北越急行 JR東日本上越線・信越本線乗入(普通列車)筑波鉄道 筑波線

2010年03月02日

関東鉄道 筑波駅-北条-田中-つくばセンター・学園並木線

 この路線は、平成17年8月24日につくばエクスプレス(TX)開業に伴う再編で、一部区間のルート変更とバス停の廃止が実施されました。系統番号は61系統です。平日朝はつくばセンターから学園並木に乗り入れていますが、再編後も継続されます。路線名は筑波駅の掲示より
 (再編前)筑波駅-北条-田中-つくばセンター・学園並木線
 (再編後)筑波山-北条-小田-つくばセンター・学園並木線
となりました。つくばセンターに出来るTXの駅名が『つくば駅』なので、TX開業と同時にバス停名が『筑波駅』から『筑波山』に改称。その後、再改称されて『筑波山口』となっています。
 なお、本路線は当時のつくば市内を運行する関東鉄道(バス)の路線で唯一の補助金交付対象路線でした。約1,000万円の赤字の約半分をつくば市が補助していた理由として、筑波鉄道廃止に伴い、地域の生活交通手段の代替交通として運行していたためで、完全に旧鉄道に沿っていないものの筑波鉄道代替交通機関のひとつとして扱われていました。
 平成18年4月には本路線と競合する『つくバス』(つくば市のコミュニティバス。運行は関東鉄道に委託)の北部シャトル(つくばセンター~筑波山口間)が運行を開始します。その影響で平成19年8月31日の運行をもって本路線は廃止されてしまいました。

 路線再編直前の平成17年8月17日につくばセンターから筑波駅まで乗車しました。北部工業団地までの存続区間内で7名下車。経路変更区間の東田中付近から筑波山がよく見えます。廃止される筑波愛児園バス停で1名下車。ここまで片側2車線の東大通り(ひがしおおどおり)を走りますが、右折してすぐの筑波支所前バス停辺りから旧筑波鉄道(昭和62年廃線)沿線を走るので、同線沿線近くまで都市化が進んでいるといえます。そう考えると筑波鉄道の廃止が悔やまれます。廃線跡のサイクリングロードを見ながら北条周辺を循環。計2名下車。終点筑波駅で私を含め3名下車。鉄道時代の雰囲気を残す貴重なバス駅です。
 帰りのバスは高エネルギー加速器研究機構バス停まで私のみ。そこから4名、筑波大学内区間で6名乗車しました。いずれも存続する区間からの乗車でした。

【写真(平成17年8月17日撮影)】
b6eeb933.jpg20050817関東鉄道バス61系統とJRバス関東筑波駅 筑波駅にて撮影。写真左はつくばセンターから到着したばかりの61系統。
 写真右の中央は61系統。その左はニューつくばね号(関東鉄道とJRバス関東による運行。東京駅~筑波駅(当時)間)のJRバス関東担当便。右は関東鉄道バスの土浦駅-北条-筑波駅路線で旧筑波鉄道沿いの代替バスです。
20050817関東鉄道バス61系統廃止区間東田中バス停付近20050817関東鉄道バス61系統筑波駅掲示のお知らせ 写真左は廃止区間内にある東田中バス停付近で撮影。正面に筑波山が見えます。
 写真右は筑波駅に掲示されていた61系統の旧路線廃止と新路線運行開始のお知らせ。








20050817関東鉄道バス筑波駅掲示の路線図20050817関東鉄道バス筑波駅掲示の時刻表 訪問当時の筑波駅掲示の路線図と時刻表。平成22年現在、更に廃止路線が増えています。





20050817関東鉄道バス筑波駅停留所名変更のお知らせ20050817筑波駅掲示の関鉄グリーンバス急行バスのご案内 写真左は筑波駅停留所名変更のお知らせ。
 写真右はTX開業と同日より関鉄グリーンバスがつくばセンター~筑波山~岩瀬中央公民館間に運行する急行バスのご案内。旧筑波鉄道沿線から速達化が図られたものの平成19年3月に早くも廃止されてしまいます。




※平成17年8月19日掲載(本文、筑波駅のバス写真1枚)
※平成22年3月02日更新(本文加筆修正、写真追加)

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madoguchi13ban at 02:05│Comments(0) バス(2セク→3セク鉄道開業再編) | バス(2セク←2セク鉄道代替)

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