2011年11月17日
十和田観光電鉄 鉄道貨物輸送
平成17年に日比谷公園で開催された鉄道フェスティバルに初参加した十和田観光電鉄ですが、後発の事業者だったにも関わらず切符マニア受けする商品を多数そろえており、後述の『とうてつ貨物セット』は今までの鉄道イベントで発売された記念品の中では強いインパクトのあるものだと個人的に思っています。金額は上信電鉄などがイベント時に販売した車票よりも1枚あたりでかなり高めの金額設定。その他の商品も割と高めの設定でしたが、イベントによって少しでも増収となるように設定していたのでしょう。今思えばこの時点で既に厳しい経営状況だったために気合いを入れてイベントに臨んでいたのだと思います。
貨物列車自体は昭和61年に廃止されていますが、貨物の牽引用だった電気機関車は廃車となっておらず、イベント等で運転されます。
その後、平成20年には新たに設立された会社に交通事業を譲渡。新会社の商号を十和田観光電鉄株式会社とし、これから本格的に再生を進めていくものと思われました。しかし、東北新幹線七戸十和田駅開業によって三沢駅での特急列車等の乗り継ぎ利用客が激減。十和田観光電鉄では鉄道事業への支援を沿線自治体に求めていましたが拒否され、同社は正式に廃止を表明しました。
さて、(旧)十和田観光電鉄には十和田市が数%出資していましたが、社名変更前の十和田鉄道株式会社時代から続いているものでした。この出資比率の企業をここでは『広義の第3セクター』と表現致しますが、その中ではかなり初期に設立された方だと思います。同社以外で広義の第3セクターと呼べそうな鉄道事業者には日立電鉄(鉄道事業は既に廃止)、流鉄、伊賀鉄道があります。特に伊賀鉄道については大手私鉄から路線の運営を切り離して補助金の受け皿とするために設立されたものですが、他の事業者については地域のお付き合い的な意味合いでの出資だと思います。しかし、十和田観光電鉄が早い段階で沿線自治体に支援を求めていればひたちなか海浜鉄道の様な(一般的に第3セクターと呼ばれる地方自治体の出資比率である)狭義の第3セクターとして存続するという選択がされていたかも知れません。
【とうてつ貨物セット(平成17年鉄道フェスティバル販売品)】
昭和61年10月31日の運行をもって廃止された十和田観光電鉄線の貨物輸送に使用された帳票類をセットにしたもので売価2,000円でした。
《とうてつ貨物セット封筒》
このセットの封筒には貨物列車現役時代の写真が使用されていました。
《再製用荷物切符》

《小荷物切符(甲・乙・丙・丁)》




《車扱貨物通知書(連絡運輸用 甲・乙・丙)》



《貨物運送状(車扱用)》

《十和田市駅が発駅の車票(2種類)》


《地域間急行車票》

《封印環》

※平成17年11月11日掲載(再製用荷物切符)
※平成23年10月 5日更新(とうてつ貨物セット封筒・十和田市駅車票・地域間急行車票)
※平成23年11月17日更新(運送状・通知書・小荷物切符・封印環、再製用荷物切符差替)
【関連記事】
《十和田観光電鉄のメイン記事》
十和田観光電鉄 十和田観光電鉄線
貨物列車自体は昭和61年に廃止されていますが、貨物の牽引用だった電気機関車は廃車となっておらず、イベント等で運転されます。
その後、平成20年には新たに設立された会社に交通事業を譲渡。新会社の商号を十和田観光電鉄株式会社とし、これから本格的に再生を進めていくものと思われました。しかし、東北新幹線七戸十和田駅開業によって三沢駅での特急列車等の乗り継ぎ利用客が激減。十和田観光電鉄では鉄道事業への支援を沿線自治体に求めていましたが拒否され、同社は正式に廃止を表明しました。
さて、(旧)十和田観光電鉄には十和田市が数%出資していましたが、社名変更前の十和田鉄道株式会社時代から続いているものでした。この出資比率の企業をここでは『広義の第3セクター』と表現致しますが、その中ではかなり初期に設立された方だと思います。同社以外で広義の第3セクターと呼べそうな鉄道事業者には日立電鉄(鉄道事業は既に廃止)、流鉄、伊賀鉄道があります。特に伊賀鉄道については大手私鉄から路線の運営を切り離して補助金の受け皿とするために設立されたものですが、他の事業者については地域のお付き合い的な意味合いでの出資だと思います。しかし、十和田観光電鉄が早い段階で沿線自治体に支援を求めていればひたちなか海浜鉄道の様な(一般的に第3セクターと呼ばれる地方自治体の出資比率である)狭義の第3セクターとして存続するという選択がされていたかも知れません。
【とうてつ貨物セット(平成17年鉄道フェスティバル販売品)】
昭和61年10月31日の運行をもって廃止された十和田観光電鉄線の貨物輸送に使用された帳票類をセットにしたもので売価2,000円でした。
《とうてつ貨物セット封筒》
このセットの封筒には貨物列車現役時代の写真が使用されていました。《再製用荷物切符》

《小荷物切符(甲・乙・丙・丁)》




《車扱貨物通知書(連絡運輸用 甲・乙・丙)》



《貨物運送状(車扱用)》

《十和田市駅が発駅の車票(2種類)》


《地域間急行車票》

《封印環》
※平成17年11月11日掲載(再製用荷物切符)
※平成23年10月 5日更新(とうてつ貨物セット封筒・十和田市駅車票・地域間急行車票)
※平成23年11月17日更新(運送状・通知書・小荷物切符・封印環、再製用荷物切符差替)
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この記事へのコメント
2. Posted by 地下鉄好き 2011年11月23日 19:29
吉田社長様、コメントいただきありがとうございます。
民営鉄道から第三セクター化された事例でも、くりはら田園鉄道の様に電化廃止の対策を行っても存続できなかった例があるので、一概に良いとはいえないのですが、自治体に「鉄道が必要である」という考えが有るか無いかで存廃が決まってくるように思えます。
民営鉄道から第三セクター化された事例でも、くりはら田園鉄道の様に電化廃止の対策を行っても存続できなかった例があるので、一概に良いとはいえないのですが、自治体に「鉄道が必要である」という考えが有るか無いかで存廃が決まってくるように思えます。
1. Posted by ひたちなか海浜鉄道 2011年11月17日 09:54
事業者が撤退を表明する段階では、かなり重態になっていることが多い気がします。(それだけ企業努力をしたということでしょう)
全国のローカル線を残すためには、おっしゃるとおり早めの診断が必要だと思います。
幸い、ひたちなか海浜鉄道は軽症のうちに手当てができました。
(吉田)
全国のローカル線を残すためには、おっしゃるとおり早めの診断が必要だと思います。
幸い、ひたちなか海浜鉄道は軽症のうちに手当てができました。
(吉田)
