2006年05月15日
西日本鉄道 宮地岳線
【乗車券(平成18年5月5・6日乗車、6日収集)】
西日本鉄道が宮地岳線西鉄新宮〜津屋崎間の廃止を届け出ました。
当ブログ2006/4/2『平成18年度も廃線が…』で
>2月の時点では『福津市散策きっぷ』という企画切符も販売しており
と書きましたが、それは3月末で販売終了したそうです。
今回は気になっていた紙製の回数券がどのようなものか気になっての訪問でした。5月5日夜に宮地岳線全区間を乗車した際に貝塚・西鉄千早・和白・西鉄新宮・津屋崎で乗降し駅員の方々に色々尋ねてみたところ、回数券以外に手売り券(結局は車内補充券の事だったのですが…)が現存する事もわかりました。尚、宮地岳線に手荷物切符は無いそうです。団体乗車券については尋ねていません。
《津屋崎駅(早朝のみ)》
・車内補充券 ※ゴム印で名香野を千早に訂正
津屋崎駅には夜間、3編成の列車が停泊するようです。その関係からか、早朝の6:15分の3番列車発車時まで車内補充券による乗車券販売を駅事務室内で行っています。毎日販売しているようですが、そこ以外・その時間帯以外は一切販売していない、との事です。貝塚からの宮地岳線始発では津屋崎始発の3番列車には間に合いませんので訪問するには工夫が必要です。
(私は博多周辺に泊まっていたので、鹿児島本線始発でJR福間駅に向かい、同駅からタクシーを利用しました。タクシーは所要時間7〜8分で運賃1,100円くらい。JR福間駅には早朝から数台のタクシーが停まっているそうです。)
注意事項として通常の窓口営業は6:53(確か)からで、手売りの回数券の販売はそれ以降となりますので、津屋崎で車補と回数券の両方を入手されたい方は時間に余裕を持って出かけられた方が良いと思います。
《区間指定回数券(手売り)》
・区間指定回数券(小児用)
・区間指定回数券(大人用)
※写真では省略していますが11枚綴りとなっています。
※(補足)貝塚・西鉄千早・和白・西鉄古賀・津屋崎の各駅で尋ねたところ、いずれの駅も区間はゴム印で補充するそうです。又、津屋崎では『各駅共通のものを使っている』と聞きましたので、発行駅名のゴム印に拘らない方は1駅で購入しても良いのではないでしょうか。
※写真の券の場合は
左側のゴム印が区間(西鉄古賀←→古賀ゴルフ場前)で、
右側のゴム印が発行駅・有効期間となっています。
※宮地岳線の運賃帯は6区にわかれており、写真の券の場合は1区(最安)。但し、その場合だと上部の控え片(運賃帯により切るところが変わる)が多く切られる事になります。
西鉄新宮を除く廃止予定区間内各駅と廃止予定外の一部の駅で扱っています。同社ホームページに回数券発売箇所・発売券種が記されていますが、何故か廃止予定区間は発売箇所として記載されていません。このホームページの発売券種の見方は
『全駅相互間』‥手売りの回数券
『○○(駅名)を起点に全区間』‥機械発券
のようですが、
・千早駅の発売券種には細かく区間が記されていますが、そこに記されている区間は
券売機で発行出来ない区間で、それらのみ手売りの回数券で対応する
・貝塚は定期券販売所のみ手売り券。その営業時間外は券売機でしか買えない。
といった例外もあるので注意が必要です。又、宮地岳線全体での注意事項ですが
・早朝と夜間(20〜21時以降)は無人となる駅が多い。
・特に廃止予定区間内の古賀ゴルフ場前・花見・西鉄福間・宮地岳は昼間〜夕方
にかけても無人の時間帯がある
ので、訪問の際は事前に御確認下さい。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【記念券】
《西鉄宮地岳線唐の原駅開業・三苫駅折り返し運転開始
・地下鉄2号線貝塚駅接続記念乗車券(昭和61年11月発行)》
日比谷鉄道フェスティバル西鉄ブースで見つけた記念乗車券で写真左が表面、写真右が内側。長ったらしいタイトルです。福岡市営地下鉄2号線という名称は、現在では愛称名:箱崎線で呼ばれおり、昭和54年以前はその2号線の前身といえる西鉄貝塚線(福岡市内線)が接続していました。貝塚線の廃止から7年間は、貝塚から福岡市中心部まではその代替である西鉄バスが主要交通機関でした。
さて、その宮地岳線ですが福岡市営地下鉄箱崎線との乗り入れが計画される一方で、記念乗車券のタイトルにもある三苫駅から先の津屋崎までの赤字は深刻な問題で、最近では西鉄から沿線自治体に第3セクター化や赤字の負担といった対策について打診があったそうです。この区間においてもJR鹿児島本線と並行しており今後が気になるところです(※その後、先述の通り廃止を届け出ました)。
※2005年10月24日掲載(記念乗車券)
※2006年05月15日更新(車補、回数券)
【関連記事】
《西日本鉄道のメイン記事》
西日本鉄道 天神大牟田線
《関連路線》
西日本鉄道 (総称)福岡市内線
西日本鉄道が宮地岳線西鉄新宮〜津屋崎間の廃止を届け出ました。
当ブログ2006/4/2『平成18年度も廃線が…』で
>2月の時点では『福津市散策きっぷ』という企画切符も販売しており
と書きましたが、それは3月末で販売終了したそうです。
今回は気になっていた紙製の回数券がどのようなものか気になっての訪問でした。5月5日夜に宮地岳線全区間を乗車した際に貝塚・西鉄千早・和白・西鉄新宮・津屋崎で乗降し駅員の方々に色々尋ねてみたところ、回数券以外に手売り券(結局は車内補充券の事だったのですが…)が現存する事もわかりました。尚、宮地岳線に手荷物切符は無いそうです。団体乗車券については尋ねていません。
《津屋崎駅(早朝のみ)》
・車内補充券 ※ゴム印で名香野を千早に訂正
津屋崎駅には夜間、3編成の列車が停泊するようです。その関係からか、早朝の6:15分の3番列車発車時まで車内補充券による乗車券販売を駅事務室内で行っています。毎日販売しているようですが、そこ以外・その時間帯以外は一切販売していない、との事です。貝塚からの宮地岳線始発では津屋崎始発の3番列車には間に合いませんので訪問するには工夫が必要です。
(私は博多周辺に泊まっていたので、鹿児島本線始発でJR福間駅に向かい、同駅からタクシーを利用しました。タクシーは所要時間7〜8分で運賃1,100円くらい。JR福間駅には早朝から数台のタクシーが停まっているそうです。)
注意事項として通常の窓口営業は6:53(確か)からで、手売りの回数券の販売はそれ以降となりますので、津屋崎で車補と回数券の両方を入手されたい方は時間に余裕を持って出かけられた方が良いと思います。
《区間指定回数券(手売り)》
・区間指定回数券(小児用)
・区間指定回数券(大人用)
※写真では省略していますが11枚綴りとなっています。
※(補足)貝塚・西鉄千早・和白・西鉄古賀・津屋崎の各駅で尋ねたところ、いずれの駅も区間はゴム印で補充するそうです。又、津屋崎では『各駅共通のものを使っている』と聞きましたので、発行駅名のゴム印に拘らない方は1駅で購入しても良いのではないでしょうか。
※写真の券の場合は
左側のゴム印が区間(西鉄古賀←→古賀ゴルフ場前)で、
右側のゴム印が発行駅・有効期間となっています。
※宮地岳線の運賃帯は6区にわかれており、写真の券の場合は1区(最安)。但し、その場合だと上部の控え片(運賃帯により切るところが変わる)が多く切られる事になります。
西鉄新宮を除く廃止予定区間内各駅と廃止予定外の一部の駅で扱っています。同社ホームページに回数券発売箇所・発売券種が記されていますが、何故か廃止予定区間は発売箇所として記載されていません。このホームページの発売券種の見方は
『全駅相互間』‥手売りの回数券
『○○(駅名)を起点に全区間』‥機械発券
のようですが、
・千早駅の発売券種には細かく区間が記されていますが、そこに記されている区間は
券売機で発行出来ない区間で、それらのみ手売りの回数券で対応する
・貝塚は定期券販売所のみ手売り券。その営業時間外は券売機でしか買えない。
といった例外もあるので注意が必要です。又、宮地岳線全体での注意事項ですが
・早朝と夜間(20〜21時以降)は無人となる駅が多い。
・特に廃止予定区間内の古賀ゴルフ場前・花見・西鉄福間・宮地岳は昼間〜夕方
にかけても無人の時間帯がある
ので、訪問の際は事前に御確認下さい。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【記念券】
《西鉄宮地岳線唐の原駅開業・三苫駅折り返し運転開始
・地下鉄2号線貝塚駅接続記念乗車券(昭和61年11月発行)》
日比谷鉄道フェスティバル西鉄ブースで見つけた記念乗車券で写真左が表面、写真右が内側。長ったらしいタイトルです。福岡市営地下鉄2号線という名称は、現在では愛称名:箱崎線で呼ばれおり、昭和54年以前はその2号線の前身といえる西鉄貝塚線(福岡市内線)が接続していました。貝塚線の廃止から7年間は、貝塚から福岡市中心部まではその代替である西鉄バスが主要交通機関でした。
さて、その宮地岳線ですが福岡市営地下鉄箱崎線との乗り入れが計画される一方で、記念乗車券のタイトルにもある三苫駅から先の津屋崎までの赤字は深刻な問題で、最近では西鉄から沿線自治体に第3セクター化や赤字の負担といった対策について打診があったそうです。この区間においてもJR鹿児島本線と並行しており今後が気になるところです(※その後、先述の通り廃止を届け出ました)。
※2005年10月24日掲載(記念乗車券)
※2006年05月15日更新(車補、回数券)
【関連記事】
《西日本鉄道のメイン記事》
西日本鉄道 天神大牟田線
《関連路線》
西日本鉄道 (総称)福岡市内線