2013年01月23日
福井鉄道 福武線(名鉄グループ時代)
名古屋鉄道600V線区の廃止で、多くの車両が豊橋鉄道、福井鉄道といった名鉄グループ企業に譲渡されました。福井鉄道と同じ福井県内にある第3セクター・えちぜん鉄道が急ピッチで改良されてきた状況に対し、純粋な民間企業である福井鉄道は一応、近代化補助を受けているものの、やや遅れ気味といった状態でした。しかし『福井鉄道低床化補助事業』として国、福井県、沿線自治体が支援する事でLRVを導入しました。車両・ホーム改良ともに8割程度が国+県+自治体の補助で行われているのが特徴で、通常の近代化補助を手厚くする事で一気に改良してしまった、という訳です。
福武線は鉄道区間と軌道区間で構成される路線で、名鉄から譲り受けた車両の場合、名鉄時代に鉄軌道の直通運転で使用されていた車両だけあって鉄道区間でもなかなか良い走りをしているように思えました。個人的にはしばらくは安泰か、と思っていたのですが、平成19年9月7日の同社社長による記者会見で『自社単独での鉄道事業再建を断念』(平成19年9月8日の産経新聞)と発表しました。手厚い補助によって低床化を果たしたものの利用者増加につながっていないようで、助成拡大を自治体に要請したものの断られた結果、今回の発表となったようです。『廃止』という言葉が一切出ていませんが、今後の同社と自治体による協議が難航すればバス転換や第三セクター化(例えば福井鉄道沿線の鯖江市、越前市がえちぜん鉄道に追加出資し同社の路線にする)も考えられるのではないかと思っていました。
その後、福武線の存続スキームが決定したことをうけて、平成20年12月29日に名鉄が同社の株を沿線の第三セクターや商工会議所、協議会等に譲渡し、同社の経営から撤退しています。
ここでは名鉄グループ時代の福武線に関するコレクションを掲載しております。
【切符】
《平成17年1月2日収集分》
〔ベル前駅〕
福武線ベル前駅は無人駅ですが、低床化前の休日は有人になり切符販売が行われており、他の有人駅では予備用等に扱われている千切り式軟券乗車券を発売していました。ここでは鉄道区間・軌道区間の各方面への大小最安を購入しました。
鉄道区間最安の小児用(90円)と大人用(180円)。
福井市内(軌道区間方面)への小児用(110円)と大人用(220円)。
〔武生新駅〕
・普通入場券(硬券)
・普通乗車券(軟券)
・特殊乗車券(軟券)
〔車内〕
低床化前は車掌の乗務が多く見られました。一通り購入したつもりですが小児用が無いです。たまたま持ち合わせていなかったのか、元から無かったのかは覚えていません。
・車内乗車券
・車内券(市内均一180円)
・車内券(福井市内−鳥羽中・西鯖江360円)
・車内券(福井市内−上鯖江・武生新390円)
《平成19年5月3日収集分》
〔1日フリー乗車券(LRV図柄)〕
今回の旅行は低床車への乗車と、それを象徴する新しい切符としてLRV図柄の1日フリー乗車券のみ収集しました。左が小人用(250円)。右が大人用(500円)です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【記念乗車券・期間限定の企画乗車券】
《トランジットモール社会実験実施期間限定1日フリー乗車券(平成13年10月)》
福武線武生新駅(当時)で発売期限後に購入した廃札券で、表面に見本印が押されています。
======================================
【写真】
左は300形(平成16年8月16日に福井駅前にて撮影)。
右は80形(平成17年1月2日に田原町にて撮影)。
ともに低床車導入に伴い廃車となりました。
300形(平成17年1月2日に武生新駅で撮影した急行福井駅前行。
写真は880形(平成19年5月3日に福井駅前にて撮影)。もと名鉄美濃町線系統で使用されていた低床車。
※平成19年05月16日掲載(1日フリー)
※平成19年09月11日更新(本文、ベル前駅乗車券)
※平成19年12月13日更新(武生新駅切符、車内券、車内乗車券)
※平成24年01月18日更新(本文加筆修正、切符写真差替、車両写真追加)
※平成25年01月23日更新(トランジットモール社会実験1日フリー)
【関連記事】
《福井鉄道(鉄道事業再構築事業開始後)のメイン記事》
福井鉄道 福武線(鉄道事業再構築事業開始後)
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《機関車・貨車・貨物関連》
福井鉄道 さようならホサ1・ホサ2撮影会
福井鉄道 デキ11号車
福武線は鉄道区間と軌道区間で構成される路線で、名鉄から譲り受けた車両の場合、名鉄時代に鉄軌道の直通運転で使用されていた車両だけあって鉄道区間でもなかなか良い走りをしているように思えました。個人的にはしばらくは安泰か、と思っていたのですが、平成19年9月7日の同社社長による記者会見で『自社単独での鉄道事業再建を断念』(平成19年9月8日の産経新聞)と発表しました。手厚い補助によって低床化を果たしたものの利用者増加につながっていないようで、助成拡大を自治体に要請したものの断られた結果、今回の発表となったようです。『廃止』という言葉が一切出ていませんが、今後の同社と自治体による協議が難航すればバス転換や第三セクター化(例えば福井鉄道沿線の鯖江市、越前市がえちぜん鉄道に追加出資し同社の路線にする)も考えられるのではないかと思っていました。
その後、福武線の存続スキームが決定したことをうけて、平成20年12月29日に名鉄が同社の株を沿線の第三セクターや商工会議所、協議会等に譲渡し、同社の経営から撤退しています。
ここでは名鉄グループ時代の福武線に関するコレクションを掲載しております。
【切符】
《平成17年1月2日収集分》
〔ベル前駅〕
福武線ベル前駅は無人駅ですが、低床化前の休日は有人になり切符販売が行われており、他の有人駅では予備用等に扱われている千切り式軟券乗車券を発売していました。ここでは鉄道区間・軌道区間の各方面への大小最安を購入しました。
鉄道区間最安の小児用(90円)と大人用(180円)。
福井市内(軌道区間方面)への小児用(110円)と大人用(220円)。
〔武生新駅〕
・普通入場券(硬券)
・普通乗車券(軟券)
・特殊乗車券(軟券)
〔車内〕
低床化前は車掌の乗務が多く見られました。一通り購入したつもりですが小児用が無いです。たまたま持ち合わせていなかったのか、元から無かったのかは覚えていません。
・車内乗車券
・車内券(市内均一180円)
・車内券(福井市内−鳥羽中・西鯖江360円)
・車内券(福井市内−上鯖江・武生新390円)
《平成19年5月3日収集分》
〔1日フリー乗車券(LRV図柄)〕
今回の旅行は低床車への乗車と、それを象徴する新しい切符としてLRV図柄の1日フリー乗車券のみ収集しました。左が小人用(250円)。右が大人用(500円)です。
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【記念乗車券・期間限定の企画乗車券】
《トランジットモール社会実験実施期間限定1日フリー乗車券(平成13年10月)》
福武線武生新駅(当時)で発売期限後に購入した廃札券で、表面に見本印が押されています。
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【写真】
左は300形(平成16年8月16日に福井駅前にて撮影)。
右は80形(平成17年1月2日に田原町にて撮影)。
ともに低床車導入に伴い廃車となりました。
300形(平成17年1月2日に武生新駅で撮影した急行福井駅前行。
写真は880形(平成19年5月3日に福井駅前にて撮影)。もと名鉄美濃町線系統で使用されていた低床車。
※平成19年05月16日掲載(1日フリー)
※平成19年09月11日更新(本文、ベル前駅乗車券)
※平成19年12月13日更新(武生新駅切符、車内券、車内乗車券)
※平成24年01月18日更新(本文加筆修正、切符写真差替、車両写真追加)
※平成25年01月23日更新(トランジットモール社会実験1日フリー)
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