160円〜)
 なお、上記乗車券の発売箇所はゴム印で記されますが、
  ・土肥で発売の全券種は『土肥支所』のゴム印
  ・堂ヶ島で発売の第二種補充乗車券は『松崎』のゴム印(他券種は『堂ヶ島』)
  ・宇久須で発売の共通乗車券は『土肥支所』の上に『宇久須』に訂正したものの
   見えにくい為か、横に改めて『宇久須』と押し直したもの
となっていました。
 共通乗車券にはフォントが2種類あり、金額・発行日の項目の数字が堂ヶ島・松崎は小さめ、宇久須は大きめになっています。
 堂ヶ島のB型くらいの軟券乗車券については、たまたまこの券が見えたので尋ねて購入したので、もしかすると他の案内所等にもあったのかもしれません。
 購入した乗車券の行き先で何点かは恋人岬を選びました。東海バスも縁起切符を硬券で出してくれるとおもしろいのですが…訪問当時の西海岸線の各案内所等で恋人岬バス停対応のスタンプは堂ヶ島にだけあり、他では手書きになりました。
 上記以外で西海岸線の機械発券による乗車券取り扱い箇所として沼津登山東海バス沼津駅前案内所と中伊豆東海バス修善寺駅前案内所がありましたが、沼津駅前案内所しか収集していません(本項には掲載致しません)。この券では行き先の停留所名ではなく金額が表示されていました。
〔沼津登山東海バス三島駅前案内所〕
東海バス1三島第一種 約7年ぶりにアルバムから取り出しましたが、第一種補充券については券面の文字がほとんど消えています。
 当時の三島駅前案内所発行の券には水色マーカーの線は入っていません。




《平成21年5月17日収集分》
〔沼津登山東海バス三島駅前案内所〕
東海自動車(沼津登山東海バス)第一種補充乗車券東海自動車(沼津登山東海バス)第二種補充乗車券 沼津登山東海バスエリア内の西海岸線補充乗車券発売所は三島駅前案内所だけです。平成17年5月21日訪問時には扱っていなかった(係員が存在を忘れていた?)第二種補充乗車券もありました。区間は西海岸線として次の停留所である長岡温泉バス停で購入しました。沼津登山東海バスを示す水色マーカーの線が入っています。
======================================
【乗車記(平成17年5月21日訪問 ※土肥温泉駅舎のみ5月15日撮影)】
 西伊豆特急バスに乗車し、この路線に関する手売りの切符を収集してきました。今回の収集のために私は西伊豆フリーパス(小田急の駅やJR東海ツアーズで発売していた。平成24年3月ダイヤ改正のあさぎり号運行区間縮小前に発売終了。あさぎり号の乗車券・特急券と同時購入が販売条件だった)を購入し、あさぎり1号を利用して沼津に行きました。せっかくなのでグリーン車に乗車してみましたが、この列車は小田急20000形とJR371系が相互乗り入れしており、グリーン車には以前、小田急線内でのみ両方乗車したことがあります。シートの座り心地は国鉄時代からのグリーン車の長い経験からかJRの車両の方が腰のあたりのフィット感が良く、リクライニングシートがかなりの角度で倒せたような印象がありました。しかし、小田急の車両もシートの幅がとても広く快適で本厚木から御殿場あたりまでほとんど寝ていました。
東海バス三島 さて、沼津9:40始発の東海バス西海岸線特急バス長八美術館行きにすぐに乗り換えても良いのですが、切符収集も目的と考えると沼津は機械発券の切符しかない反面、隣のバス停である三島には補充券がある為、並行するJR東海道本線で三島に先回りする事にしました。西伊豆フリーパスで東海道本線の沼津〜三島間も乗車できました。三島の東海バス切符販売所で無事に補充券(記入式のみ)を購入。しばらくして特急長八美術館行きが来ました。車両は沼津登山東海バスの車両です。分社化に伴い管理会社として従来の東海自動車(東海バスの正社名)は現存していますが運行自体は地域により分かれています。更に同じ小田急系列の箱根登山バスも含めた再編が行われており、このバスの車両に『箱根フリーパス Welcome』という箱根登山のステッカーが窓に貼られているので昔は箱根で活躍していた車両と想像できます。車内はリクライニングし快適ですが沼津からの乗客は3人、三島からは私を含め3名が加わります。この時点では少ないのですが…
 さて、三島の市街地を渋滞に巻き込まれながらバスは西伊豆を目指します。三島をでて最初の停留所である長岡温泉は乗降者ゼロ。ここを出てから比較的スピードが出てきます。有料道路を経由しながら次の停留所、修善寺駅に3分遅れで着きます。ここからは一気に15人位乗り込んできます。西海岸線には各停便もあり、その大半がここを起点としています。三島から修善寺間は並行する伊豆箱根鉄道駿豆線が時間が正確で本数も多いからでしょう。同駅には東京から特急踊り子号も乗り入れます。
 修善寺を7分遅れで発車します。土肥までは海は見られず、しばらく半島内陸部の山間を走ります。修善寺の東海バス窓口も沼津同様機械発券の乗車券しか無い事を知っており今回はそのまま通過しました。問題はここから先で、有人の案内所や駅が多くあり、切符収集目的なら効率よくまわらなければなりません。
 山道を下り、海が見えるとすぐに土肥に着きますが、ここには何と定刻での到着でした。温泉があるので乗降客がいます。私は下車せずそのまま宇久須温泉まで乗車します。この土肥から松崎までほとんど海沿いを走ります。今回が初乗車ですがこのバス路線で乗ること自体に楽しみを感じられる区間は実はここからでした。道路は途中で旧道に分かれているところもあり海沿い山沿いに見られる道路の線形改良がこの地域でも見られます。その為にトンネル区間がありますが短いものが多いので気になりません。
 宇久須温泉バス停で下車しますが、実はこのバス停、ほとんど特急バス専用のものでバイパス沿いにあるのに対し、各停便等ほとんどのバスは旧道沿いに駅舎を構える宇久須駅に停まります。宇久須温泉バス停を土肥方面に数十メートル行き、横断歩道を渡り、そのまま海のある方向へ歩くと宇久須駅に出られます(所要3分)。
東海バスウグスウグス駅舎内 宇久須駅の中は本の貸出コーナーや写真等の展示がされています。松崎方面の乗り場には10人以上(数人のグループが何組かに分かれている。バラバラに集まってきた)のジャージ姿の中学生がおり、松崎方面の各停便に乗車して行きましたが、私が乗車してきた特急便よりも混んでいました。
ウズス窓口ウグス窓口拡大 切符購入の際に駅の営業時間を聞いたのですが基本的に無休で登校日は朝7:30頃から、休校日は8:00頃から16:00頃までだそうで、彼らがこの駅の普段の利用者の中心である事を現しています。
 宇久須駅の所在する旧賀茂村(現西伊豆町)はガラスが特産品のようで、駅横の川沿いの柵や橋にステンドグラスが用いられていました。他地域の者へ村をアピールしていたかの様に見えましたが、駅周辺は特に観光地化されておらず、逆に生活感がありました。
 宇久須からは各停便のバスで土肥に戻ります。この西海岸線は各停便も含めれば修善寺〜松崎間では30〜40分間隔と比較的多いです。土肥で下車し各停便を乗り継いで松崎方面に向かっていけば良いのですが、今回は西伊豆特急バスの全区間完乗も目的としているので、一旦土肥に戻り切符収集し、そこから特急便で一気に終点長八美術館へ向かう行程にしました。
東海バス土肥温泉 このバス停前(修善寺・三島・戸田方面乗り場)にログハウス風の観光案内所があり『土肥温泉駅』とも掲示されています。宇久須同様バス駅で切符も販売しています。ただ、バス停名は『土肥』となっており駅では『温泉』の文字が入っているのが良くわかりません。



土肥花時計 その駅前にはギネスブック認定の巨大花時計があります。






土肥足湯土肥恋人岬タオル 道路を挟んで反対側には松崎・長八美術館方面のバス停とその横に最近ブームの足湯があります。入湯客向けに観光案内所で『恋人岬』のロゴの入ったタオルを110円で売っています。その足湯ですが、最初に手を入れたときにはそれほど熱く感じませんでしたが足を入れるとかなり熱く、後からきた夫婦も「意外と熱いな。よく効きそうだ」とおっしゃっていました。
東海バス車内 土肥13:08発特急バスは三島始発の長八美術館行きで、特急便として松崎を超え長八美術館まで行くものとしては最終便になります(各停便の長八美術館行きは修善寺から多数出ています)。しばらくすると普通の路線バスが現れましたが行き先をみてびっくりしました。なんとそれが長八美術館行き特急バスだったのです。スーパーロマンス号時代には小田急・JRのあさぎり号に塗装を合わせた専用バスを導入していました。訪問当時の小田急ロマンスカー時刻表の一部や東海バスホームページに掲載されていたきれいな観光タイプのバスをイメージしていた客は間違いなくおどろくでしょう。ここまでに乗車した特急・各停便とも観光タイプだったのですが、(私は途中の土肥から乗るのでまだいいですが)三島から2時間以上この車両に乗るのは観光客には辛いかもしれません。
東海バス長八 土肥から乗車した一般型バスによる特急長八美術館行きは、見た目にもかかわらず特急らしいスピードで飛ばします。マニア的にはこのギャップが面白いかもしれません。既に乗車していた宇久須以遠もずっと海沿いを走行するので、乗り物に乗る事自体が好きな人にとっては全く飽きること無く西海岸線は楽しい路線だと思います。
 後ほど訪問する堂ヶ島・松崎を過ぎ終点長八美術館バス停に着きます。バス停前には同名の施設がありますが、そこには寄らず、途中に『なまこ通り』というなまこ壁の建物の並ぶ通りを見ながら松崎港を経由して松崎まで歩きました。
松崎の風景 松崎周辺も堂ヶ島同様、西伊豆の観光地で、海沿いにプリンスホテルもありますが、普通に民家や商店が並び、宇久須ほどではないものの静かで生活感があり落ち着いた感じです。堂ヶ島よりも一人旅の行き先に向いていると思いました。



東海バス松崎 長八美術館バス停から松崎港を経由しゆっくり歩いても30分程度で松崎バス停に着きました。松崎は半島各方面に向かうバスが発着する西伊豆の交通の要衝でもあります。立派なバスターミナルの建物にはいまだに『特急バススーパーロマンス』とかかれていました。



東海バス松崎表示 しかし、バス乗り場(プラットホーム上)では行き先別に番号が振られていますが、今まで乗ってきた西海岸線方面には特に『特急・急行』の表示が無いのに、これから乗車する西伊豆エクスプレスライン方面には『特急バス西伊豆ライナー』の表示があり、同線の各停便とわざわざ区別してあります。JR特急の接続という点では西海岸線よりも西伊豆エクスプレスラインが優位という事でしょうか。
堂ヶ島 堂ヶ島ではちょこっと観光。周辺道路の渋滞は無いですが、ここに来る客の多くはマイカーが多そうで、堂ヶ島バス停前(東海バスの案内所兼土産物屋と某芸能人のミュージアムの間)では、車の出入りが激しいです。




※平成17年5月21日掲載(旅行記)
※平成17年5月28日更新(乗車券H17購入分)
※平成21年5月20日更新(乗車券H21購入分)
※平成24年3月31日更新(乗車券H17購入分写真差替)

【関連記事】
《東海バスグループ他社の西海岸線》
 西伊豆東海バス 西海岸線(西伊豆特急バス)
 中伊豆東海バス 西海岸線

《沼津駅で接続していた小田急電鉄・JR東海の特急列車あさぎり号》
 小田急電鉄 あさぎり号
 JR東海 あさぎり号

madoguchi13ban at 02:13│Comments(0) バス(2セク/二次交通等) | 切符・乗車証・交通系IC等

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
西伊豆東海バス 西海岸線(西伊豆特急バス)長野電鉄 屋代線